ヒマヒマノキ ~歩いて、見て、楽しんで~

庭園・街の花、まつり・名所。いろいろな出会いを,その時々の想いを交えて、皆様にお届けします。

鉄砲隊の火縄銃の演武が圧巻 ~川越百万灯夏まつり~

2017-07-31 | まつり・イベント
夏祭りの時期です。駅近くでの祭りなら、何とか歩いて見物もできます。そこで、7月29日・30日の二日間にわたって行われた、川越の「百万灯夏まつり」に行ってみました。



川越のまつりといえば、毎年10月、豪華絢爛な山車が繰り広げる「川越まつり」が有名ですが、それに対してこちらの「夏まつり」はまさに地域の今を楽しむ夏祭り。様々なグループ、サークル、団体などによる、踊り・演奏・パレード・演武等が、本川越駅前、連雀町・仲町交差点、各商店街などで昼夜様々に繰り広げられるまつり。
決して派手さはありませんが、浴衣を着た若い人たちや家族連れや観光客が通りをぶらぶら歩きしながら、いろいろなイベントや屋台店を楽しんでいました。



私の足ではあちらこちらを歩き回るわけにもいきませんので、主な場所で、かっぽれの踊り・お囃子・消防音楽隊の演奏・バンドのライブを見物。屋台店では少しのビールと焼き鳥も楽しみました。
人込みの中を杖の支えは必要ではありますが、歩くことができる幸せを改めて感じていました。





ところで、このまつりのハイライトは、どうやら「時代行列」のように思います。行列とはいっても、規模は小さく数十人の武者行列。警護の鉄砲隊を先頭に、藩士に守られた藩主の籠がつづきます。



この鉄砲隊が、辻々で実際に火縄銃を発砲します。その演武がなかなかのもの。「用意、火薬をこめよ、火縄に火をつけよ、打て」(たぶん指揮者がそんなふうに言っているんじゃないかと思います)。バーン。炎とともに広がる白煙。おーっ!。どよめきと拍手。
初めて間近で火縄銃の実演を見ましたが、結構の迫力でした。





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山下清とその仲間たちの作品展 ~狭山市立博物館:開催中~

2017-07-24 | 公園・庭園・名所
数日前、何度か通っている近くのクリニックを受診しました。院長先生はベテランのお医者さん。腎臓の機能が低くなっているようで心配なんですがと訊ねると、「たいしたことありませんよ。その程度なら大丈夫ですよ。」と笑みを浮かべながら答えてくれる気さくな先生です。

その日は、次の患者さんの診察までちょっと時間が空いたようで、たまたま人間の寿命などについての雑談をするうちに、貼絵の山下清のエピソードに先生が感動した話になり、「そうそう、今狭山の博物館で、『山下清とその仲間たちの作品展』をやってます。待合室に図録と展示会のチラシがありますよ。見に行ってはどうですか。」 いつのまにか、診断結果の話でなく、絵画の話になっていました。

というわけで、西武池袋線の稲荷山公園駅をおり、200㍍ほど歩いて「狭山市立博物館の作品展」に行ってきました。



山下清は、千葉県市川市にある知的障害児施設の「八幡学園」に入所している時に、絵画ー特に貼り絵(ちぎり絵)の才能を見出され、放浪時の感動の記憶をもとに、数々の貼り絵の作品を残したことはあまりにも有名です。のちに映画では小林桂樹が、テレビ・舞台では芦屋雁之助が裸の大将:山下清を演じ話題となったことを覚えておられる方も多いと思います。

山下清の作品では、花火の作品が有名ですが、私は「トンネルのある風景」が好きです。この作品に描かれたトンネルは、常磐線の大津港駅(茨城県北茨城市)から勿来駅(福島県いわき市)に向かう途中にあるものだそうで、実際のものとほぼ同じとか。放浪時にはスケッチや作品の制作はほとんどせず、学園や自宅に戻ってから制作していたそうで、驚くばかりです。



今回の展示には、山下清だけでなく、他の園生の作品も展示されています。彼らの感性には目を見張るものがあります。同時に、作品を見て回りながら、彼らの才能・良さを見出し、ひたすらその開花を待ち支援した八幡学園などの関係の人々がおられたことに、感動を覚えました。

