思い出を語ることができる幸せ ～国分寺市・殿ヶ谷戸庭園の紅葉～

11月下旬は雨続き。
今日は、かつて職場を共にした気の置けない仲間と会う
予定でしたので、お天気が気がかりでした。

しかも、国分寺の殿ヶ谷戸庭園の紅葉を見に行くプランです。
雨では、十分に紅葉を楽しめません。

そんなもやもやを吹き飛ばすように、今日は晴れです。空は真っ青です。
それではと、揃って庭園に向かいました。

入口からすぐに庭の紅葉が目に飛び込んできました。
いいです。素晴らしいです。



崖下の湧水池を見下ろすことができる東屋に向かいました。
感動を言葉にするのは本当に難しいです。
ただただ見事です。まさに絵に描いたようです。
多くの人が静かにこの情景を楽しんでいます。









赤と黄色の絶妙のグラディエーション。
紅葉は、秋を印象付ける自然の贈り物ですね。





陽光がもみじを透かし、そして浮かび上がらせています。
さらに、緑の芝生に美しい影を描き出しています。





美を楽しむことができることは幸せです。
それだけでなく、かつての仲間と思い出を語ることができる
ことは何より幸せです。

酒を飲みながら、饒舌に言葉を交わしました。
「また会おうな」。仲間の顔を胸に焼き付けながら、
帰途に着きました。

太く長くですよ ～立川市・昭和記念公園のイチョウ～

ちょっとした集まりがあると、どこどこはどうかなと、紅葉が話題に上ります。

次は赤く色づいたもみじや楓を見に行きたいのですが、まだ少し早そうです。
そこでイチョウシリーズということにして、立川の昭和記念公園に出かけました。

公園は、だいぶ樹々が色づいてきていました。





西立川のゲートからイチョウ並木まで７・８分といったところでしょうか。
並木のところは結構の人です。





まだ少し緑の色が残っていましたが、なかなかにきれいです。
夕方からのライトアップの準備も始まっていいました。







最近は外国の観光客、特にアジアからの方が本当に多くなったなと感じます。
疲れて縁石にへたり込んでいましたら、２・３年前にも来たことがあるという
中国の人から声をかけられました。元気な方です。

その方は、今回よりも前回来た時のほうがよかったと、スマホの写真を見せて
くれました。それにしても、紅葉が見頃になったことをどうやって調べている
んでしょうか。驚きです。









先日かかりつけの病院に行ったとき、歳ですから細く長く行こうかと思ってますと
話したところ、お医者さんから、「何言ってんですか。太く長くですよ。」と、ピシャリ！。

人生まだまだです。大いに楽しまなくてはー。
昭和記念公園の秋はだいぶ深まっていました。

イチョウが色づき始めました ～練馬区：光が丘公園～

そろそろ都内の紅葉・黄葉の時期になってきました。
今日は澄み切った青空が広がっています。
青空に映えるイチョウの黄葉は素敵です。

そこで、以前行ったことのある光が丘公園のイチョウはどうかと思い、
行ってみることにしました。
公園は、大江戸線の光が丘駅を降りるとすぐのところです。

陽光が降り注ぐ公園は、まさに光が丘という感じです。
公園に向かう通りの両側のイチョウは早くも色づいていました。
たくさんの人が行きかっています。



公園内のイチョウの黄葉はだいぶ進みつつあるようです。
期待した通り、青空との見事なコントラストが描きだされています。
その色合いは鮮明な印象ながら、穏やかです。
決して派手ではなく、しかし地味でもありません。











四季の中でも秋は一瞬です。そうした季節の移ろいが、黄葉を
印象深い色合いのものと感じさせるのでしょうか。







公園では、ちょうどＪＡ東京の農業祭が行われていました。
このイベントも加わって、人出が多いのかもしれません。

この野菜のオブジェは、面白いですね。



テントでは、野菜のほか、シクラメンの花などが販売され、随分と賑わって
いました。





しばらく公園のイチョウの黄葉は楽しめそうです。

いいことがあるかも（キチジョウソウ） ～国分寺市：殿ヶ谷戸庭園～

都立庭園のサイトを見ると、「都立庭園紅葉めぐりスタンプラリーが
１１月１日から１２月８日まで開催」と出ていました。

もしかして、都内の庭園で紅葉が始まっているのかもしれません。
きちんと確かめもせず、紅葉の名所の「殿ヶ谷戸庭園」へ。
庭園は、ＪＲ国分寺駅のすぐ傍です。

庭園に向かおうとする人や、園内散策を終えて出てくる人が結構います。
‟これは、ひょっとして”と、期待が膨らんできました。

園内に入ると早速に案内板が目に入りました。
なんと、紅葉の見頃は１１月中旬頃からの模様とのこと。
勝手な思い込みでした。

あたりまえですよね。
都心の紅葉がそんなに早く始まるわけはないですよね。

やむなく「そんなことは先刻承知の上での庭園散歩です」という顔で
入園しました。
もっとも、私が紅葉の時期を早とちりしているかどうかなど、
気にする人は誰もいないのですがー(笑)。

ところで、１１月は「七五三」なんですね。
芝生の上に、記念撮影のための縁台が用意されていました。
子どもたちの七五三を祝った頃を、なつかしく思い出しました。



園内は、けやきなど樹々が色づいてきています。







殿ヶ谷戸庭園は、崖下の湧水池を取り巻く紅葉の見事さが有名なところです。
その光景を眼下に見下ろすことができるのが東屋（紅葉亭）です。
東屋には、園内散策の人が池を見下ろし、光景を楽しんでいました。

もみじはほんの少し色づいているようにも感じましたが、全体的にはまだ青く、
柔らかさを感じさせていました。
しかし、恐らくあと１０日もすれば、次第に赤く染まってくるのでしょう。





　　　　　　





秋は確実に深まってきています。
園内を見まわすと、すすきが秋の深まりを感じさせています。
つわぶきの花も咲き始めたようです。





この薄紫の花はキチジョウソウ（吉祥草）です。私は初めて見ました。
毎年秋に咲く花ですが、隠れるように葉の下の方に咲くために、
なかなか見つけにくい花のようです。



「キチジョウソウは、縁起のいい花ですよ」と受付のスタッフの方が
教えてくれました。
この花が咲いたのを見ると、いいこと（吉）があると言われているのだ
そうです。
なんだか本当にいいことがありそうな気がしてきました。