ヒマヒマノキ ~歩いて、見て、楽しんで~

庭園・街の花、まつり・名所。いろいろな出会いを,その時々の想いを交えて、皆様にお届けします。

何とか撮れました。オオムラサキです。 ~清瀬市 伊藤記念公園・台田の辻~

2019-06-23 | 公園・庭園・名所
オオムラサキ。青紫の羽がとても美しい蝶です。
日本昆虫学会によって、国蝶に選定されている蝶です。

サイトを検索すると、都内では飼育しているところは限られているようで、
清瀬市の他荒川区の荒川自然公園や深大寺などで行われているようです。

ところで、昨年も清瀬市にある「伊藤記念公園 台田の辻」にでかけたんですが、
悔しいことに羽を広げたところを写真に撮ることができませんでした。

そこで、今年こそはと意気込んで、台田の辻に行ってみました。
結果は、今一ではありましたが、何とかカメラに収めることができました。



公園内には、大きなゲージが設けられています。ここで、ボランティアの方を含めて
スタッフの方による飼育活動が行われています。
飼育は平成25年度からだそうですので、取り組みは7年目ですね。

      



オオムラサキは、羽を広げると10センチほどの大きな蝶です。羽(表側)に美しい
青紫の模様を見せるのはオスなんです。

ゲージの中をオオムラサキがとび回っていますが、だいぶ高いところです。
下に降りてきてくれるのを、辛抱強く待つほかありません。



オオムラサキの顔です。なんと「堂々と」しているではありませんか(笑)。



オオムラサキが吸っているのは熟したバナナのようです。







オオムラサキは、越冬した幼虫が活動を再開し餌の葉を食べます。
幼虫はとても可愛いいです。



5月頃に頭を下にしてさなぎになり、6月頃には順次羽化して成虫(蝶)になります。









オスとメスは交尾し、卵を産み、8月頃には一生を終えるようです。



つまり、美しい青紫の羽根を見ることができるのは、成虫としての短い期間だけ
ということなんですね。
ちょっと不十分な写真ですが、ご覧ください。









今年もまだチャンスはあるんですが、素敵な写真はまた来年チャレンジします。
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令和のあじさい ~東京都府中市 郷土の森博物館~

2019-06-18 | 公園・庭園・名所
今、散歩していてよく目にする花があじさいです。
家の庭にこんもりと咲いていたり、道沿いに花がずっと続いていたりします。

あじさいが群生している名所はたくさんあります。その中で、今回は、
府中市の「郷土の森博物館」に行ってみることにしました。



2日ほど続いた雨もすっかり上がり、青空が広がっています。
梅雨の晴れ間といったところでしょうか。

「郷土の森博物館」の最寄り駅はJRと京王線が交わっている分倍河原駅。
その駅前の東芝ビルのガラスの壁面には抜けるような青空と白い雲が
映っていました。からっとはしていますが、暑いです。



バス待ちの人の列が長く続いています。満員のバスは、10分ほどして
博物館に着きました。
チケット売り場もちょっと混んでいました。
正門を入り、早速にあじさいの花を目指しました。



園内を入って左手には、明治・大正期などの建物の周囲や、散策路の両側
などにあじさいが咲き誇っています。
あじさいは、古い建物とよく調和する花ですね。しっとりとした景観を
醸し出しています。













丘を降りていくと池の周囲はあじさいの小径になっています。
足元から顔のあたりまで、たくさんの花を両側に見やりながら歩くのは、
あじさいならではの楽しみです。











疲れれば、茶店で団子や冷たいものを口にしたくなります。
しかし、ここも人で一杯です。



あじさいの花は、色とりどりでもどれも淡い色合いです。
やはり、日本画の世界ですね。





今日は、日本の美を感じましたなどと締めくくろうかと思っていたん
です。



でも、なんと、売店に「令和」のあじさいクッキーがあるじゃないですか。
これは買わなくてはいけません。



「時代は令和です。新しいものにも関心を持つことが大切です。」とか
なんとか、要は流行りのものに弱い私でした。
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花菖蒲に心が和みます ~葛飾区 堀切菖蒲園~

