ヒマヒマノキ ~歩いて、見て、楽しんで~

庭園・街の花、まつり・名所。いろいろな出会いを,その時々の想いを交えて、皆様にお届けします。

灯りに浮かぶあじさい ~小平市あじさい公園~

2024-06-13 | 公園・庭園・名所

アジサイが、あちこちで咲いているのを目にします。
テレビや新聞などでは、アジサイの名所が紹介されて
います。たくさんのブロガーさんがアジサイの記事を
アップしています。
     
ところで、アジサイ(ガクアジサイ)は日本原産です。
このガクアジサイから生まれたホンアジサイがヨーロッパに
わたり、品種改良されて西洋アジサイが生まれたのだそうです。
  
アジサイといえば、その風情が、古来和歌や短歌に
詠まれてきています。
ネットをみると、与謝野晶子の次のような短歌が
紹介されていました。

紫陽花も  花櫛したる  頭をば  うち傾けて  なげく夕ぐれ」

こうした風情のアジサイも詠まれていたんですね。



そんな折、たまたま新聞に、小平市の「あじさい公園」が
夜間ライトアップされると出ていました。
どんな光景が見られるかライトアップ初日に行ってみました。



駅から公園に向かう散歩道です。思ったほどの人では
ないようです。





園内に入ると、数か所、ライトに照らし出された
あじさいが浮かび上がっていました。













静けさの中のあじさいとでも言ったらいいの
でしょうか。
日中とはまた違った雰囲気で、穏やかさ、
柔らかさ、もの寂しさを感じます。











夜間のあじさいは、やはりうまく撮れません。















西洋アジサイの立ち姿は、柔らかさの中に
きりっとしたものがあります。





ガクアジサイは、風雅な趣を感じます。

これから梅雨を迎えます。雨の雫に濡れた
アジサイの風情も素敵なものになるだろうと
思います。

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健康の神様にお参りしてきました ~川越八幡宮~

2024-05-29 | 公園・庭園・名所

まだちょっと体にだるさが残っていますが、
近場の散歩だけでなく、どこか適当な
スポットに行ってみようと思いました。
   
あまり混んでいないところがいいんですが、
とは言え、混んでいるかいないかは、行って
みないとわかりません。
かなり混んでいた場合は、パスすればいい、
そんな気持ちで出かけました。
  
川越には、何度も行っていますが、東武線の
川越駅近くの寺社は行ったことがありません。
東武線を楽しむのもいいなと思い、早速に乗車。

降り立った川越駅で案内所にいくと、
八幡様が近くにあるとのこと。
もらったマップをみると
「川越八幡宮」
と出ています。
そこには「〈健康の神様〉足腰・目の神様・
厄除桃・ぐち聞き様」と書かれています。
なんと今の私にぴったりじゃありませんか。


駅からも近いです。初めての道です。
散策マップを見ながら進むと、一方通行の
通りに「八幡通り」の旗が見えました。
有名な神社なんですね。
神社の由緒書きを見ると、創建は1030年。
1457年に川越城が築城されてからは、
歴代城主酒井一族の崇敬を得て八幡宮が
維持され、以降地域の守護神として
崇められてきているようです。
創建されて1000年に及ぶ由緒ある神社なん
ですね。
神社は参詣の人が絶えませんでしたが、
夕方近くということもあってか、
混みあうこともなく静かな佇まいです。









表参道から見た社殿です。その下の写真は、
社殿前の手水舎の手水鉢です。
鉢に書かれている文字は、「漱(そう)」と
「盥(かん)」です。「漱」は“すすぐ”の意味で、
「盥」は“たらい”の意味です。
つまり、手を洗い、口をすすぎ、身を清めると
いう意味だそうです。もしかして「盥漱」と
読むのかもしれません。
うんちくはともかく、花手水が清々しく感じられ
ました。


   


境内にはいろいろなご利益をもたらしてくれる
神様が鎮座しておられました。
境内に祀られている「民部稲荷」です。
足腰の神様だそうです。腰痛平癒、健脚祈願
とあります。

マラソンの公務員ランナーとして、完走記録が
ギネスブックにも認定されている川内優輝選手が
奉納した足形がありました。




 
スポーツ・健康だけでなく、良縁子育て祈願の
イチョウの樹です。
夫婦イチョウというのだそうです。
根元の像が可愛いです。



こちらは厄除けの「厄除桃」だそうです。



さらには、目薬の木です。脇に目の神様の像
(目の神様)があったようですが、撮り忘れました。
やはり私は目が悪いようです。信心が足りません。




      




社殿に向かう裏参道(西参道)です。
参道脇のアジサイの花生けが素敵でした。


     














神社の境内にはアジサイが咲き出していました。
アジサイは優しい花ですね。
もうすぐ6月。各地でアジサイの花だよりが聞かれる
時期になりました。
アジサイと言えば梅雨です。
東京の梅雨入りはいつになるでしょうか。

川越八幡宮が健康の神様とは全く知りませんでした。
川越駅からまるで導かれるようにお参りしてきました。
一所懸命お参りさせていただきましたので、
神様が私の回復を聞き届けて下さるに違いありません。
どうかお守りください

