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ヒマヒマノキ ~歩いて、見て、楽しんで~

庭園・街の花、まつり・名所。いろいろな出会いを,その時々の想いを交えて、皆様にお届けします。

忘れたことを忘れる~東村山のキンランの保全地域で~

2025-05-02 | 名所

時々バスに乗って通りかかるたびに、
家に帰ったらパソコンで調べなきゃ、
と思いながら、帰宅しても忘れて
しまっていることがありました。
東村山市の病院構内のキンランの
開花状況です。
 
今回に限らず、よくあるんですが、
いざパソコンに向かうと、「あれ、
何を調べようとしたんだっけ?」。
とにかく思い出せないんです。

「何調べるんだっけ」。
居合わせた家人に聞いても、
「そんなのわかるわけないでしょ!」。
ごもっともです。

そのうち思い出すだろうとうっちゃって
おくと、家人に聞いたことも、そもそも
忘れたということも、忘れます。
かくして平和な日々が繰り返されています。

ところがおかしなもので、何かの拍子に
忘れていたことが急に頭の中に蘇り、
途端に慌てだします。
「そうだキンランがどうなってるか調べ
るんだった」。

押っ取り刀で現地に行ってみると、萎れだ
した花も少なからずあり、やや見頃は過ぎ
ていましたが、何とか間に合いました。








病院構内のクヌギやコナラの林です。
キンラン・ギンランが育つには、一年を
通じ、この雑木林の手入れが不可欠です。
毎年たくさんのキンランなどを見ること
ができるのも、「雑木林を守る会」の
ボランティアの方々の保全活動のおかげ
です。



    







    

  

  
都内でこれだけたくさんのキンランを
見ることができるのは、ここだけかも
しれません。

キンランは、環境省のいわゆるレッド
リストで、「絶滅危惧Ⅱ類(VU)」に
指定されている絶滅危惧種の植物です。


都市化が進み、雑木林が減っていく中で、
維持されているキンランの群生地。
ボランティアの方々の取組には、本当に
頭が下がる思いです。








キンラン・ギンランは、クヌギやコナラ、
キノコとの共生で生きています。
このため移植はできません。
大切に守り、ぜひ後世に残したい植物です。






ギンランは、もともと数が少ないの
ですが、今年はもう終わってしまった
のかどうか。
(上の写真はササバギンランのよう
な感じです。)


たまたまキンランとギンラン
(ササバギンランかも)が並んで
咲いていました。
その小さな花は平和の象徴のように
思いました。

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圧巻の光景です~文京区:根津神社つつじ苑~

2025-04-18 | 名所

東京では、急に気温が上がったせいか、
つつじが一斉に咲き出したようです。
新聞を見ていましたら、根津神社の
「つつじ苑」の様子が出ています。
見頃です。
土・日だと激込みになるかも。平日
のほうがよさそうです。
早速出かけました。




神社に到着すると、予想した通り人出は
やや少なめでした。ともあれ、本殿の
お参りは後にして、つつじ苑に一直線です。



   

   


根津神社は、社殿が国の重要文化財に
なっている古社で、千本鳥居が美しい
ことでも知られています。








つつじ苑には100種3000株のつつじが
植えられているそうです。
入苑すると、ご覧のような人・人で
ぎっしり。
入苑した人の誰もが、つつじの見事さ
を目にした途端、写真を撮りだします
から、それでどうしても歩みがゆっくり
ゆっくりになります。














つつじの美しさの前では、誰も
イライラしたり、撮影スポットを
争ったりしません。それもその
はずです。どこで撮っても素晴
らしい光景なんです。







    
このつつじ苑には、ほぼ毎年きて
いますが、とにかく圧巻の美しさ
というのは、こうした光景をいう
のでしょうね。












つつじの花もいろいろですが、撮り
だしたらきりがありません。
上の写真はごく一部なんです。



   


私が一回りしても、あとからあと
から入苑者の人波が続きます。

この平和な光景がずっと続きます
ように。争いのない世界になり
ますように。

コメント (8)
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ゆっくりと楽しみましょう~川越・新河岸川の桜~

2025-04-08 | 名所

東京近郊の桜は、満開からそろそろ
散り始めに移りつつあるようです。
先日石神井川の桜をみたばかりなの
に、多くの方のブログの桜を見ている
うちに、また見に行きたくなりました。
 
ちょっと大袈裟ですが、まるで桜の
妖しさに惑わされた感じです。
正直のところ、自己満足です。

川越の氷川神社裏に、新河岸川と
いう川が流れています。
新河岸川というのは、江戸時代の
初めの頃、川越藩主だった松平信綱
の下で、江戸と川越間の舟運ルート
として河川改修が行われ、河岸場が
整備され、以降明治の初めまで、
重要な物資輸送の役割を果たした川
だそうです。

この新河岸川の両岸の桜が、東京近
郊の桜の名所の一つになっています。
人気があるのは、もちろん川越の
スポットということもあるでしょう
が、小舟で桜を楽しむことができる
ということにもあるようです。

このところちょっと体調がイマイチ
でしたが、ゆっくりいけば大丈夫と
決め込んで、でかけました。






若い人で賑わう神社の境内を抜けると
橋のところにでました。そこは、
氷川橋という橋のあたりでした。

 「Can you take a picture?」
東南アジアの人でしょうか、スマホを
手にした人に話しかけられました。
小さいお子さんをつれた若いお母さん
です。

え、私に! 一瞬何と返事するのが
いいかわからず、つい「OK」。
「Sure!」とか「Of course!」
といえば良かったみたいです。

写真を撮った後、一言いおうと
思ったんですが、真っ白です。
別れてから思い出しました。
「Have a nice day!」



新河岸川の両岸の光景です。随分な
人出です。どうやってチェックして
くるのか、外国人観光客の姿も多く
見られます。





    


氷川橋から次の橋まで行き、また
元へと戻りました。ぐるっと一周
です。

人気の花見の小舟がこれです。



















名付けて「春の舟遊(はるのふなあそび)」
だそうです。桜を舟で楽しむ。
こうしたアイディアが観光客を呼び寄せる
んですね。もちろん、外国人観光客の人も
随分乗っていました。








桜はいいですね。浮き立ってきます。
大満足でした。
と、ここまでは、
良かったんですがー。

帰宅してその日の深夜、何と突然に
お腹が痛みだし、次第にひどくなり
我慢できなくなりました。とうとう
救急車のお世話になりました。
結果はたいしたことにはなりません
でしたが、どこかで無理をしていた
かもしれません。
改めて、
体調には十分注意しながら
過ごさなければと思っています。

コメント (8)
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