ヒマヒマノキ ~歩いて、見て、楽しんで~

庭園・街の花、まつり・名所。いろいろな出会いを,その時々の想いを交えて、皆様にお届けします。

自然の粋な計らい ~地域の秋を散歩~

2022-10-25 | 散歩

秋晴れの日が続いたかと思うと、急に冷え込む。

もうすぐ11月ですから当然と言えば当然ですが、

それにしても、日によってこんなにも気温差が

あるとは、と驚いてしまいます。

この1週間くらいの間で、ちょっとびっくり

したのが、いろいろな方のブログで紹介されて

いる二度咲きのキンモクセイの花です。

 

近くの樹でも二度咲きしているかもしれない

思い、あちらこちら見てまわりましたら、

やはり咲いていました。

一度目の時よりはやや花数が少ない感じも

しましたが、いい香りがしています。

特別の条件のところだけでなく、ほぼどこでも

同じように二度咲きしているのが不思議です。

 

キンモクセイに似た感じの花がありました。

ギンモクセイと思うのですがー。

キンモクセイが二度咲きなら、ギンモクセイも

二度咲きしていたのかもしれません。

 

住まいのあたりでは通りのハナミズキが真っ先に

紅葉してきています。

2・3日前の秋晴れの日に撮ったハナミズキです。

光に透かされた感じで、葉がきれいな赤になって

いました。

そして、どの樹にも、赤い実がついてます。

まるで、クリスマスツリーの先触れですね。

 

ハナミズキに対抗するように、赤い実をつけて

いたのはピラカンサです。

びっしりと実がついています。

ピラカンサが好きな鳥は少ないのか、

いつまでたっても実が減っていません。

それとも、鳥は、他に食べるものが少なく

なったときについばむのかどうか。

よくわかりません。

 

偶然です。

コムラサキの紫の実と、ピラカンサの赤い実

競演です。

自然って、粋な計らいをしてくれるもんですね。

我ながら、ちょっとした芸術写真のように

なりました。

 

ホウズキです。ネット入りの実です。

散歩コースのお宅の花壇でみつけました。

実際に見たことがなかったので、うれしく

なりました。

まさに自然の芸術作品ですね。

 

花が少ない冬場に、目を楽しませてくれるのが

サザンカです。

蕾が随分見られるようになっていましたので、

開花は時間の問題と思ってはいたのですが、

ポツポツと花が咲き出してきました

 

これからは紅葉ですね。

もちろん収束とはいえませんが、コロナは

感染がだいぶ減っているようです。

免疫力をつけるには、やはり歩いて体力を

つけることが一番です。

寒さ対策をしながら、カメラに収めて

いきたいと思っています。

 

世界が平和でありますように!

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伝えていきたい思い出 ~川越まつり・山車~

2022-10-22 | まつり・イベント

先日(10月15日・16日)に、3年ぶりに「川越まつり」

開催されました。

川越市は、今年が市制施行100周年になりますので、

待望のまつりの再開ということでしょう。

川越まつりに登場する山車は、年によって違います。

2019年の参加台数は18台でしたが、今年は特別の

年ということで、29台すべての山車が参加です。

 

西武線の本川越駅改札から駅前広場に出ると、広場は

まつりの熱気に包まれていました。

目の前には早くも山車の巡行がみられます。

山車の参加台数が多いために、今年はかなり多くの

山車が見られそうです。

 

駅前には、いつものようにいろいろの出店が並び、

多くの人で賑わっています。

ただ、例年ですと、山車が巡行する通りをはじめ、

主な通りには屋台店がぎっしり並びますが、今年は

コロナ感染対策のため、出店は4か所の屋台村に

限られていました。

このため通りはゆったりした感じになり、私には

山車をゆっくり見物することができた川越まつりに

なりました。

 

例年同様、通りの「会所」では舞が披露されています。

 

見物客の多くは、山車を存分に楽しめるスポット

を目指して、歩いています。

 

いろいろな山車が、次々とやってきます。

お囃子の音、そーれい・そーれいの曳き手の掛け声。

文字通り豪華絢爛の山車の揃い曳き。

 