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歩くこと、いいもんですね ~練馬区ローズガーデン~

2024-05-25 | 公園・庭園・名所

外に出て歩くと、ちょっと疲れる感じがしています。
      
病院の中を歩くことが禁止されていたわけでもなく、
少しはそれなりに歩いていたつもりですが、
まだ何となくふくらはぎのあたりがだるいんです。
考えてみれば、診察も検査も、もちろん食事も、
ほとんど歩かずに済む生活でしたから、
体が楽をしようとしているせいかもしれません。
これでは、筋力が衰えます。
        
そこで思い切って、時々行っている練馬区の
バラ園(ローズガーデン)に出かけてみました。
バスと電車の乗り継ぎで、それほど歩く必要も
ないので、ちょうどいいかなと思ったわけです。






      


バラは、見頃をちょっと過ぎた感じでしたが、
スタッフの方が萎れた花をつんだり、花手水を
つくったり、手入れに余念がありません。
きれい、その一言に尽きます。
おかげで、結構な人が、見事にレイアウトされた
園内のバラなどを楽しんでいました。


    
















   


写真は、ほんの一部ですが、いろいろな色や姿の
バラがあるものです。
一輪一輪のバラも良し。こんもり咲くバラも良しです。














まさに、色とりどりに咲き誇っています。



このバラ園の特色は、主役のバラを中心に、
いろいろな山野草や他の草木が配置され、
見事なレイアウト、デザインがなされている
ことです。
規模は大きくなくても、植物園としての
楽しみもあることが魅力的です。

例えば、スモークツリーも園内のアクセント
であると同時に、素敵な存在になっています。



樹々や山野草もうまく溶け込んでいます。
コガクウツギ。



バイカウツギ。


    
サラサウツギ。
(違っていたらすみません。ご存知の方教えてください)



コバノズイナ。



これは何と言うんでしょうか。かわいいです。
これも教えてください。



コボウズオトギリ(ヒペリカム)。



こちらは、いわゆる園芸種の草花ですね。
キバナオナガオダマキ(たぶん)。



セイヨウオダマキ。



アルストロメリア。



ペンステモン・ジギタリス(ハスカーレッド)



バーバスカム。

スタッフさんに、「バラとの組み合わせが
いいですね」というと、にっこりされていました。
バラだけでも大変だと思いますが、そのほかの
草木もあり、日頃から手入れがさらに大変だと
思います。
仕事とはいえ、皆さんお花が大好きなんですね。

久しぶりの、外出、出歩きは楽しいものに
なりました。

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鮮烈な装い ~文京区:根津神社つつじ苑~

2024-04-26 | 公園・庭園・名所

外に出てみると、ツツジが鮮やかに咲いています。
家々や通り沿いの花壇、集合住宅の垣根、あちら
こちらが赤やピンクなどで彩られています。
季節は初夏に入ったんですね。




ツツジというと、毎年見に行っているのが
根津神社のツツジです。
毎年、上の写真のような満開のツツジが楽しめ
ます。根津神社に限りませんが、ツツジは
どの名所でも、鮮やかというか、艶やかというか、
その色合いには、ただただ圧倒され
ます。

ネットを見ると、この根津神社のツツジは、
「文京つつじまつり」として行われています。
期間は、3月30日から4月30日までとなって
います。ちなみに、文京区の花はツツジになって
いますので、区としても力が入っているイベント
なんですね。



出かけたのは先週土曜日。会期の後半過ぎです。
それほど混むこともないだろうと考えて、最寄り駅
を降り、ぶらぶら街歩きを楽しみながら、目指す
根津神社へ。


     
屋台店がずらっと並ぶ西口から、境内に入り、
本殿・
拝殿を左手に見ながら、楼門のあたりまで来ると、
写真のように、人・人・人です。

しかも「つつじ苑」の受付入口まで、
ぐるっと長い列ができていました。
外国人観光客も多いですね。

せっかく来たにもかかわらず、桜のほうは、
開花が遅れて堪能できなかった来日客も
多かったようですが、ツツジのほうは着実に
咲いているようですし、おそらくピッタリの
観光になっているのでしょう。

さて、いよいよ受付を通って、つつじ苑に
入苑です。

























入苑者が多い割には、渋滞でちっとも先に進まない
ということはありませんでした。
両サイドのツツジを撮ったり、行く手を見上げながら
撮ったり、夢中で撮りました。
ゆっくりゆっくり人波が進んでいきます。















写真を撮るのに絶好のポイントになると、
ちょっと足取りが止まったりしましたが、
皆さんほとんどスマホです。
手慣れたものです。素敵なツツジを背景に、
すかさずパシャッと記念写真。
自撮りも手慣れたものです。2・3人のグループで、
はい、Vサイン (^_^)v。
ゆっくりしたペースが、かえってツツジを楽しむ
のにちょうどいいようにさえ感じられました。

緑の木立の中の色とりどりのツツジ。
この光景はイルミネーションのような形で
表すことは、ほとんど難しいでしょうね。

初夏の装いを、しっかり楽しむことができた
一日でした。

世界が平和でありますように!

