つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

食欲のゴングを鳴らした津幡町のフラッグ。

2011年11月20日 19時27分30秒 | 日記
人には好き嫌いがある。
特に三大欲求…食欲・色欲・睡眠欲におけるそれは、
その人の基本概念であり、生き方をも左右する重大事。
僕にとって“生のコンセプト”の1つに挙げられるのが「食」だ。
空腹を満たしエネルギーを補給するだけじゃなく、
「何を食べるか?」は「どう生きるか?」に近い。
大いなる楽しみだと思う。

…という事で、これからの季節に楽しみなのは「カキフライ」。
「今日の一枚」は、カレー屋さんのメニューだが、
個人的にはオーソドックスにいただきたいものである。

摂氏180度の油の中から取り出した、アツアツのカキフライ。
ライムかレモンの果汁を絞れば、微かにジュワッと音を立てて上がる湯気。
合わせるのはタルタルソース。
マヨネーズに、玉葱・ピクルス・パセリ・ケッパー・ゆで卵などを
微塵切りにして混ぜ合わせた濃厚な味わいだ。
こんがりキツネ色の衣とクリーム色のソースとの美しい対比を眺めつつ
いよいよ口に運ぶ・・・。
サクッ。ハフハフ。
海中の岩に付着する牡蠣は、成長過程で殆ど動き回らないため、
筋肉が極端に少なく、大半を内臓が占めている。
故に、その身は柔らかく旨味は複雑だ。
熱さを我慢しながらかみ締めると、潮の香りも口に広がる…。
カキフライを食す時間は美味しいを通り越して、気持ちいい。
まさに「快楽」なのだ。

冬の寒さは遠慮したいが、これから旬を迎える牡蠣の誘惑には心が躍る。
幟旗を横目に見ながらの散歩中、腹の虫が騒いだ。
コメント (2)
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