地酒屋のロックンロール日記

酒好き・音楽好きの仕事がらみと個人事をつらづらと・・・

平成17年11月7日(月) 晴れ 唐津くんち

2005-11-07 09:41:35 | 地酒カップ
唐津くんち 「万齢」小松酒造  

11月2日より4日に佐賀県唐津市で行われた「唐津くんち」の模様を
「万齢」小松さんがレポートしてくれました。
これも今「万齢カップ」のラベルがこの曳山の鯛をデザインしたものだからです。

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私も佐賀へ行ったとき曳山のミニチュアをおみあげ買った記憶があります。
全部で14種あってなかなかかわいいものです。

では小松レポーターお願い致します。

さる11月3日は唐津くんちに出かけてきました。
40万人ほどの人出で賑わうお祭りも今年は平日の合間とあってかやや寂しい感じ。 
 
それでもお天気に恵まれ絶好のお祭り日よりでした。

私は例年ながら午前中は得意先小売店を回り、お仕事。
午後から着替えて家族を連れて知り合い宅にお邪魔して
腹いっぱい日本酒を飲みました。

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元来の唐津くんちでは地元の方々は自宅にて宴会をされるわけですが、
「見ず知らず の他人でも自由に家に上がってお酒を飲んで良い」という
呑み助にはたまらないお祭 りでした。
ここ10数年は、さすがにそのような人はいなくなったそうですが、
家の方が気が付いたら「飲んでる人は皆知らないひとばかりだった」なんて話は
良く聞い ていました。

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日本酒を手土産にお酒を飲み歩く・・・
しかも1件だけではなく最低でも3件ほど・ ・・

自宅でお招きを受けるのは本当に楽しいものです。
ただ、受け入れる側は本当に大変そうです。
多いうちは400~500名の来客があるそうですから・・・

ひきやまを管理するのも大変。お客を迎えるのも大変。
でもその大変さの中に地元を愛する心や人と人のふれあいがあったりして・・・
なんでも省略化する現代において是非残して生きたい
大切な文化だと改めて思いました。

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ちなみに本年は私は3件回りました。
3年前は酔いつぶれてしまいましたが、今年はきちんと家に帰り着きました!

 唐津くんちレポートでした。            

           
      佐賀・小松酒造株式会社 七代目兼杜氏  小松大祐


小松さん並びに蔵スタッフの皆さん、ご協力ありがとうございました。
写真もバッチリですね

郷土色を出しながら地酒カップは進みます。
 


平成17年11月6日(日) 曇のち雨 日経トレンディ

2005-11-06 19:01:22 | Weblog
日経トレンディ 12月号 発売中

先日「日経トレンディ」さんに取材を受けたのが記事になりました。

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2006年ヒット予測ランキングの中で、地酒カップの次の流れとして
「はりきり企画部」の提案する「スーパー晩酌プロジェクト」が、
なんと17位にランキング
これはさらにはりきらなければ!

いろんなところより、少容量のビン型でお酒が出ています。
これは消費者の方の選択肢が増えて選ぶ楽しみがありますし、
日本酒を目にする場面が多くなってきたのは良いことです。
後は中身の酒質と思いをどれだけ詰められるかですね

もちろん「地酒カップ」もたえずバージョンアップを考え、
蔵元様と一緒に消費者の皆様に
日本酒の旨さを伝えていきたいと思います。
たかがカップ、されどカップ!!