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世界中で楽しまれているチューリップ ~昭和記念公園~

2024-04-19 | 公園・庭園・名所

昭和記念公園のチューリップは今がちょうど
見頃です。都内でも屈指の名所です。
おそらくたくさんの人出でしょう。毎年カメラで
撮ってきましたが、
今年もでかけてみました。

公園の中心部にある“原っぱ広場”です。ここは
とにかく広い原っぱなんです。
いつものように家族連れを中心に歓声が響いて
いました。
この写真で見るだけでも、かなりの人ですから、
チューリップ畑のほうにはもっと多くの人がいる
はずです。

ところで、チューリップは品種改良されて、
今やいろんな色や花びらのものがあるようです。
この昭和記念公園では、202種25万球が植え
られているのだそうです。


















原っぱ広場の隣が、小川と小さな池のある
“渓流広場”になっています。
チューリップは、その小川や池のまわりに
レイアウトされています。
予想した通り多くの人出です。
外国から観光にきたと思われる人もずいぶん
多く見られます。















コンデジや、中には大きなカメラで
撮っている人もいましたが、今はほとんど
と言って
いいほど、スマホです。
チューリップを撮るだけでなく、花を
背景に自撮りする人が目立ちます

みんな楽しそうです。






  
私たち日本人は、チューリップ大好きだと思います。
学校の音楽の時間にならった「唱歌・チューリップ」

  「さいた さいた チューリップのはなが 
   ならんだ ならんだ あか しろ きいろ
   どのはなみても きれいだな」

誰でも知ってますよね。

 

   

     
小学校の頃、チューリップを鉢植えで
育てたりしませんでしたか。


  

  
チューリップの生産ですが、世界のいろいろ
な国で生産が
行われています。
正確なデータは見つけられません
でしたが、
その中でも断トツ1位の生産量を誇るのが
オランダです。

ヨーロッパではイギリスやフランスなど、
アジアではトルコや中国、そして日本も生産が
盛んな国に数えられるようです。



ところでネットをみていましたら、
チューリップの原産国はオランダかと思いきや
そうではなく、中央アジアの今のトルコの
地域のようなんですね。
歴史的には、トルコからヨーロッパに伝わり
世界に広まっていったようです。
ちなみに、トルコの国花はチューリップだ
そうです。

チューリップは、それぞれの国の文化に
溶け込んでいます。
オランダやトルコなどで行われる
フェスティバルは有名ですね。

チューリップをはじめいろいろの花が
世界中で愛で、楽しまれるということは、
世界が平和であってこそのことです。
どうか、
世界が平和でありますように!

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さっそく桜を楽しんできました ~小石川後楽園~

2024-04-01 | 公園・庭園・名所

昨日の31日(日)は快晴でした。しかも28℃の夏日に
なりました。開花宣言(東京)があって二日目です。
まだそれほど花は開いていないかもしれない、
と思いつつも、ひょっとして穴場があるかもしれません。
ネット検索をすると、なんと小石川後楽園が7分咲きと
出ているではありませんか。
お昼もだいぶ過ぎていますし、今から行くなら人出も
たいしたことはないだろうと、のんびり構えて出かけました。


ところが、最寄り駅で電車を降り、園の正門に向かうと、
なんと受付の前は、入園券を求める人の列ができています。
どうやら、皆さん考えることは一緒だったようです。










     

                       


小石川後楽園は回遊式の庭園で、徳川御三家・水戸藩の上屋敷。
春は園内の樹々の緑と桜のコントラストが美しいところです。






     

     
入口を入ると、すぐ前の枝垂れ桜に人だかりがしていました。
園では、この桜の開花がだいぶ進んでいるようでした。
確かに見事な桜です。









枝垂桜を取り囲むようにしてたくさんの人が
桜の写真を撮っています。
桜を撮るだけでなく、花を背景に記念写真を
撮る人など大勢の人です。
外国からの観光客も多いようです。
せっかく来日したにもかかわらず、ツボミばかり
だったと思いますから、さぞ嬉しい開花でしょう。




      
枝垂桜の脇の小ぶりな桜にも、カメラを向ける人が
絶えません。人が途切れることなくやってきます。
なかなかシャッターを切ることができません。
待ちに待った本番の桜の開花ですから仕方がないです。



小石川後楽園は桜の樹の数はそう多くはなかった
ように思います。
奥の方にも桜の樹があったはずですが、池の周りで
写真を撮るうちに疲れてきました。

都内には、名所はたくさんあります。
そこで今回は短時間で引き上げることにしました。








正門前には早くもツツジがだいぶ咲いていました。
その脇には、小さな木に白い花が咲いていました。
これは名前が何かわかりません。
いずれにせよ、次々と花が咲いていくことでしょう。
このまま行くと、あっという間に初夏の気候になる
かもしれません。自然にあおられそうです(笑)。

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いつまでも元気でいてくださいね ~所沢・多聞院~

2024-03-23 | 公園・庭園・名所

これまで通所リハビリをずっと一緒に受けていた
Aさんが、今月退所しました。
      
Aさんは、介護スタッフさんから励ましを
受けながら、リハビリを頑張っていた
優しい方でした。
最近、少しづつ歩きがゆっくりになって
いましたので、体力的なこともあった
のかもしれません。
     
