Eテレの「スーパープレゼンテーション」を録画しています。
とても興味深い内容です。
(HPを貼り付けました)
Life lessons from big cats
「大型ネコ科動物から学んだ大切なこと」
- 7.30 ON AIR
- Beverly +Dereck Joubert
- ビバリー・ジュベール、デレック・ジュベール
If we don't take action and do something,
these plains will be completely devoid of big cats,
and then, in turn, everything else will disappear.
実際、行動を起こさないと、大型ネコ科動物は完全に消え、
そして、今度は、他の生き物も消えてしまうでしょう。
ビバリー・ジュベール 写真家
デレック・ジュベール 映像作家
デリックは1956年、ビバリーはその翌年、南アフリカ・ヨハネスブルグに生まれる。
2人は同じ高校で出会い、デリックはウィットウォーターズランド大学(地質学)、
ビバリーはビジネススクールを卒業。
81年、ボツワナのChobre Lion Research Instituteでレンジャーとして働きながらライオンの生態を学ぶ。
83年に結婚。ドキュメンタリー映画制作を学んだ後、チョベ国立公園のサブティ地区を拠点に活動。
主な映像作品に『Reflections on Elephants』(94)、
『Whispers: An Elephant's Tale』(00)、『The Last Lions』(11)等。
主な著書に『ナショナルジオグラフィック動物大せっきん ライオン』等。
近年は、ナショナルジオグラフィック協会と共にBig Cats Initiativeを立ち上げ、
大型ネコ科動物の保護や、Great Plains Conservationを起業し、エコツーリズムビジネスにも携わる。
番組ナビゲーターは2011年にMITメディアラボ所長に就任した伊藤穰一氏
野生動物と真摯に向き合った映像と物語の力
私も最近、メディアラボの学生たち十数人を連れて、ケニアに行ってきました。
ケニアでは、国民の一人ひとりが動物をとても愛していて、
国の宝物のように扱っているのが印象的でした。
我々はケニアで、動物保護団体の人たちと一緒に、
「MITメディアラボの技術をどんなふうに使えば野生動物の保護に貢献できるか?」を研究してきました。
そして今回、ジュベール夫妻のプレゼンテーションを見て、
映像の《力》と《物語の力》でも貢献できるということを改めて実感しました。
豹がヒヒを獲りました。その豹は生まれた時から、
彼らが数年間、名前をつけて付き合っている(?)メスの豹です。
食べられたヒヒには小さな赤ちゃんがいました。
今まで見たこともない、たぶん誰も想像できないような映像でした~
その豹が赤ちゃんヒヒを、なめたり安全な場所に移してあげたり、
5時間位、面倒をみてあげていたそうです。
でも、赤ちゃんヒヒは寒さのためか死んでしまったそうです。
このような映像を、小学生たちに見せてあげると、心の栄養になるのではと思いました。
もちろん、大人にも見てほしい~。
ライオンなどの大型ネコ課動物は激減しています。
【 50年前 現在 】
ライオン 450,000頭 20,000頭
トラ 45,000頭 3,000頭
チーター 50,000頭 12,000頭
豹 700,000頭 50,000頭
密猟、ハンティング(合法的!?)など人間が殺しているのです。
このままだと絶滅危惧種になってしまいます。
そして、人間も絶滅危惧種になるそうです。
環境破壊は人間も環境の一部なので、そのままにしていれば人間もいなくなるということですね。
彼らはTVのアカデミー賞といわれるエミー賞を7回、受賞しているそうです