リーメンシュナイダーを歩く 

ドイツ後期ゴシックの彫刻家リーメンシュナイダーたちの作品を訪ねて歩いた記録をドイツの友人との交流を交えて書いていく。

344. 「リーメンシュナイダーを歩く旅」の思い出(4)我ながら驚く強行日程!

2024年04月30日 | 旅行

▶またまたご無沙汰していました。

 


2018年の旅で走ったバスの窓から

 

2018年の旅でのことでした。

 この年は、いろいろな人と会う予定が錯綜してあっちへ行ったりこっちへ行ったりと複雑な旅程だったのですが、中でもここでご紹介する旅の記録を読み直していたときに、自分で驚いたのです。よくこんなに忙しい旅程を組んだものだと…! 皆さんはどう思われるでしょうか? 今から6年前のことでしたが、今の私ならもっとゆとりを持って組むことしかできなかっただろうと思います。勇気があったというか無謀というか…。

 チロルへ向かう旅の最後はバスですが、もしこの便を逃したら一体どうするつもりだったのでしょうね? 以下に旅程を紹介しておきますが、詳しくは本文を覗いてみてください。


169. 15回目のドイツ旅行(17)チロルへ出発!

*9月23日(日曜日)

 この日は旅の一番の目的地、チロル地方へ向かう日です。とても気ぜわしい乗り換えの一日、経路はこんな感じです。

  ①ニュルンベルク中央駅 9:02の準急列車で出発→10:52頃ミュンヘン中央駅
  ②ミュンヘン中央駅 オーストリア鉄道特急11:34発ベネチア・サンタルチア行き
   →12:44ヴェルグル駅(既にオーストリア)
  ③ヴェルグル駅 13:00発特急グラーツ行き→キッツビューエル駅13:29下車
  ④キッツビューエル駅13:35発(実際は45分に出発)リーエンツ東チロル駅行きのバスに乗車
   →
終点リーエンツ東チロル駅15:20頃下車


173. 15回目のドイツ旅行(21)オーストリアからブッフ・アム・ヴァルトへ

 9月26日(水)この日は何度も寿命が縮まった感じがした一日でした。

  ①リーエンツ東チロル駅 6:29発 → シュピタルーミルシュテッター・ゼー駅 7:27着
  ②シュピタルーミルシュテッター・ゼー駅 7:40発 → ザルツブルク中央駅 9:48着
  ③
ザルツブルク中央駅 10:00発 → アウクスブルク中央駅 12:15着
  ④
アウクスブルク中央駅 12:30発 →シュタイナハ 14:02着
  ⑤
シュタイナハ 14:36発 → ローテンブルク 14:50着


▶今ならもっと寿命が縮まったと思うに違いない旅でした。

 以上2回の旅程は自分で読んでいてもハラハラします。最近はもっともっと列車の遅れが頻繁になったような気もしますし、用心深さが増しているのでこんな旅程は最初から組まないと確信します。若かったんだなぁと振り返ったひとときでした。

※このブログに掲載したすべての写真のコピーをお断りします。© 2015-2024  Midori FUKUDA

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343. 「リーメンシュナイダーを歩く旅」の思い出(3)地方紙のインタビューとボーデ博物館

2024年04月05日 | 旅行

▶留学地のシュヴェービッシュ・ハルでインタビューを受けました。


2016年 マリアンヌが用意してくれたご馳走です。

 

▶留学地はシュヴェービッシュ・ハル

 早期退職後、留学の準備をして一人ドイツへ旅立ち、シュトゥットガルトとニュルンベルクの間にある小さな町シュヴェービッシュ・ハルに留学したのは2006年のことでした。まだ木組みの家が多く残り、ミヒャエル教会を中心とした歩いて回れるほどのこぢんまりした町では中世から続くお祭りもあり、そんな日には地元の人たちが民族衣装を着て、まるで中世の町にいるような雰囲気になります。水曜日と土曜日には教会前のマルクト広場に市が立ちます。
 私はこの町に6か月滞在し、必死でドイツ語の授業を受けました。その時にタンデム家族として私の面倒を見てくれたのがマリアンヌとホールスト夫妻でした。宿題のわからないところも先生のようなマリアンヌに教えてもらったものです。

 その後、連れ合いや娘と一緒に何度も彼らを訪問して、2016年の旅では地元紙のインタビューを受けました。そんな体験もマリアンヌの計らいがあってのこと。ありがたく思い出します。このときの記事は送ってもらっていたので写真で載せてあります。ご覧になってみてください。

60. シュヴェービッシュ・ハルでインタビューを受ける

 

▶こちらはベルリンでの得がたい体験を綴った記事です。

 ボーデ博物館の館長ジュリアン・シャピュイ博士とは2010年に撮影許可のメールを出して知り合いました。最初は緊張してなかなかお話を交わす感じではありませんでしたが、2012年にシャピュイさんたちが「ベルリン国立博物館店」の開催のために来日したあとはグッと距離が近づき、伺う度にカフェでしばらくお喋りを交わすようになりました。そして展示されていない作品についていつ展示されるのかお尋ねした際に「収蔵庫にあるので案内しますよ」とお返事をいただいたのです。天にも昇る心地でした。ゲーテ・インスティテュートでお世話になった松本晃一さんが、ちょうどこのときベルリンにいらしたので一緒に伺うことになりました。実際の案内はお忙しい館長さんに替わって収蔵庫の管理をされている方にバトンタッチ。その時の様子を書いた記事です。

70. ベルリンのエキサイティングな一日


 その後シャピュイさんは体調を崩されてお仕事を離れられ、お目にかかることができなくなったのが残念です。

 ボーデ博物館を訪ねた後は、晃一さんのドイツ語の先生、レー先生のお宅を訪問しました。こちらでもご馳走をいただき、リーメンシュナイダーのファンだというアメリカ人のお友だちも訪ねてきて話が弾みました。とても充実したベルリンの1日でした。

※このブログに掲載したすべての写真のコピーをお断りします。© 2015-2024  Midori FUKUDA

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