体の動きが衰えてくると、どうしても外出が
おっくうになります。リハビリは、合間に
いろいろな方とおしゃべりができますし、
話も聞いてもらえます。それもリハビリの
効用です。
とりわけ女性陣は、いつも話の花を咲かせて
います。おしゃべりで、たくさん元気が
もらえるんですね。

「あなたは若いのに頑張らなきゃ」と逆に
励ましてくれたり、「いいわね」と私の
折り紙をもらっていってくれたり。
Aさんとは気が合いました。とても残念です。
いつかどこかで、ばったりお会いすることが
あればうれしいなと思ってます。
どうかお元気でお過ごしください。

久しぶりに、所沢の多聞院にでかけてみました。





毘沙門堂、狛寅。多聞院はいつもどおり静かな
佇まいです。家族の健康、そして世界の平和を
祈らせていただきました。





ジンチョウゲのいい香りがただよっていました。



ジンチョウゲの仲間のオニシバリ(鬼縛り)です。
終わりかけのようでした。
オニシバリの名前の由来は、樹皮が強いため、
この樹皮で鬼を縛っても切れないだろうということで
名付けられたとか。



ミツマタです。これもジンチョウゲ科の木なんですね。





これもジンチョウゲ科のシキミ(シキビ)です。
線香の原料になるそうですから、仏教とのかかわりが
深いといわれる木です。



サンシュユ(山茱萸)は、満開でした





アセビ(馬酔木)もたくさんの花をつけていました。



いつもじっと我慢の構えの「鬼の悟り」の像です。
きっと悟りを開いたんでしょうね。



こちらは「鬼の寒念仏」像です。
以前紹介しましたが、偽善者を風刺したもの
と言われます。



ユキワリソウ(雪割草)は、時期を過ぎた
ようです。





八重のキクザキイチゲです。



バイモ(貝母)は、今が時期なんでしょうか。





カタクリが花を開き始めていました。
これからが見頃になると思います。





多聞院は山野草が中心で、園芸種は少ないんですが、
ヒヤシンスの花が、あちこち顔をだしていました。

 


多聞院の花は、私たちに何を語りかけている
のでしょうか。
どうして、人間は争いをやめないのか。
どうして世界は争いが絶えないのか。

毘沙門堂に掲げられた「 世界平和」の言葉を、
改めてかみしめたいと思いました。

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青梅市の雛まつり展2 ~津雲邸の雛飾り~

2024-03-05 | 公園・庭園・名所

前回に続き、津雲邸の雛まつり展です。
津雲邸は現在歴史資料館として運営されています。
     

     
展示されている”ひな人形”と”極小ひな道具”は、
主に江戸後期から末期の作のようで、700点から
800点はあるようです。
上の写真は展示物を
説明した説明板ですが、
光が反射してうまく撮れませんでした。

ここに書かれた内容については、当日は、
展示室(1階と2階の和室)ごとに、それぞれの
スタッフの方が、詳しく説明してくれました。
興味深い説明が次々あったのですが、内容が盛り
だくさんで理解が追いつきませんでした。
ちょっと惜しいことをしました。

 

   






津雲邸のひな人形は有職雛(ゆうそくびな)といい、
公家の風俗を忠実に縮小した雛人形だそうです。
本来は公家がその家の格式に応じた雛人形を特別に
作らせていたもので、公家と縁戚関係にある上級武家
や富裕な町屋などでも所有していることがあったとか。





これは有職雛の一つですが、稚児雛といい、
幼子の姿でつくられた変わり雛なのだそうです。



立雛(たちびな)です。
紙雛ともよばれ、幼子の病気や災厄を祓い
無事な成長を祈る雛人形だそうです。




        
これは初参人形(ういざんにんぎょう)とよばれ、
いわゆる雛人形ではなく、公家の子女や能役者・
狂言者の子弟らが御所に初めて参内した時に
天皇より下賜された人形なのだそうです。




     
御所人形と呼ばれるもので、大名が参勤交代の際、
御所にご挨拶の目録を贈る風習があり、
その返礼品として賜ったものだそうです。



こんな変わり雛もありました。
鳴子こけしの雛人形です。
東北人の私には、懐かしさを覚えます。







たくさんの雛道具が展示されていました。
どれも極小です。つまり精緻なミニチュアです。

これらがつくられるようになった理由ですが、
スタッフの方の説明は次のようなことでした。
聞き違っていたらすみません。
 『
江戸時代の改革で、「贅沢禁止令」が出された影響で、
 職人が技を磨き極小の道具をつくるようになったため。
 その結果返って高価で精緻なものがつくられるように
 なっていった。』
よくわかりませんが、禁止令は
天保の改革の時
でしょうか。ともあれ、どれも素晴らしいつくりです。

写真に撮り忘れましたが、ギヤマン(薩摩切子や
江戸切子などのガラス細工)の小さなグラス一つでも、
評価は10万円くらいらしいですよ、との説明でしたから、
もはや工芸品以上ですね。




        

      
中には、尾形乾山(尾形光琳の弟)の作と思われる
ものも展示されていましたので、こうなるとまさに
文化財ともいえる美術品ですね。
(※一枚目の写真の上段の右側です。内裏雛のアップ
 の写真は青梅市観光協会のHPからお借りしました。)


   

   

