リーメンシュナイダーを歩く 

ドイツ後期ゴシックの彫刻家リーメンシュナイダーたちの作品を訪ねて歩いた記録をドイツの友人との交流を交えて書いていく。

350. 「リーメンシュナイダー作品 2023年版基礎資料」完成!

2024年07月02日 | 旅行

▶ようやく出来上がりました(画像と文章を追加してあります)。

 


 この資料集改訂は大仕事でした。

 

▶今回の資料集で最終版として、あとは補完版を作って行きます。

 今まで何冊この基礎資料を作ってきたのかよく覚えていないのですが、少なくとも4回は作成したと思います。以前は確かもっと小さなB5判で作っていた記憶があるのです。でも2019年版を作った後で都市名に続く教会と博物館名のアルファベット順が間違っていることに気が付いたため、今回は大改訂をしたのでした。今回の基礎資料はA4版で102頁です。頁を間違えないように印刷するのはとても神経を使いました。約3週間かかって、ようやく今日のお昼にできあがりました!

 昨日この頁をアップロードしてから、連れ合いに「内容が全然わからないから具体的な写真を入れた方が良いよ」と言われました。それもそうだと思い、ちょうど昨年初見だったバンベルク大聖堂博物館の部分をアップしておきました。2番目の写真、5頁右上が大聖堂博物館についての記述を追加した部分。3番目の写真、一番左上にその聖母子像を作品通し番号(013)として入れてあります。記事と写真があまり離れすぎても見にくいし、かといって近づけようとすると記事がバラバラでまとまらなくなるし、配置が難しく頭を悩ませています。 

 訪れた教会や博物館・美術館はそれほど増えてはいませんが、三津夫にも見せながら「もうほとんど見られるリーメンシュナイダー作品は見ちゃったね」と心の区切りが付きました。ただし、来年はニュルンベルクのゲルマン国立博物館で新発見の「復活のキリスト」を拝観する予定です。

 あ~、でも私は本当は同時代の作家たちのこうした基礎資料も作っていたのでした。特に『新・祈りの彫刻 リーメンシュナイダーと同時代の作家たち』の執筆中は、やはりこうした一覧表がないと不便だったので作らざるを得なかったのです。そしてその後の旅ではたくさんのこうした彫刻を拝観してきたので、それも補完していくとなったら膨大な作業になってしまいます。今は目をつぶることにします。その理由は次回書くことにします。

※このブログに掲載したすべての写真のコピーをお断りします。© 2015-2024  Midori FUKUDA

コメント
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