ヒマワリの花をいただきました。
畑から切りとってきたばかりの花のようです。
花は、手のひらぐらいの大きさがあります。
早速花瓶に生けました。
室内がぱっと明るくなりました。
花を見ると、花弁(花びら)が放射状に大きく広がり、
中心部は渦巻き模様になっています。
さらに大きく撮ってみました。
すると、花びらと渦巻き模様の間は、唐傘を逆さまにした
ような小さなピンのようなもので、取り囲まれています。
中心部の渦巻き部分は、ボツボツしたものでできています。
とにかく、こんなにまじまじとヒマワリの花を見たのは
初めてです。
そこで、できるだけ近寄って見てみました。
すると、中心はいくつかの渦巻きが組み合わさっていて、
まるで幾何学模様のようです。
なんと洒落たデザインではありませんか。
ところでこの渦巻きようのボツボツ。調べてみると蕾なんです。
ヒマワリの「花」の構造は次のようなんです。
放射状に広がる大きな黄色い花びらは「舌状花」と
呼ばれるもので、私は、これがヒマワリの花と
ずっと思っていました。
ところが、ヒマワリの花というのはこれだけでなく、
大きな花びらとボツボツの間にある唐傘を逆さまに
したようなもの、これも実は花びらだったんです。
「筒状花(とうじょうか)」というんだそうです。
ボツボツの蕾は開花して、唐傘をひっくり返した
ような小さな花になって、外側から中心に向けて
広がっていくんですね。
写真ではわかりにくいかもしれませんが、
筒状花の一番上がめしべ。その下がおしべ。
根元の部分を包み込んでいるのが花弁(花びら)。
つまり、ヒマワリは、小さな花がたくさん集まって
できている花というわけなんです。
一つの大きな花ではなかったんですね。
そう言われれば、たくさんの種ができるということ
が納得できます。
花瓶のヒマワリは、3日ほどしましたら、
中心部にむかって筒状花の開花が進み、
蕾がどんどん小さくなっていきました。
自然って本当におもしろいですね。
(※今回の解説で間違っているところが
ありましたら、ぜひ教えてください。)
世界が平和でありますように!