       
その他、飾られていた掛け軸もかなりの
値打ちのもののようでした。

青梅に、財を投じてこのような接遇施設をつくった
津雲氏は相当な方だったと思いますが、
同時に青梅という地が、歴史的に経済の要衝の地で
あったことを物語っているように思いました。

来年になるかもしれませんが、次に訪れる機会が
あれば、今度はじっくり収蔵品や建物のことを
聞きたいものです。

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青梅市の雛まつり展 ~津雲邸の雛飾り~

2024-03-03 | 公園・庭園・名所

今日(3日)は、ひなまつりの日でした。
各地で、いろいろな飾りつけや展示が
行われていることが、テレビなどで紹介
されていました。
しかし、近場で行われているところがあるか
どうか、そもそもまつりの実施会場やアクセス
など、ほとんど調べていませんでした。
そこで、東京郊外のひなまつりを
ネットチェックしてみました。
すると
青梅市でひな祭りの展示が行われている
ようです。
吉野梅林でよく知られている青梅です。
以前行ったことがあります。
さっそく、青梅線に乗ってでかけて
みました。








青梅駅の構内に、昭和の映画の主人公を絵にした
看板(ポスター)がいくつか掲示されていました。
懐かしいです。
青梅は昭和レトロを「売り」にしているんですね。
さて、ひな祭りの展示会場は、駅前の観光案内所で
行き方を教えてもらい、ぶらぶら歩いていきました。
確かにレトロな雰囲気を感じる街です。






    


目指したのは「津雲邸」です。
津雲邸とは、青梅出身で、衆議院議員だった
津雲國利氏(1893~1972)が、1931(昭和6年)
~1940年(昭和15年)にかけて建てた、
賓客をもてなすための迎賓施設です。
現在国の登録有形文化財に指定されています。

    



     




建物は京都から招いた宮大工と地元の大工
や職人との協働で造られたものだそうで、
内部のつくりは、和と洋を融合させた相当に
贅沢な造りになっています。
ちなみに、家紋は「蝶」だったそうです。


    
玄関を入ると、吊るし雛が飾られていました。
これは新しいのか古いのか、聞き逃しましたので、
よくわかりません。








津雲氏が収集したものと思いますが、
五段飾り雛人形(有職雛)です。
スタッフの方の説明をはっきり覚えていませんが、
確か「江戸後期の作で、位の高い公家の風俗を
身にまとっている、五人囃子は雅楽の
演奏をしている、三人官女はいない。
当時は、あるいは五段とか七段とか決まって
いたわけではなく、後々次第に豪勢な飾りに
なっていったようだ」といったことだったと
思います。

雛飾りの人形や道具がかなりの数に及んで
いました。
次回に続けて紹介したいと思います。(続く)

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合格の祈願がかないますように ~湯島天神の梅~

2024-02-11 | 公園・庭園・名所

病院通いが続いているせいか、気が晴れません。
せっかくの三連休です。
都心の梅の名所に出かけてみることにしました。
あまりにも有名すぎて、これまで行ったことが
なかった湯島天神です。
      
ちょうど梅まつりが開催されていました。
   
本来なら、参道の鳥居をくぐって、
本殿に向かうのが礼儀作法ですが、
メトロの湯島駅から境内に一番近いのは、
本殿北側の夫婦坂の石段なんです。
天神様には申し訳ありませんが、
裏から入らせていただきました。
もっとも人並みについていきましたら、
そうなってしまったんですがー。







本殿前の参道は、参拝客で長蛇の列です。
境内も大変な人出です。
電車・地下鉄を何回か乗り換えてきたこともあり、
少々疲れていましたので、本殿脇からお参り
させていただきました。
天神様、お許しください。






     


さて境内の梅ですが、三分から五分くらいの開花状況
でしょうか。さすが湯島の梅です。奥ゆかしさを感じます。


    


本殿の周囲には、受験合格を祈願するたくさんの絵馬が
かけられています。今まさに受験シーズンです。
絵馬の近くの梅の木には「思いのまま」という札が
かけられていました。「思いのまま」というのは、
この梅の木の品種名なんだそうです。
ma_kunさんが教えてくださいました。
ありがとうございます。
「思いのまま」、祈願された方の願いがかなうことを
お祈りします。







本殿脇に展示されていた盆栽の紅白の梅です。
相当の年数がたった、見事な枝ぶりのものです。
おそらくこれまで、多くの人の願いを見届けて
きたことでしょう。



私のほうは、境内にある天神様のお使いの牛の像を
撫でて、病気の平癒、健康長寿を祈願させて
いただきました。













ところで、本殿の梁というのか、長押というのか
わかりませんが、きれいな彫刻が貼りつけられて
いました。
やはり湯島天神ということで、立派なものなんで
しょうか。





境内では梅まつりのイベントが行われていました。
まつりの期間中、土日祝日に行われている催しの
ようです。
地域にとっても親しみのある天神様なんですね。
おかげで和やかな一日となりました。

世界が平和でありますように!