2019-06-10 | 公園・庭園・名所
「堀切菖蒲園」は、都内の花菖蒲の名所の一つです。
京成線の「堀切菖蒲園駅」から歩いて10分程度のところです。
これまで行ったことがありませんでしたので、行ってみることにしました。



「堀切菖蒲園駅」を出て下町の風情の残る道を歩いていくと、道の両側は
アジサイがちょうど見頃になっていました。
アジサイだけでなく、それぞれの家の前にはいろいろな花が植えられています。
中には珍しい花木もあり、ちょっとしたフラワーロードです。
地元の方が草花を大事にしているように感じられ、心が和みました。



パンフレットによると、堀切菖蒲園の歴史は古く、開設は明治期のようです。
戦後1960年(昭和35年)に都立公園となり、1975年(昭和50年)に葛飾区
に移管され現在に至っているとのこと。



訪れた日は晴天で、土曜日ということもあり、多くの人出です。
コンパクトに整備された公園内の各圃場には、よく手入れされた花菖蒲が
見事な花を咲かせています。













白、紫、赤紫を基調に、多様な品種の花がきれいなグラデュ江ーションを
描き出しています。













花菖蒲は、薄く柔らかな花びらです。やさしにあふれた花です。
梅雨のしずくを浮かべた花の表情もまた素晴らしいそうで、これを写真に収める人も
少なくないそうです。















花菖蒲の世界は、まさに日本画ですね。
私たちの心を和やかにさせてくれる初夏のひと時。
穏やかな一日になりました。








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バラは素敵な人生です ~東京都調布市 神代植物公園~

2019-06-05 | 公園・庭園・名所
毎年5月になると、バラをカメラに撮らなくてはと思いつつ、いつも見ごろを
逃していました。

気が付けばもう6月です。あわてて、神代植物公園に行ってみました。
ちょっとピークを過ぎた感じでしたが、何とか間に合いました。



バラというとこんなエピソードを思いだします。
「仕事人間」をしていた頃の話です。

職場の若手男子が、結婚を考えている女性に何をプレゼントしようか
考えているというので、冷やかし半分に「百本のバラの花束」はどう、
と話したところ、彼は早速にバラの花束をプレゼント。

バラは高価でしたから百本とはいかなかったようですが、それでも奮発した
らしく、喜ばれましたと嬉しそうでした。



神代植物公園内は、日曜日ということもあって、たくさんの人がバラの花を
楽しんでいます。



















バラの何が人を魅するのでしょうか。
花びらも魅惑的です。香りも素敵です。
そこに感じるのは「愛」なんでしょうか。「情熱」でしょうか。

バラの歌というと、私の世代はたぶん、マイク真木さんの「バラが咲いた」
とか、布施明さんの「君は薔薇より美しい」とか、加藤登紀子さんの
「百万本のバラ」あたりでしょう。











家人が「情熱のバラ」(ブルーハーツ)もあるんじゃないのと言います。
今の若い方にとって、バラというとどんな歌が思い浮かぶんでしょうか。

頭の中で「理屈」を考えるようじゃダメですね。
きれい、美しい、感じることができる人生こそが素敵なんですね。














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こんなところにツバメの巣が ~東北道のSAで~

2019-06-01 | 散歩
数日前、久しぶりに東北自動車道を走り、故郷を往復しました。
爽やかな気候、そして新緑もまぶしく、楽しいドライブでした。

途中、あちらこちらでサービスエリア(SA)に立ち寄りましたが、
目についたのは、子育てに忙しそうなツバメです。





東北地方では一般に、4月頃からツバメが飛来し、6月頃が子育ての
ピークなんだそうです。
SAのツバメも、ちょうどその時期だったのかもしれません。

特別に珍しいわけではないのですが、私が目にした巣は、
ほとんどがトイレの入り口でした。
天敵を避けるために、人の出入りが多いトイレに巣をつくって
いるんでしょうね。

SAの管理の人がこんな掲示を出していました。皆さん、
毎年のことなのでわかっているのでしょうね。







ツバメの雛も顔を出していました。
子ツバメは巣立ちをしても、独り立ちして自分で餌をとれるように
なるまで、少しの間親ツバメの世話を受けるんだそうです。
どこか人の家族に似ているようところがあるようです。

ツバメを見ながら、ふるさとの人のつながり・人情味を改めて
思いました。






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