リーメンシュナイダーを歩く 

ドイツ後期ゴシックの彫刻家リーメンシュナイダーたちの作品を訪ねて歩いた記録をドイツの友人との交流を交えて書いていく。

169. 15回目のドイツ旅行(17)チロルへ出発!

2019年02月11日 | 旅行

▶︎15回目のドイツ旅行(17)チロルへ出発!


バスから見える山々…名前はわかりませんがチロルの風を感じます。

あとの2枚もバスからの景色です。

 

ニュルンベルクからリーエンツへ

 9月23日(日曜日)

 この日は旅の一番の目的地、チロル地方へ向かう日です。とても気ぜわしい乗り換えの一日、経路はこんな感じです。

  ①ニュルンベルク中央駅 9:02の準急列車で出発→10:52頃ミュンヘン中央駅

  ②ミュンヘン中央駅 オーストリア鉄道特急11:34発ベネチア・サンタルチア行き→12:44ヴェルグル駅(既にオーストリア)

  ③ヴェルグル駅 13:00発特急グラーツ行き→キッツビューエル駅13:29下車

  ④キッツビューエル駅13:35発(実際は45分に出発)リーエンツ東チロル駅行きのバスに乗車→終点リーエンツ東チロル駅15:20頃下車

 中でも②の列車は日曜日とあって大混雑。一時は座れないのを覚悟で立っていましたが、見かねた女性が「ここは空いているから大丈夫よ」と教えに来てくれて三津夫と向かい合わせで座ることができました。一番心配だったのは④への乗り換えでした。もともと6分しかないところで階段を下り、エレベーターで上がってバス乗り場へとギリギリセーフでかけつけたのですが、ドアが閉まっていて乗れません。少し待っていると大柄な女性運転手が戻ってきてドアを開けてくれました。車体の下にトランクを入れ、空いていたので一番前の座席へ。体が不自由な方が乗ってきたら譲るつもりでしたが乗客はそれほど多くなく、乗ってくるのは若い人ばかりだったのでそのまま居座って大パノラマを楽しみました。女性の運転手さんの技術もたいしたもので、途中の小さな村では相当狭い道もありましたが難なく通りぬけ、予定より10分ほど遅れて出発したにも拘わらず5分早めに到着しました。


 

 箱庭のような家々でしたが、なかなかシャッターチャンスがうまく捉えられません。


チロル地方の景色を十分楽しみました。


チロルの空気

 ようやくリーエンツ東チロルに到着。ここはオーストリアの西側、イタリアとの国境近くです。ニュルンベルクからここまで約6時間半近くかかりました。チロルの空気はやはり冷たい感じでキリッとしています。ホテルは駅からそう遠くないはずで、何とか地図を頼りに歩いて10分もかからずに着くことができました。ホテルはこぎれいで、部屋も大きく、落ち着いた雰囲気です。ここは朝食付きのホテルなので朝はゆっくりできますが、気になっていたのは夕食です。この日は日曜日。ヨーロッパでは日曜日にはお店が閉まっているので買い物はできません。レストランは開いているかどうかと心配でした。でもホテル内のレストランなら何か食べられそうです。

 ちょっとホッとして、取りあえず明日の朝の切符を買っておくことにして駅にもう一度出かけました。駅のインフォメーションに行き、まず「明日のバスの切符を買いたいのですが」というと、中年の男性が「ここは鉄道の切符だけだ。バスのことはバス会社に聞いてくれ」と突っぱねるのです。「それでは明後日の鉄道の切符を買いたい」というと、「明後日の切符は明後日来てくれ(と聞こえるような口ぶりなのでこのように訳しました)」とけんもほろろ。誰に対してもこんななのか、それとも私たちがアジア人だからなのかと疑いたくなるぞんざいな態度でした。ちょっと腹が立ちましたが、気分を切り替えて町の探索に歩き始めました。駅とホテルまでの途中にあるマルクト広場では、レストランも開いていて入れそうです。ざっと歩いて戻ってくると、開いているのはカフェがほとんどで、さっきまで開いていたレストランは次々に閉店となっていきます。仕方なく、唯一まだ開いていたイタリアンレストランに滑り込み、トマトソーススパゲティとニンニクスープを頼みました。三津夫はビールも。でも「ビールは美味しかったけどスパゲティはダメだね」と三津夫はガッカリしていました。私のスープは美味しかったけど、ちょっとパンぐらい付いてくるのかと思ったら当てが外れました。

 

 雰囲気は良かったものの、味は今一つのイタリアンレストラン


 帰り道でアジアンフードの店を見付け、明日はここで食べられるわねとホッとしてホテルに戻りました。明日は三津夫が最も楽しみにしているハイリゲン・ブルートに出かける予定ですが、検索をすると、バスが途中の乗換駅で2時間待ちと出てくるのが心配です。他の行き方はないのかとフロントで尋ねてみたのですが、やはり車が無いのであればそのバスで行くしかないとの返事。部屋に戻って明日の天気を調べてみたところ、明日は大分寒そうです。外で2時間も待つのか、それとも少しは休める場所があるのか、とても気がかりです。何にしても厚着をして行くしかありません。

※このブログに掲載したすべての写真のコピーをお断りします。© 2015 Midori FUKUDA


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