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やっぱり心が和みます~都立薬用植物園の花~

2024-02-02 | 公園・庭園・名所

このところ、大きな病院に精密検査のため
通院しています。特に自覚症状はないんですが、
念のためによく調べたほうがよいといわれて、
受診しています。
心配するほどのことはないと思うものの、
正直のところ、何となく気になってます。

     

    
先日、胸のMRI検査を受けました。MRIは初めてです。
円形の太い筒の中に入り、じっとしていることは
苦になりませんでしたが、大変だったのが撮影です。

検査技師の指示は、
『撮影のたびに、吸い込む息の量が変わると映像が
ずれてしまいます。大きく吸う必要はありませんが、
毎回同じくらいの息を吸って止めてください。』 

息は10秒ちょっと止めてないといけないんです。
これが10数回なんです。

自分で撮る花の写真なら、ちょっとぼやけても
”まあいいか”ですが、病気があるかどうか詳しく
診るための撮影です。”まあいいか”とされては
困ります。
とにかく、
じっと我慢の時間でした。

病院通いは、やはり気が滅入ります。
こんなときは花の写真を撮るのが一番ですが、
今は花がほとんどない時期です。
東京都の薬用植物園なら何かしらあるはずです。





薬用植物園に入り、奥のロックガーデンに
向かうと、目にしたのはクリスマスローズです。
上の写真が有茎種のコダチクリスマスローズ、
二枚目がジョセフレンバーという種類です。
クリスマスローズは、クリスマスという名前が
ついているので、12月に咲くと思ってしまい
がちですが、本来は2月頃から咲くんですね。





これはスプリングエフェメラルの一つで、
セツブンソウです。ちょっとピントが
あっていませんが、1.5cmくらいの小さい花
が顔を覗かせていました。





これもスプリングエフェメラルとして
数えられるもののようです。
スノードロップです。



これは花ではなく、コウヤボウキの冠毛です。
コウヤボウキの花は9月から10月頃が開花期
ですが、これまで花を見落としていたようです。



これはオウバイ(モクセイ科)です。
花は2cmくらいだったと思います。
よく似たウンナンオウバイの花は4cmくらいで、
オウバイより一回り大きく、開花は3月頃から
のようです。


   
キダチアロエです。1月頃にはすでに
開花していたようです。



紅色で八重咲の桜です。
名前はエレガンスミユキ。
開花期が秋(11~2月)と春(3~4月)の、
二度咲きの桜だそうです。
あまり見ることのない品種です。



植物園の中にある小さな温室に入ってみました。

定番のブーゲンビリアです。
花弁のように見えるヒラヒラした感じの
”花びら”は、実は苞葉なんだそうです。



ランの一種でパフィオぺディラムというんだ
そうです。大きな花です。
まるで食虫植物を思わせる形です。





同じランでも、こちらはコチョウランです。
花の形がエレガントです。





クワッシア(スリナム二ガキ)というんだ
そうです。まだツボミなのかもしれません。



これも変わった花です。
アリマウマノスズクサだそうです。
変わった名前ですが、命名は牧野富太郎博士で、
六甲山で発見した植物なんだそうです。
カンサンさんから教えていただきました。
カンサンさん、ありがとうございました。



キルタンサスというんだそうです。
山野草にこんな形の花がありましたよね。
マルバルコウでしたっけ。
一緒にしては誤解のもとですね(笑)。



上の写真の花が聖木とは、今回初めて知りました。


説明書きによると、ムユウジュ(無憂樹)
という名前で、釈迦誕生の木と言われるもの
だそうです。




別の説明書きによると、「花まつり」は
本来この花を愛でるものだったそうです。



何度もみているカカオの果実です。
とにかくでかい。
よく見ると果実は樹や枝から直接出て
いるんですね。


いつの間にか花に引き込まれていました。
やはり花はいいですね。心が和みます。
病気のことなどすっかり忘れていました。

世界が平和でありますように!

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伝えていきたい伝統文化 ~江戸東京たてもの園~

2024-01-20 | 公園・庭園・名所

各地での梅の開花をいろいろな方がブログで
紹介されています。
小金井公園の梅が咲き出したようですので、
久しぶりに行ってみました。
1週間ほど前のことです。






    




公園の一角にある梅園に行ってみると、全体的には
まだツボミでしたが、数本の樹が開花していました。
例年まっさきに花をつける白梅と紅梅の樹です。
休日ということもあって、たくさんの人が梅を楽しん
でいました。





ロウバイも、蠟のような花をつけていました。
明るい陽ざしの中の梅やロウバイの花は本当に
いいものですね。

せっかく公園にきましたので、奥のほうにある
「江戸東京たてもの園」に行ってみることに
しました。
たてもの園は65歳以上は割引になります。
しかもJAFの割引も使えますので、一般の方の
入園料の半額以下になります。
ありがたいですが、ちょっと申し訳ない気も
します。



たてもの園の本館から、庭に出るための屋外出口
に向かうと、出口手前の「坪庭」に飾り結びが
してありました。
以前、この時期に来た時に、庭の松の木などに
飾り結びがしてあったことがありましたので、
もしかして今年も飾られているのかもしれません。
いいときに来たみたいです。





ぶらぶら歩みを進めると、高橋是清邸の建物が
本館の曲面のガラスに映っています。
これは、私のお気に入りの光景なんです。
大げさに言えば、ちょっとしたガラスのアートです。