今回カメラに収めることができた山車(人形)は

11台でした。まず弁慶の山車。

 

浦嶋の山車。

 

家光の山車。

 

鏡獅子の山車。

 

牛若丸の山車。

 

羅陵王(らりょうおう)の山車。

 

高砂(住吉明神)の山車。

 

道灌(どうかん)の山車。

 

鈿女(うずめ)の山車。

 

龍神の山車。

 

三番叟(さんばそう)の山車。

 

山車の巡行の際には、まわりに数人の「職方」が

つき、安全な運行を行います。

見ていてその大変さに、思わずご苦労様と

言いたくなります。

 

川越まつりのハイライトは「曳っかわせ」。

山車と山車がすれ違う際に、お互いの山車が正面を

向き合い、囃子と舞の競演が行われます。

それが「曳っかわせ」です。

ただし今年は、曳き手の「乱舞」は行われませんでした。

 

「まつり」は地域にとって大切なもの。

地域の活力、生きる力です。

「まつり」・「山車」は、シルバーライフを

生きる私の思い出です。

子どもと楽しんだ思い出です。

世界が平和でありますように!

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うれしさの譲り合い ~都立薬用植物園~

2022-10-18 | 公園・庭園・名所

外出のときエレベーターを利用することは多いです。

特に駅では、エスカレーターよりもエレベーターに

よく乗ります。

日中は、私と同じかそれ以上の年代のシルバーの方が

多いだけでなく、歩きが不自由な方とよく乗り合わせます。

そうしたときは、歩きが不自由そうな方がゆっくり

降りられるよう、エレベーターの「開く」ボタン

を押して、”どうぞ”と促し、最後に自分が出るように

しています。

 

あるとき、かなり歩きが大変そうに見えた方に、

”どうぞお先に”と、先に降りるよう気遣われた

ことがありました。

実は、その方のすぐ脇にも、操作ボタンが

あったんです。

譲りあいをしてもどうかと思い、

”ありがとうございます”と言って、先に降りましたが、

一瞬、無理をしなくともいいのに、と思いました。

 

でも少しして気がついたんです。

その方は、”エレベーターのボタンを押す程度で

役に立てるなら、自分だって出来ますよ”という

お気持ちだったのではないかとー。

 

小さなことでも役に立つなら、役立ちたいと思って

いる方は、たくさんいるはずです。

”ありがとうございます”の言葉。本当に言われて

うれしい言葉です。

時に、”うれしさ”の譲り合いも必要なんですね。

 

ちょっと遠出の散歩です。

少し前に行った都立薬用植物園です。

酔芙蓉(スイフヨウ)が見頃でした。

午後早くに入園したので、ちょうど白からピンクに

染まりつつあったようです。

 

ドクダミという言葉が入っていますが、タデ科です。

つる性で、葉がドクダミに似ているので、

「ツルドクダミ」という名前なんだそうです。

 

トサカのようにならず、花穂状の細長い花は、

ノゲイトウです。

 

今の時期、よく見られるホトトギスです。

よくみると、種類が違うようです。

 

この山野草は、イヌショウマというのだそうです。

山菜として葉が食べられるサラシナショウマに

よく似ていますが、イヌショウマは食用になりません。

”役に立たない”という意味合いでイヌがついて

いるそうです。それにしても気の毒な名前です。

 

キクにもいろいろあり、区別が難しいです。

名札をみて、初めて知ります。

上の2枚の写真は、9月下旬頃に咲いていた

シラヤマギクとノコンギクです。

3枚目はオオユウガギクです。花びらが

3cmくらいで大きいです。

 

こちらの黄色のキクは、ヨーロッパ原産のタンジー。

和名がヨモギギクです。

 

優美な花もありました。

ホワイトジンジャー(ハナシュクシャ)。

ショウガ科です。

学名は、ヘディキウム・コロナリウム。

香水に用いるそうです。

 

