ヒマヒマノキ ~歩いて、見て、楽しんで~

庭園・街の花、まつり・名所。いろいろな出会いを,その時々の想いを交えて、皆様にお届けします。

静けさの漂う庭園に想う ~国分寺市:殿ヶ谷戸庭園~

2022-07-09 | 公園・庭園・名所

少し気温が下がり、ほっとしたのも束の間。

これからまた、暑さがぶり返しそうですね。

 

しばらく行っていなかった国分寺市の「殿ヶ谷戸庭園」を、

先日訪ねてみました。

殿ヶ谷戸庭園については、何度もこのブログで紹介させて

いただいていますが、国分寺駅改札を出て、歩いて2分程度

のところにある庭園です。

自分が本当に人混みの中を抜けてきたのかと、いぶかるほどに

静けさが漂っています。

 

緑がいっそう濃くなり、庭園全体を穏やかな雰囲気にしています。

それは、いらだちや怒り、不安をすべて包み込み、私たちが自然と

ともにあることを、改めて考えさせようとしているようです。

 

紅葉亭(茶室)から見下ろす次郎弁天池、縁台のある休憩席に

飾られた七夕飾り、青もみじを浮かべたつくばい、

鹿おどし(ししおどし)、金魚が水の輪をつくる小池。

どれもが、忘れられようとしている和の風景です。

 

かつて武蔵野に自生していたとおもわれる山野草。

庭園内の各所にさりげなく溶け込み、四季折々に花をつけて

います。

先日目にしたのは、秋の七草に数えられるカワラナデシコ、

キキョウ、オミナエシ。

 

そしてヤマユリ、ヤブカンゾウ、オオバギボウシ、

ヒメヒオウギズイセン。

 

これはよくわかりませんが、キスゲなんでしょうか。

 

実をつけていたのは、ヒュウガミズキの青い実そしてサンザシ。

 

こうした景色や草木をみるたびに、自然を破壊し、争いを繰り

返している私たち人類の未来を危うく感じます。

 

どうか、世界が平和でありますように!

コメント (2)
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