リーメンシュナイダーを歩く 

ドイツ後期ゴシックの彫刻家リーメンシュナイダーたちの作品を訪ねて歩いた記録をドイツの友人との交流を交えて書いていく。

152. 3冊目の写真集 ▶︎お礼の旅に出かけます。

2018年09月05日 | 日記

▶︎お礼の旅に出かけます。


秋の日のフランケン博物館 2016年11月


 台風21号が昨日から今朝にかけて日本を駆け抜けていきました。

 今年の夏は大変な酷暑に台風に大雨にと、特に西日本はダメージを受けることが多く、胸が痛みます。まだ停電している家庭も多くあり、暑い中でクーラーもかけられず、調理もできず、どのように過ごしているのだろうと思いつつ、明後日からの旅の準備をしているのですが…。

 今回でドイツへの旅は15回目になります。途中少しベルギーやオーストリアにも足を伸ばし、夫の好きな祭壇を見て回ることにしています。ただ、メインの目的はお世話になった方々に『新・祈りの彫刻 リーメンシュナイダーと同時代の作家たち』を手渡すことです。皆さんがどんな表情でこの本を開くのか、楽しみなような怖いような気持ちでいますが、その様子は10月に帰国してから、また旅行記の中でお知らせしたいと思います。

※このブログに掲載したすべての写真のコピーをお断りします。© 2015 Midori FUKUDA

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151. 3冊目の写真集 ▶︎反応の3回目です。

2018年09月02日 | 日記

▶︎反応の3回目です。


 

ムクゲの花

 


 🍀 松本晃一さんより

 いち早く感想を寄せてくださったのはドイツ語留学時代に知り合った松本晃一さんです。リーメンシュナイダーの追いかけの旅をいつも応援してくださっています。ときには私が見ていない作品を、留学先からわざわざ出かけていって撮影し、送ってくださったり、博物館の館内表示を写してくださったりした恩人です。今までのリーメンシュナイダー写真集 第一巻、二巻ともドイツのご友人にプレゼントしてくださっている方です。

※文章の一部を省略させていただきました。


 [第一信]

  ヴュルツブルクのフランケン博物館とベルリンのボーデ博物館の写真も、さりげなく挿入されていますが、素敵な雰囲気ですね。

  各作品の写真の出来栄えはどれもそれぞれにたいへん素晴らしいですが、作品の全体像も正面ばかりでなく、さまざまな方向から(背面からさえも)撮られているし、また部分のクローズアップも丹念に添えられていて、緑さんが伝えたいと思われた意図がよく伝わってくるようで、見入ってしまいます。

   第一巻から第二巻、そして今回の第三巻と、写真集作りとしてじつにすばらしい進化を遂げてこられたと感じます。 これらを道案内として、これまで見たことのある作品ももう一度、そしてまだ見たことのない作品を訪ねて、私もあらためて歩いてみたいと思わせていただいています。

 「まえがき」に記してくださっていますが、リーメンシュナイダーの同時代の他の作家の作品も、こうして見せていただくとそれぞれに大きな魅力をたたえていますね。代表的なものを紹介してくださり、私どもの目を見開かせていただいて、おおいに感謝申しあげます。そして、そのご努力について緑さんを促し、つねに勇気づけてこられたというご夫君に、私からも感謝を申しあげたい気持ちでおります。

※晃一さんの感想がとても嬉しくて、すぐに返信し、「三津夫もこの写真集の中に背景の一部として3カ所写っているんですよ」と教えて差し上げたところ、次のような返信がすぐに届きました。皆さんは見付けることができるでしょうか?


[第二信]

 先ほど私からお送りしたメールで、以下のようなことを書き落としていました。

 各作品の写真の中にさりげなく写りこんでいる、展示室の諸設備や、他の作品や、作品自身の影や、人影なども、作品の雰囲気をいっそう盛り上げているように思われます。

 そうです、そうです、ご夫君も、写真の大事な登場人物ですね。3回…、はい、わかりました。(このあとの答えは秘密。皆さんも探してみてください。

  この素晴らしいご本は、また当市の図書館にもぜひ、蔵書に加えるよう要望を出すつもりでいます。 

晃一さん、ありがとうございます。このように地元の図書館にも要望を出していただけると大変ありがたいです。現在、『祈りの彫刻 リーメンシュナイダーを歩く』、『続・祈りの彫刻 リーメンシュナイダーを歩く』は全国の公立・大学図書館で190館前後入れていただいています。そうしたところでは可能性も高いかもしれません。東京都の図書館には9月2日現在で6冊入っています。段々増えていくと嬉しいです。


※このブログに掲載したすべての写真のコピーをお断りします。© 2015 Midori FUKUDA

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