今に引き継がれる八幡学園のモットーは、「踏むな、育てよ、水そそげ
教育は、一人一人の人間としての尊厳を認めること、愛することなのだと、改めて思いました。

作品展は、8月20日(日)まで開かれています。
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よさこいソーランが暑さを吹き飛ばしていました ~練馬区・光が丘公園~

2017-07-17 | 公園・庭園・名所
このところ家にこもってうじうじの日が続いていました。といっても、遠出するのも難しく・・・。そんなとき、練馬区の光が丘公園で「よさこいソーラン」をやっているとわかりました。元気出して行くぞと、大江戸線光が丘駅に。



YOSAKOIソーラン」は、20数年前北海道の札幌で始まったものが今や全国に広がり、各地で祭りやまちおこしのイベントとして行われているようです。基本は、鳴子をもって、ソーラン節のフレーズを入れる、あとは衣装も曲も振付も自由、とあって(地域によって違うかもしれません)、とにかく若者に大人気。のりのりのリズムで、躍動感あふれる踊りが繰り広げられるんですね。
光が丘でも、メインストリートでのパレードの踊りとステージでの踊りに分かれて、多くの団体・グループが演舞を繰り広げていました。

まずはメインストリートでの演舞。カメラを構えたときは比較的少人数のグループの踊りでしたが、どこも精一杯に頑張っていました。
どのグループも演舞が終わると、見物する人たちに向かって「礼」「ありがとうございました」。見ていて本当に気持ちがいいものです。













ステージでは、大人数の演舞をみることができました。若者が主役でしかもきびきびした踊りです。いいね。いいね。
「地域のため、明日の日本のため、頑張ってほしい。」ついつい昔世代は、そう思ってしまいます。(笑) 
ともあれ、猛暑を吹き飛ばす若者の踊りに拍手です。















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エッセー 思い出を力に ~職場・洋食屋さん・高尾山~

2017-07-13 | 日記
数日前、かつて仕事を一緒にしたT市の職場のKさんから連絡がありました。職場近くのお気に入りの洋食屋がまもなく店を閉じるとのこと。その店は気さくな人柄のマスターの店で、味は抜群。メインのパスタだけでなく、アラカルトもなかなかに美味しく、マスターが取りそろえるワインや日本酒なども格別でした。その店が好きな職場の人たちと、お昼のランチ、そして夜の飲み会とよく通ったものです。

家族を何度か連れて行ったこともあります。

また、数年前に弟を亡くしましたが、入院先の病院で外出許可をもらい、店に連れて行ったことがありました。弟は食べるのも難しい状態になっていました。あまり料理も酒も口にできませんでしたが、それでも久しぶりに病院食ではなく外の食事をしたと笑っていたのを思い出します。
いずれ退院して元の仕事に戻ると信じて疑わなかった弟は、最期まで健康にいい食べ物を食べると頑固に言っていました。もっと自由に食べさせてやれたらよかったのにと今でも思うのです。

店がなくなってしまうことは本当に寂しいですが、思い出はこれからもずっと残ります。思い出が私たちを支えてくれるんです。
マスター!、これからも元気で頑張って下さい。

思い出と言えば、先月家族が高尾山でぶらぶら歩きをしてきました。私の足では歩けませんので、私は留守番でした。この高尾山にも思い出があります。
まだ社会人になって間もない頃で東京の職場にいた頃でした。休日に、当時の所属課全員で高尾山に行き、陣馬山まで縦走しました。上司が連れてきたお子さんが歩けなくなったとき、元気のいい若手が交代でおんぶしたことを思いだします。おそらく今は職場旅行を行うところは少ないでしょう。かつて家族的な雰囲気が強い職場ではこうしたことがよくあったんです。

最近は高尾山は外国からの観光客も多いとか。家族がぶらぶら歩きをした時も、ずいぶんと外国の人が多かったと言っていました。時代はどんどん変わっていくようです。
高尾山の写真を張り付けてみました。
薬王院・ケーブルカー・散策路・カラス天狗・大杉・高尾山頂・山頂からの眺め。どれもが懐かしい思い出です。






























コメント (1)
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