さらにぶらりと進むと西川家別邸です。



さてと、飾り結びはどこにあるか。
ありました、ありました。
別邸前の松林や、庭の松にこも巻きがして
あり、そのこも巻きの上に、飾り結びが
つけられています。
これはテントウムシです。

庭師さんの遊び心ですね。
この飾り結びができるようになるには
どれくらいかかるのか。
こうした結び方ができる人も少なくなって
いるのではないかと思います。
はたして技法を習得するには、どのくらいの
期間がかかるか、簡単ではないでしょうね。



トンボ。


ハチ。


ホタル。


カエル。


トカゲ。


キンギョ。


カマキリ。


クワガタムシ。


飛んでいるトンボ。


これはなんでしょう。ミノムシ?。
実は、回答の中に入っていないんです。

     
どれくらい飾られているか、ちょうど居合わせた
「たてもの園」のスタッフさんに聞くと、
18種類のようです。年々飾り結びが増えています
も言ってましたから、実際は、もう少しあるの
かもしれません。
ともあれ、ちょっと殺風景な松林に賑やかさが
感じられて、これぞお正月といった気分です。









さらに歩いていくと、昭和レトロな雰囲気のする
一角があります。お風呂屋さん(銭湯)は、子どもの
頃に行った銭湯が思い出されて、とても懐かしいです。
無理でしょうけど、年に1回くらいはお湯を張って
くれて、足湯くらいできたら最高なんですがー。





ちょうど、伝統工芸の村山大島紬(つむぎ)と、
型染・木版染の実演が行われていました。
時代が進むとともに伝統文化が消えてしまうことが
ある中で、こうした伝統技法を伝えていくことは
大変なことだろうと思います。
大事にしたいものです。

世界が平和でありますように!

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楽しいクリスマスを ~池袋西口エクストリームイルミネーション~

2023-12-23 | 公園・庭園・名所

相変わらず足のリハビリに通っています。
   
リハのプログラムの中に、立ったままする
”その場足踏み体操”があります。
この体操は、利用者全員が、
腕を振り歌をうたいながらやります。
曲は、高齢の利用者さんも歌いやすよう、
昔懐かしい昭和の歌謡曲や、童謡・唱歌が
歌われます。


 
先日のリハビリでは、”足踏み体操をしますよ”、
とのスタッフさんの声に、利用者が集まると、
目の前に、歌詞が書かれた大きな紙が出ていました。
題名はなく、次の歌詞が書かれていました。

はしれソリよ 風のように 雪の中を 軽くはやく
 笑い声を 雪にまけば 明るい光の花になるよ
 ジングルベル ジングルベル 鈴がなる 
 鈴のリズムに 光の輪がまう・・・・・

え、これって何の歌だっけ。すぐには曲がうかびません。
スタッフさんが、”ジングルベルです”、と口ずさむと、
みなさん「あ、あのジングルベル!!」。
この歌は、もちろん誰もが知ってますし、
よく耳にするんですが、声に出して
最初から歌うことは意外にないんですね。

というわけで、ちょっとつかえながら
小さな声で歌い出しました。
ところが、”ジングルベル”のところにきた
とたん、大きな声で大合唱!

もうすぐクリスマスということで、スタッフさんが
クリスマスソングを選んでいてくれたんですね。
みなさん楽しいクリスマスになりますように。


さて、この時期といえば、定番のイベントは
イルミネーションです。











なるべく混まないところが行きやすいので、
池袋駅西口の『エクストリーム イルミネーション』
を見に行きました。
場所は東京芸術劇場前の西口公園。
シンボルの「グローバルリング」の輪が、
青い「光のつらら」で飾られています。
若者を中心に、ここを訪れた人たちが
思い思いに光の空間を楽しんでいるようです。






     


「グローバルリング」回りの樹木も青一色です。
西口公園がブル―の電飾で彩られていました。






 
「グローバルリング」脇にあるフォトスポット「光の水族館」です。















今年は、魚たちが楽器とコラボレーション
しながら、歌をうたっているような感じです。
まさに記念写真を撮るなら、ここでどうぞ
という感じでした。













それぞれのパーツが可愛いので、一つ一つを
カメラに収めてみました。

まだまだ夜も早い時間でしたが、バスや電車を
利用してイルミネーションを見に行けるのも、
歩くことができるからこそです。
リハビリのおかげで、なんとか足の筋力の回復が
図られています。
改めてリハビリスタッフの方々に感謝です。

世界が平和でありますように!

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名残の秋です ~国分寺市:殿ヶ谷戸庭園の紅葉~

2023-12-09 | 公園・庭園・名所

三日ほど前ですが、しばらく訪ねていなかった
殿ヶ谷戸庭園に行ってきました。
紅葉がまだ残っていると聞いたからです。
教えてくれたのは庭園からそう遠くないところ
に住んでいる元の職場の同僚。
いろいろと話をしたかったこともありました。
    
その日は在宅のはずでしたので、庭園に向かう
途中で連絡すると、声を潜めて、今電話に
出られないので後で自分から電話を入れるとのこと。
その後SMS
に”病院で診察中”との連絡が入りました。
そういえば彼は先月はじめ急患で診察を受け即入院。
それが「大正解」で大事に至らず、検査結果もよく、
1週間ほどで無事退院。

