リーメンシュナイダーを歩く 

ドイツ後期ゴシックの彫刻家リーメンシュナイダーたちの作品を訪ねて歩いた記録をドイツの友人との交流を交えて書いていく。

247. ドイツからのプレゼント

2021年02月21日 | 日記

▶ヴェニガーさんからたくさんのプレゼントが届きました。

 


こちらは昨年贈った私からのプレゼント ヴェニガーさんは自転車で引き取りに。

 

▶ヴェニガーさんの前書きと写真提供に感謝して

 昨年11月、『完・祈りの彫刻 リーメンシュナイダーと同時代の作家たち』ができあがったときに、前書きを書いてくださって、しかもたくさんの素晴らしい写真を提供してくださったヴェニガーさんに、お礼の気持ちでできあがった本を贈りました。この本を入れた箱は大変重くなっていたので航空便では送料がとてつもなく高くなってしまうため(1冊だけは先行してクリスマスのプレゼントとして送っておいたのですが)、残りは船便で送り出したのでした。それがようやくドイツに届いたのが1月のこと。一月末、ドイツは大雪に見舞われました。そんな中をヴェニガーさんは自転車で税関まで(確かミュンヘン空港のと書いていらしたと思いますが)引き取りに行ったのでした。その時の写真が上のものです。身長の高い彼がこのような可愛らしい自転車に乗っている姿を思うと微笑ましくなります。でも雪の中、さぞ大変だったのではないかと思います。

 追記:ヴェニガーさんは税関で私からの贈り物であるにも拘わらず、税金を26ユーロも取られてしまったそうです。でも大した金額ではなかったので気にしないでと言ってくださいました。それにしても本のプレゼントはそんなに税金を取られるものなのでしょうか。1冊6,600円だと正直に書いたからでしょうか。どうしたら良かったのかと悩みます。

 

 わが家からの荷物は、以前にも書きましたが、切手がたくさん貼り付けてあります。色とりどりの切手がヴェニガーさんにはとても楽しかったそうです。そのため、彼も今度は日本の私たちにいろいろな切手で贈り物を届けたいと思ったらしく、下のような荷物が今日届いたのでした。

 ヴェニガーさんの荷物に貼られた切手はなかなか盛りだくさんで、しばし虫眼鏡まで引っ張り出して「これはどこの切手だ」「これはどこにあるんだろう?」と三津夫と楽しませてもらいました。三津夫が一番気に入ったのはションガウアーの作品切手で、私が一番気に入ったのは、二人の女性が肩を組んでいるベルリンの作品切手です。今度ベルリンに行ったら是非見てみたいものです。ヴェニガーさんも私同様に切手収集の趣味があったものか、急ぎ買い集めたものかわかりませんが、この切手も贅を尽くしたプレゼントでした。そして、切手の貼られた包み紙は、切り抜いて戸棚に飾りました。

 


届いた荷物(上)と、
 ヴェニガーさんが送り出した荷物(ヴェニガーさん撮影:下 住所は加工してあります。)



 そして、プレゼントの中味はこんなにたくさんの品々でした。

 右の椅子にかかっているのがヴェニガーさんがおばさまからもらったという壁掛けで、ローテンブルクのマルクト広場が織られています。それに彼の住んでいるフライジングの名品のチョコレート、バイエルン国立博物館の年鑑というのでしょうか。ヴェニガーさんも一部記事を書いていらっしゃいます。三津夫が今、辞書を引き引き読んでいるところです。他にお茶やクッキー。もう一度クリスマスが来たような楽しい日でした。

 今日、早速お礼のメールを書きました。このおばさまからの壁掛けはわが家の玄関にかけようと思っています。

 



 


ヴェニガーさんからいただいた1月の雪景色の写真をもう一枚載せておきます。ミュンヘンのバイエルン国立博物館

※このブログに掲載したすべての写真のコピーをお断りします。© 2015-2021  Midori FUKUDA

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246. 図書館情報を更新しました。

2021年02月08日 | 日記

 

▶公立および大学図書館の第四巻所蔵館が増えています。

 


近所のバラ1

 

▶図書館にも第四巻が増えています。

 第四巻の写真集『完・祈りの彫刻 リーメンシュナイダーと同時代の作家たち』の図書館の所蔵状況を以前ブログ242でご紹介したときには、公立・大学図書館での所蔵館合計は31館でした。そして、他の既刊3巻についても、12月に調べたときより以下のように増減していることがわかりましたのでここでご報告しておきます。

 第一巻『祈りの彫刻 リーメンシュナイダーを歩く』(2008年12月刊行)   
     公立図書館 121館  大学図書館 85館   合計  206館(5館減) 2021年1月27日調べ
 
 第二巻『続・祈りの彫刻 リーメンシュナイダーを歩く』(2013年1月刊行)
     公立図書館 103館     大学図書館 72館   合計  175館(10館減)2021年1月27日調べ
 
 第三巻『新・祈りの彫刻 リーメンシュナイダーと同時代の作家たち』(2018年8月刊行)
     公立図書館   72館     大学図書館 33館     合計  105館(5館増)2021年1月28日調べ
 
 第四巻『完・祈りの彫刻 リーメンシュナイダーと同時代の作家たち』(2020年11月15日刊行)
     公立図書館   61館  大学図書館 15館   合計76館(45館増)2021年2月6日調べ
 