そして「スーパー晩酌酒」
家庭での晩酌はもちろん、仲間と一緒に外で晩酌
どんな場面、どんな飲み方をされても気取らず、
ほっと出来る飲み飽きしない酒

開栓後、2,3日でだれてしまう様な酒は「晩酌酒」にはダメです。
買った人がゆっくり飲んでも輪郭の崩れない二度火入れ酒
どのタイミングでどういった火入れをするか
これが難しい 
多少の荒さは隠してくれる「生酒」とは違って
造りのすべてのパーツに技術と経験を様します。
これをクリアーしてこそスーパー晩酌酒になりうるのです。
だからこそ管理を多少乱暴に扱っても酒が酒として有り続けるのです。

また若い人たちが、初めて飲んだ日本酒がたまたま
どこかの居酒屋の飲み放題だったとしても
日本酒もどきではなく日本酒を飲んで欲しいのです。
誤解を持ったまま日本酒を嫌いになって欲しくないですから・・・

少々野暮ったい話になりましたが、記事の捕捉も兼ねて書きました。

地酒カップもカップ酒を売りたいのではない!
スーパー晩酌酒も何か仕掛けるてヒット商品をつくるのではない!
少しでも多くの人に日本酒の良さを知って貰いたい

造り手には「特定名称酒」だけが日本酒ではなく
一番多くのの人が飲む価格帯の酒こそ丁寧に造り、
酒質アップこそが、日本酒の将来に対し急務
是非お願い致します。


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※愛車パオも嵐の中走ります。このあとはきっと日本晴れ





平成17年11月5日(土) 晴れ 醗酵リンク2 

2005-11-05 07:55:19 | Weblog
醗酵リンクレポート 其の弐

参加蔵元 「浜千鳥」「神亀」「武勇」「男女川」「喜久醉」「雑賀」
       「喜楽長」「睡龍」「扶桑鶴」「竹鶴」「杜の蔵」


では雑賀さんのレポート

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※歌っているのかな?



平成17年10月15日 第3回醗酵リンクレポート    
      
平成14年にフリーライターの藤田千恵子さんが、
日本の古き良き醗酵文化を
現代の人々に伝えていきたいという思いから発足した
醗酵リンクも今回で(1度のお休みをはさみ)3回目を迎えました。        
        
発足当初は、日本酒と醗酵調味料、
そしてその醗酵調味料を使用したお料理を食べながら
ブースにて蔵元の話を聞くというパーティー形式でしたが、
(お料理に使用される食材も出来る限り、
無農薬・低農薬にこだわりました。)  

第2回目から開会された直後30分は、
醗酵食品、お料理に携わっている著名な方を講師に迎え        
第2回目の講師には、料理研究家の中村成子先生を招き、
第3回目は森下典子先生の講演が行われました。        
 

講師紹介

森下典子さん 1956年 神奈川県横浜市生まれ。

週刊朝日」のコラム「デキゴトロジー」の取材記者として活躍、
女性コラムニスト、フリーライターの草分け的存在に。

その体験記である「典奴どすえ」(角川文庫)を出版。
ほかの著書に「典奴の日本遊覧」(文藝春秋)
「典奴ペルシャ湾を往く」(文藝春秋)
「デジデリオ(集英社文庫)「恋はまだ始まったばかり」(大和出版)など。
二十歳の時から続けてきた茶道のことを綴った
「日々是好日」
(飛鳥出版)が大ヒット。
執筆活動を続けると共に、茶道の愉しさ奥深さを伝えるべく、
講演活動もおこなっている。
       
第3回目である今回は、「晩酌の復活」をテーマに、
日常の食卓で味わう家庭料理 や、
それらの料理と相性のいい純米酒のお燗を中心としたメニューで
パーティを楽しんでいただきました。       
さすがにお料理は全て無くなり、
かつ蔵元の日本酒、醗酵調味料等々自社商品に対する        
熱き思いが伝わり、大変満足されていた様子でした。        
        

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来られるお客様の職業も多岐にわたり、
リピータの方々が多いと藤田さんから聞いています。        
        

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毎年進化していく醗酵リンク 来年は是非1度遊びに来てください。 

              以上 雑賀 俊光レポーターでした。

ちょっと堅めのレポートでしたが、さすがにマチダヤの会と違って
おちゃらけはダメか 雑賀さん 
しかし依頼通り、レポート頂きありがとうございました。

また藤田 千恵子様並びに旦那様、お忙しい中
写真の手配やメールでのご協力、ご連絡ありがとうございました。 

我々の考える「晩酌酒」が、皆様の生活に安らぎとゆとりを与えうるものに
ならんことを願って

 