三日前の日はちょうど予後を診てもらって
いたところでした。
結局会うのは次回にしましたが、年を重ねる
たびにどこかしら故障するのは仕方がない
ことです。お互い「もの忘れ自慢」をしながら、
とりとめもない話でストレスを発散するのは
何よりの「薬」です。
”会う、話す、聞く”は、やはり元気の元ですね。

さて殿ヶ谷戸庭園です。









ここは昭和の初め、当時の三菱財閥の岩崎家の
別邸だったところですが、現在は都立庭園に
なっています。
回遊式の庭園で、芝生地、崖下の湧水池、
樹林などが四季の風情を感じさせるものに
なっています。
紅葉は見頃を少し過ぎていましたが、晩秋の
夕暮れの風情を感じさせるものでした。

写真は、本館とその前の芝生地です。
立ち木などに、こも巻き・霜よけが施され、
冬の到来を感じさせています。










芝生地も穏やかに緑が広がり、モミジとの静かな
コントラストを描き出しています。




    


和風庭園の象徴の竹林も、夕暮れ時に静かです。













茶室(紅葉亭)まわりのモミジは、建物との調和を
考えて、茶室を包み込むように作られているように
感じられます。














         
崖下の湧水地は、この庭園で一番に四季の風情を
感じさせるところです。
「贅沢」な造りと言ってもいいのではないかと
思います。













モミジは一部まだ艶やかさを残していましたが、
落葉が季節の区切りを物語っていました。



ちょうど園内の小道沿いに、キチジョウソウが
随分と花をつけていました。
葉の間にひっそりと咲いていますので、
うっかりすると見過ごしてしまいます。
ところで、キチジョウソウを見ると幸運が
訪れるそうです。
さて何をお願いしましょうか。

世界が平和でありますように!

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思い思いの語らい ~昭和記念公園の黄葉~

2023-12-03 | 公園・庭園・名所

地域では樹々の紅葉が進み、通りの落ち葉も
多くなってきました。イチョウも黄色く色づいて
います。
数日前ですが、立川の昭和記念公園の黄葉を
見に行ってきました。



JRの西立川駅の改札を出ると、すぐ前が公園の
ゲート(西立川口)です。
訪れたのは平日でしたが、多くの人がゲートを
目指していました。
新聞などでも紹介されていましたから、
結構の人出になっていたのだろうと思います。
私のようなシルバーだけでなく、若い人たちの
姿も随分あります。
ゲートを入ってまっすぐ行くと、いつもの池です。
池の周りの樹々もすっかり色づいています。



目指すイチョウ並木はゲートから左手の
ほうですが、道の両脇には、ナンキンハゼを
はじめ、いろいろな樹々の色づきが目に
飛び込んできました。



とりわけ、大きなメタセコイヤの木は黄色く
色づき、堂々たる雰囲気です。
カメラを向ける人も多く、ちょっとした紅葉の
スター的存在でした。



イイギリの実はだいぶ高い梢から顔を
覗かせていました。
しばらく梢をみつめて、どう撮ろうかかと
あれこれ考えながら、「固まって」いると、
「あれは何の木ですか」と、後ろから来た
女性の方に尋ねられました。
「イイギリと思います」と答えましたが、
たどたどしく歩いては、よいしょとカメラを
向けるので、倒れやしないかと心配して
声をかけて下さったのかもしれません。
大丈夫です、カメラはコンパクト デジカメ
です、軽いです。
リハビリにも通ってますから、足腰は
まずまずです。ありがとうございます。





とにもかくにも颯爽と歩けば格好がいいんですが、
やはりそうはいきません。
よいしょ、よいしょと歩き、モミジの赤をカメラに
パチリ。私には、見栄や無理は禁物です。




さて、肝心のイチョウ並木です。
イチョウ並木の名称は、”かたらいの並木”。
並木に向かう手前の広場は、イチョウの
落ち葉を敷き詰めたようになっていました。
ベンチにも落ち葉が降りかかっています。
ここで若い人が語らえば、確かに絵になり
そうです。
でも私では、どう見てもよっこらしょの
一休みにしか見えないです。





青空にイチョウ。青と黄色のコントラスト。
何度見てもいいものです。















並木のトンネルは、見事と言うほかありません。
並木の手前で、三脚を立ててカメラを向ける人、
歩きながらカメラを向ける人、様々です。
イチョウの黄葉は決して鮮やかではないんですが、
こんなにも人を引き付けるのは、陽光の賜物なの
かもしれません。



ワンちゃんも、整列して記念写真に収まって
いました。もっとも、じっとしていません。
走りたくてしょうがないんでしょうね。
イヌの種類を尋ねましたら、
「オーストラリアン ラブラドール・・・・・・。」
む・むっ。舌を噛みそうな長い名前です。
記憶力が危うい身ですので、とても覚えられません
でした。

   
この昭和記念公園もそうですが、シルバーの方が
手をつないで散歩しているのを、訪れた公園などで
見かけます。
かつて、コラムニストの金平敬之助さんが、
「私は外出のときはよく妻と手をつないで歩くん
ですよ」とおっしゃっていたのを思い出します。
人生の喜び。しみじみ思うようになりました。

世界が平和でありますように!

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