こちらは、カシア・コリンポウサ。

和名がハナセンナ。

商品名が”アンデスの乙女”だそうです。

いい名前をつけてもらっています。

 

これはエビスグサ。

生薬として、種はケツメイシ(決明子)と呼ばれるそうです。

 

温室内に、こんな花がありました。

チョウマメ(蝶豆)。マメ科です。

英名がバタフライピー。

うまく撮れれば、花びらを丸く、上で合わせている

ように見えるらしいですがー。

花をすぼめてしまった時間帯だったかもしれません。

 

温室内にあるドラゴンフルーツの実です。鮮やかな実です。

 

バナナの花が下の方についています。

これが実になっていくわけですね。

直接花を見たのは、初めてです。

都内の他の植物園でも、あまり見られないようですと、

ガイドスタッフの方が言ってました。

 

面白い植物、花、実。いろいろあるものです。

薬用植物園は、いつきても見飽きません。

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できないことよりできること ~松本すみ子さんを偲んで~

2022-10-12 | 日記

シニアライフアドバイザーの松本すみ子さんが

亡くなられたのは、今年の2月3日ことでした。

このことをブログで紹介させていただいてから、

半年以上がたちました。

この間、松本さんが理事長を務めていたNPO法人

では、ぜひとも「偲ぶ会」を行いたいと準備を

進めていました。

しかし、コロナ禍のため、なかなか実施できずに

いましたが、今月(10月)、会員の方々がその想いを

一つにし、偲ぶ会の実現を見ることができました。

 

参加者は約50人。会員の方だけでなく、元会員の

方や活動の受講者も駆けつけていました。

さらに松本さんがかつて勤めた会社の同僚の方、

旅仲間など、親しい方々ばかりです。

志を同じくする方々ばかりです。

まさに同志です。

心が通い合う仲間です。

 

松本さんは、NPO法人を設立して自ら活動する

傍ら、全国の自治体や各種団体のシニアライフ

講座の講師として東奔西走。テレビやラジオにも出演。

新聞や雑誌でその活動が取りあげられただけでなく、

連載記事も執筆。著書も多数。

おそらく大々的に呼びかけられたなら、

もっと大きなお別れ会なったと思います。

 

でも私には今回の手作り感にあふれた会が、

とてもうれしいものでした。胸にせまるものでした。

時として詰まりながら贈られる言葉は、

松本さんへの想いにあふれていました。

そして、思い出が歌になって流れていきました。

 

歌われた曲は、松本さんの出身地宮城の

「青葉城恋歌」に始まり、

 ~瀬音ゆかしき 杜のみやこ
  あの人は もういない

「時代」で終わりました。

 ~めぐるめぐるよ 時代はめぐる
  別れと出会いをくり返し
  今日は倒れた旅人たちも
  生まれ変って歩き出すよ~

 

シニアにとって、思い出は力です。

人とのつながりは支えです。

たとえささやかでも、生きる喜びを味わうことが

シニアライフと思うのです。

会の締めくくりに、後任の理事長さんは次のように

話しました。

「松本さんに学んだことは、”それは無理・できない

 と言わずに、やってみることが大切”ということです」

 

年を重ねるにしたがい、できることが減っていきます。

でも、大切なのは、できないことよりできることです。

無理と思うからやらないのでなく、できることを

みつける。

それが私たちにとって、生きる張り合いにつながる

と思うのです。

松本さんとの出会いに感謝の偲ぶ会でした。

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黄色は幸せ色です ~昭和記念公園のキバナコスモス~

2022-10-08 | 公園・庭園・名所

ちょっと前になりますが、急に左胸にビクッビクッと

した鈍い痛みを感じ、その状況がずっと続きました。

でも脈拍に異常はなく、熱があるわけでもなく、

息苦しいこともありません。

でも、夜になっても収まりません。

救急か。悩みましたが、様子をみることにしました。

翌日も左胸の鈍い痛みが続くので、狭心症で緊急入院歴

のある知人に入院時の状況を聞いたところ、胸の違和感が

相当にあったとのこと。ちょっと違ってます。

 