平成17年11月4日(金) 晴れ 醗酵リンク

2005-11-04 13:15:19 | Weblog

発酵リンクレポート 其の壱  

味ノマチダヤ試飲会の前日に行われた、
藤田 千恵子さん主催の「発酵リンク」の様子を
雑賀さんのレポートでお届けします。

その前に会にて配られたパンフレットより抜粋して会の主旨等をご案内致します。

  

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                               第3回醗酵リンク大会

日時:2005年10月15日 於:コートメダリオン

ご挨拶

日本の醗酵文化の賜物である日本酒。
そして、同じく醗酵調味料である醤油、味噌、みりん、酢。
そんなつながりを持つ酒と伝統調味料を同じ食卓にのせて、
日本の豊かな食文化を見直したい。
そんな思いから発足した醗酵リンクも今年で四年目、
皆様と集うこの会も今回で三回目を迎えることができました。
お集まりいただきました皆様、準備段階でご協力をいただきました皆様に、
まずはお礼を申し上げたいと思います。
どうもありがとうございます。

今回の醗酵リンク大会のテーマは、「晩酌の復活」です。
日本酒の消費低迷が何かと話題になる昨今、
その人気をもう一度、単なるブームとは違う形で定着させるためには、
日本の素晴らしい慣習「晩酌」を見直す必要があるのではないでしょうか。
家族で、あるいは友人たちとちゃぶ台を囲んで、
旬のものを味わい、酒を酌み交わす。
毎日の食卓に日本酒が乗る。
そんな晩酌の習慣が大きな輪になって広がった時に、
日本酒の業界が再び活気を取り戻せるような気がしています。


各地の蔵元で醸し出される日本酒は、
安全で美味しい食と組み合わせた時にこそ、その本領を発揮します。
酒と食は、互いを生かし合うものであり、その食の要となるのが、
きちんと醸された醗酵調味料です。
微生物の力を借りて醸し出される酒も調味料も生き物相手の仕事であり、
それゆえ、手間暇かけた丁寧な手仕事が必要となってきます。
「早く安く大量に」出回る工業製品としての食料が、
本当に私たちの心身にとって大切なものになってくれるでしょうか。
飲み、食べる歓びを湧き上がらせてくれるでしょうか。
私たちが口に入れるものは、結局は私たちの身体そのものになっていくものです。
お酒も調味料も醗酵食品も、私たちの国の大切な食文化です。
きちんと人の手をかけて造られたものは、酒であれ、食であれ、
私たちの心にも身体にも良い働きかけをしてくれるはずです。
そんなことを思いながら、去年から今年にかけても、
いくつかの蔵を廻らせていただきました。
そのご縁によって知ることのできたお酒と食材を
今年も皆様とご一緒に味わうことができるのは、とてもうれしいことです。
どうぞ、存分に味わい、語りあえる機会となりますように。


          醗酵リンク主宰   藤田千恵子 

「スーパー晩酌プロジェクト」にも通じる心強いイベントです。
日本酒全体が活気付き、日本酒がもっと売れる市場を
みんなでつくっていきましょう!!


平成17年11月2日(水) 晴れ 信濃の仁右衛門

2005-11-02 12:48:52 | Weblog
伴野酒造(長野・佐久市)  とも君のそば焼酎レポート

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伴野 貴之君は「澤の花」清酒とともにそば焼酎を造っています。
「信濃の仁右衛門」といいます。


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こちらがレギュラーバージョン

そしてレギュラー品より原料のそばの実を全量地元産にて仕込んだ
いわゆる「スーパー仁右衛門」がこの「黒姫」です。
今年より1.8リットルも検討中
蕎麦、同様喉越しの良さが決めてです! お蕎麦やさんは要チェック!!

