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花の公園・俳句 ing

日本は素晴しい花の国。美しい花々と公園、四季折々の風景を記録したいと思います。我流の俳句は06年3月12日からです。

小唄になった重扇は音羽屋の

2010年01月01日 06時53分58秒 | サザンカ・椿 
明けましておめでとうございます。

お正月らしい花を、と思って白の獅子咲きのサザンカ、重扇 (かさねおうぎ、
カンツバキ群、京都) を。微かにピンクが入る花もあります。
プレートには 「白色、外弁の裏は桃色、獅子咲き、中輪。11~2月咲き。
1971年に嵯峨野の生垣中から箱田直紀が発見・命名、獅子頭または
昭和の栄の自然実生と思われる。」 とあります。

名前に惹かれて選んだ重扇は 「重なった扇」 と単純に思っていたのですが、
その意味を調べて見ると、「重ね扇に抱き柏」 は歌舞伎の音羽屋の紋で、
この紋付を着た初代尾上菊五郎 (京都生まれ、のち江戸、1717–1783) の
絵が何枚かあるそうです。また、

   ♪ 重ね扇はよい辻占 (つじうら) よ 二人しっぽり抱き柏・・・

という小唄 「重ね扇」 は五代目尾上菊五郎 (1844–1903) と彼の大阪の
愛人、辻井梅とのことを唄い込んだものだそうですが、元歌は三代目の時
にできており、文化から文政の初年にかけて江戸や上方で流行したこと
があったそうです。 (参考:京扇堂HP 重ね扇その一重ね扇その三)

箱田氏はきっとこの 「重ね扇」 のことを知っていたのでしょう。
       (東京都府中市 東京農工大キャンパス 091219. 081206)

 
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下の2枚は2008年のもの。
外側の花びらの裏のピンクが透けて見える感じも
ありますね。



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