 
▶図書館数の「増」はわかるけれど、何で「減」があるのでしょうか。
 
 それには以下の事情がありました。
 CiNiiという大学図書館のサイトでは第一巻と第二巻については『祈りの彫刻 リーメンシュナイダーを歩く』正・副として表示されています。そのため、第一巻しかない図書館もうっかり第二巻の所蔵館として数え、第二巻しかない図書館でも第一巻の所蔵館と数えてしまうことがあったというカウントの混乱があったことがわかりました。1月に気が付いて必死で調べ直した結果、上で述べたとおりの増減がありました。大変申し訳ありません。

 なお、カーリルにしてもCiNiiにしても日本にあるすべての図書館を網羅しているわけではありません。また、以前は名前が出ていた図書館が最近は名前が出なくなっているという浮動的な面もあります。これは書庫にしまわれてしまったのか、廃棄されたのかと思ったりしますが、理由ははっきりとはわかりません。ときには再び名前が復活してくることもあるので、調べたときにたまたま反応しなかったということもあるのかなぁと勝手に想像しています。でも、廃棄されているとしたらちょっと悲しいですね。多くの本が出版される現代においてはやむを得ないことなのかもしれませんが。
 というわけで、あくまでも目安としてカウントしています。
 
 それでも、貸し出し中は黄色い「貸し出し中」のマークがついて出てくるのです。あぁ、今どなたかが読んでくださっているのだなと思うと「ありがとうございます」とつぶやきながら調べています。同じ区や市で2箇所の図書館で所蔵してくださっているところもあって、本当に嬉しく思っています。

 それにしても、第一巻は地元の朝日タウンズで第一面に掲載されましたし、第二巻は朝日新聞の書評で取り上げられました。そして第三巻も写真展に関する新聞記事で取り上げられたことがありました。そのおかげでこれだけ図書館にも入れていただけたのではないかと思っていますが、第四巻はまだそうした機会がまったくないにもかかわらず、こんなにたくさん入れていただいているというのは、感謝を通り越して不思議でもあります。皆さまのおかげなのだと思うしかありません。
 この場所を借りて、リーメンシュナイダーというマイナーなドイツ中世の彫刻家についての本を手に取って読んでくださる方、図書館に要望してくださる方、ご購入いただいた方々に心から感謝申しあげます。
 
 
近所のバラ2
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245. リーメンシュナイダー写真展について

2021年02月01日 | 日記

▶第2回リーメンシュナイダー写真展を来年には何とか…

 


ボーデ博物館『竜と闘う聖ゲオルク」をもう一枚
 ティルマン・リーメンシュナイダー 1490~95年頃

 

▶まず、日経新聞の写真展に関する動画と記事についてです。

 ブログ244で日経新聞の記事で動画も見られることを書いておきました。その後、私自身も時々見て楽しんでいたのですが、一昨日、動画が開けなくなっていることに気が付きました。おや、残念…。でもせっかく短編ではあるけれどリーメンシュナイダーのエキスを紹介してくれている動画をこのまま見られないのは残念と思って、無料会員になってみました。そうしたら動画も記事も最後までバッチリ見られるようになったのです。いろいろなサイトの会員になるとコントロールも大変なので是非にとお薦めすることはできませんが、もし動画を見たいけど有料会員になるのは…とためらいがある方は無料会員でも見られますよとお伝えしておきます。(ただし、無料で見られる記事は一ヶ月に10本までだそうです。)日経新聞さんには、申し訳ない気持ちですが。

 

▶第2回リーメンシュナイダー写真展の予定を少しずつ考えています。

 国分寺のUさんのおかげで本当なら昨年秋にと考えていた第2回リーメンシュナイダー写真展ですが、コロナ禍に押されて延び延びとなっていました。でもご熱心なUさんが国分寺駅そばで会場を予約する場合、日程が最大8日間しか取れないこと、4ヶ月前からでないと予約できないことから、「こちらはどうでしょうか」といくつかの会場を探してくださっています。一つは駅からは歩くけれど私設のギャラリーなので予約が早めにできるというメリットがあります。しかも吉祥寺という集客メリットも大。そして冬なら料金が安くなる! これは大きな魅力です。もう一つは、やはり国分寺から少し歩くけれど公的な場所です。でもなかなか競争率は高いようです。

 来年、2022年にはドイツのシルヴィアとクラウス夫妻が新婚旅行を兼ねて、友人のアンゲリカ・ヴィリー夫妻と一緒に日本に来たいと言っているので、その前後ということになりますが、彼らが来日する夏休みの前に第2回写真展をやっておきたいなと思っています。どちらかというと写真展前の方が心理的にも実務的にも忙しくなりますから彼らを迎える忙しさと重なると大変かなと思うのです。だからといって、春となればやはり競争率も高くなりますので、冬の間にやれればと考えています。つまり、2022年の1~2月頃でしょうか。そうすれば今年の夏頃から準備を始め、かつコロナの様子を見て具体的に動き出せるのではないかと考えています。Uさんにはお世話になりますが、どうぞよろしくお願いいたします。

 


ボーデ博物館『竜と闘う聖ゲオルク」最後の一枚
 ちょっと
しつこすぎたかしら?

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