たいしたことはないと思っても、とにかく診てもらった

ほうがいいという知人のアドバイスを受け、翌々日

かかりつけの内科医を受診し検査を受けたところ、

”心臓や肺に異常は見られません、今後痛みに加えて

息苦しいというような時にはすぐ来院して下さい”

とのこと。やれやれでした。

痛みの原因は結局分かりませんでしたが、家に籠って

うじうじしていては体によくありません。

やはり、気晴らし・息抜きをして生活に良いリズムを

つくることが大事なんですね。

 

昭和記念公園のキバナコスモスが見頃と新聞に出ていました。

足が痛むかもなどと気にするよりも、気分一新が大事です。

幸い青空が広がっています。数日前のことです。

早速に行ってみました。

 

キバナコスモスというとオレンジ色の花を思い浮かべますが、

その種類ではなくレモンイエローという種類のキバナコスモス

です。明るく爽やかなイエローです。

家族連れや若いカップルで、コスモスの丘は賑わっています。

 

コスモス畑を歩く、楽しむ、語り合う。そして笑顔。

コスモスは気分が明るくなります。ウキウキしてきます。

 

黄色い花を見ると、いつも思い出すのは、

あの3・11の東日本大震災後、営業を再開した実家

近くのフラワーショップに行ったところ、店員さんが、

「黄色い花は好きです。勇気づけられるんですよ。」

と笑顔で語っていたことです。

私もそう思うんです。黄色は幸せ色なんです。

 

キバナコスモス畑の隣の畑では、色とりどりのコスモスも満開です。

風や雨で倒れても、コスモスはまた立ち上がります。

そういうコスモスのありようが好きだという人も多いですね。

 

コスモスが好きなもう一つの理由は、陽に透かされたコスモスの

美しさです。清らかなんです。

 

昭和記念公園には、コスモスだけでなく、秋を彩る花たちが

見られました。シュウメイギクです。

 

アスチルベではないかと思ったのですが、

さざんかさんから、シモバシラではないですかとの

コメントをいただきました。

さざんかさん、ありがとうございます。

 

花を終えたハスの実も、風情を感じます。

 

秋の花たちを見ることが出来る喜び。

幸せです。

世界が平和でありますように!。

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秋を告げるキンモクセイの香り ~地域散歩~

2022-10-03 | 散歩

10月に入りました。まだ気温が高い日もありますが、

爽やかさを感じる日が多くなりました。

そういうわけで、散歩は気分よくできるはずなんですが、

困っているのは、すぐに蚊に刺されること。

一緒にいる人は刺されないのに、私ばかりが刺されます。

蚊には、高齢者への配慮などまったくありません(笑)。

 

怒ったところで、「敵」は音もなく忍び寄り、「かゆみ」

おきみやげに、あっという間に姿を消すやつです。

まさか、携帯用の「蚊取り器」を腰にぶらさげて

散歩するわけにもいきません。

私の場合、あれこれ考えるより、とにかく塗り忘れの

箇所がないよう、防虫スプレーをせっせと塗るのが

一番です。

 

今、キンモクセイの花が盛りを迎えています。

緑の葉の間から、たくさんの小さな黄色の花が

顔をのぞかせています。

でもキンモクセイに気づくのは花ではなく、香り

なんですね。多くの人が、香りを感じて初めて、

「ここにもキンモクセイがー」と、驚きの声を

あげているように思うんです。

花の命は1週間ほどですので、しっかり楽しみ

たいですね

 

薄紫の花はシオンです。上の写真は、庭に植えられている

花ですが、自生しているところは少なくなっているそうです。

青空に気高く咲いています。

 

通り沿いの花壇には、タマスダレ、イヌサフラン、

マツバギクです。どれもずっと長く咲いています。

 

樹々には実がなっています。

ハナミズキ、ナンキンハゼ。

 

小さな公園にあるこの実は、何なのか。

6・7センチはある大きな実です。

たくさん枝についています。

いつもだと、いつの間にか採られてしまう

のですがー。

秋は静かに進んでいます。

 

世界が平和でありますように!

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