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そのそば畑の様子を送ってくれました。

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画像に写っている方は蕎麦を造っていただいている迫田さんという方です。
栽培地は長野県の信濃町です。
森林に近い盆地で霧が発生しやすく、風が動かず湿度が高い場所で栽培されています。
蕎麦の栽培には上記のような条件が良いと言われているようです。

収穫した蕎麦を唐箕“とうみ”と読みます(写真の道具)にて、
実の入ったものとそ うでない物(殻や茎)とを分けている所です。


以下の文章ですが、迫田さんのHPより抜粋したものです。
参考までにです。

耕す
雪解けから種を蒔く7月20日前後までの間、畑に雑草が生えないため と、
土を柔らかく保つためにトラクターで時々耕します。
また、土手の雑草が茂らないようにビーバーという草刈り機で刈り払います。
土手は急斜面で、水路に草が落ちないように細心の注意が必要です。
最近では人手不足からか除草剤を使う農村地帯も 多くなっていますが、
黒姫エリアではビーバーが主流です。


水路:
梅雨に入る前に水路の泥をすくい上げます。
}自然に堆積した土や泥、沈んだ草などが詰まってしまわないようにします。


種蒔き:
7月20日前後に蕎麦の実(種)を畑に蒔きます。
まず、トラクターで深めに耕した後、たすき掛けにした肥料バケツに蕎麦の実を入れて
均一の歩調で歩 きながらばら撒きます(関取が塩をまくのに似ています)。
蒔き終わったら、もう一度トラクターで今度は浅く耕して土をかぶせます。


雑草管理:
蕎麦の育つのは他の雑草よりも早く日光を独占するのと、
雑草の発生 を抑制する成分を持つ事から畑内に雑草は少なく、
土手草の管理をすれば収穫時期までの手間はあまりかかりません。
土手草は、畑の山側の一辺は、山側の畑の管理下ですので、コの字が自分の担当となります。


収穫:
10月中旬にオペレーターに依頼して蕎麦用コンバインで収穫をして頂きます。
収穫された玄蕎麦は袋に入った状態で手渡され、
唐箕にかけて混ざった茎や他の植物の種、軽い蕎麦の実などを吹き飛ばします。

天日干し:
選別された重たい(身の詰まった)玄蕎麦を厚手の敷布の上に広げ、 天日に当てて干します。30分に一度、ネコ返しと呼ばれる作業を行い、乾燥状態を平均にします。農協事務所にある水分計で15%になるまで、根気よく乾燥させます(収穫時点では20%以上の水分があります)。

丸抜き:
紙袋に詰めて製粉所に丸抜き(殻を外す)作業を依頼します。
丸抜き後、できる限り早く伴野酒造へ持ち込みます。


伴野酒造も11月より清酒の仕込みに入りました。このそばの実を使った焼酎の仕込みは、
年明けからとなります。
その様子もぜひ引き続きレポートお願い致します。
その間 伴野酒造よりのマドンナがしっかり営業致します。

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お兄ちゃん禁煙の誓いは守ってね破ったら私も坊主なの


平成17年11月1日(火) 晴れ NEWカップ

2005-11-01 17:47:02 | 地酒カップ
地酒カップ 最新情報

季節カップ、新規カップ、リニューアルカップいろいろ入荷しました。

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喜元 特別純米 山田錦 ひやおろし 294円
カップ売上 NO1の実力です。 ただのカップ酒とは違います。さすが


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笹一 猫芸者 純米    260円
怪しげなラベルで登場 濃醇な飲み口です。



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吾妻嶺 純米 美山錦  300円
「早瀬浦」三宅さん、「来福」藤村さん、とも農大同期の佐藤さんもカップ戦線参戦



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勝山 純米  295円
カップ選手権上位入賞 ラベルも渋くまとまりました。


梅の宿 あらごし梅酒  1.8リットル  2940円


梅の宿さんから出たにごりの梅酒 思ったより甘ったるくなく
少しだけ、はりきった味わいです。
にごり具合が、梅の実をミキサーで細かく細かく擦って入れたような感じ

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