リーメンシュナイダーを歩く 

ドイツ後期ゴシックの彫刻家リーメンシュナイダーたちの作品を訪ねて歩いた記録をドイツの友人との交流を交えて書いていく。

346. 「リーメンシュナイダーを歩く旅」の思い出(6)感動をもらったブログ

2024年05月23日 | 旅行

▶写真展の感想から私の方が感動をいただきました。

 


友人宅のオリーブの花 


▶第2回目の写真展後のことでした。

 2022年の1月はコロナのオミクロン株が東京でも患者数を押し上げ始めました。こんな中で開催を決行した「福田緑写真展 No.2 リーメンシュナイダーを歩く」ではありましたが、1週間で500人を超える方が足を運んでくださったのでした。このとき、三津夫の大学時代からの親友、山﨑隆夫さんが何年ぶりかで写真展に来てくれて三津夫とも話し込んでいきました。

 その後、山﨑さんのブログ「扉の向こうは子どもの時間」に「彫刻はこう見るのか!」という記事が掲載されました。連れ合いが送ってくれたメールからこの記事を読んで、私は深く感動してしまいました。山﨑さんの表現力の素晴らしさと感受性の深さに参ってしまったのです。
 ミュンヘンのバイエルン国立博物館で専門の彫刻部門に加えて写真部門も担当しているマティアス・ヴェニガー博士が以前から「あなたの写真は素晴らしい」と言ってくださっていましたが、なんでそんなに喜んでいただけるのか理由を伺うとはっきりとしたお返事がいただけなかった
のです。どうも表現しにくいと困ったようなご様子でした。おそらく山﨑さんが書いてくださったような思いもあったのかもしれないと今は感じています。山﨑さんがどんな文章で表現してくれたのか、この頁から辿ってみていただけると嬉しいです。

269. 新刊『結・祈りの彫刻 リーメンシュナイダーからシュトース』が届きました。

 

▶オリーブの花

 話題は変わりますが、我が家には庭と言える庭がほとんどないのですが、友人夫妻宅には比較的大きな庭があり、高齢になって手入れができないと嘆いていらしたので娘や友人と一緒に好きな花を植えさせていただいています(花苗の購入費用はこのご夫妻が出してくださるのですけれどボランティアでできる範囲で手入れをするという関係です)。コロナで世界を自由に行き来できなくなった何とも重苦しい世界状況に加え、2022年2月24日にはロシアがウクライナに攻め込みました。

 このような時期、少しでも平和の花を咲かせたいとオリーブの苗を買ってきて植えたのは同年の4月8日でした。昨年は黄緑色の小さな粒がビッシリと枝についたので喜んでいたところ、1週間後には全てなくなっていました。鳥か虫に食べられたものかとガッカリしたのでした。今年はどうかなと気にかけていたところ、5月20日にようやく花を見ることができました(トップの写真)。今年こそ、この花がいくつかでも実を結び、高齢のご夫妻や私たちに元気をもらえるとありがたいと思いながらときどき様子を見に行っています。

 世界には平和を願う二つのバラ 「反核のバラ」と「アンネのバラ」 が咲き広がっているようですが、清瀬にも咲かせたいと、平和のバラの入手も友人たちと考え始めました。

※このブログに掲載したすべての写真のコピーをお断りします。© 2015-2024  Midori FUKUDA

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345. 「リーメンシュナイダーを歩く旅」の思い出(5)友人・知人の紹介

2024年05月19日 | 旅行

▶援助の手を差し伸べてくださった方々のご紹介です。

 


友人宅の芍薬

▶ドイツの「リーメンシュナイダー追いかけ人の旅」の恩人たち

 少しずつ自分の書いてきたブログを通して読み直していますが、コロナ禍の息苦しかった頃、こうしたビデオが多く作られました。私の「リーメンシュナイダー追いかけの旅」を様々な形で支援してくださったドイツの博物館関係の方々のお仕事をビデオでご覧になれますので、紹介しておきたいと思います。

216. 16回目のドイツ旅行(19)ミュンヘン、バイエルン国立博物館

 この頁のトップ写真は、最近日本の新聞でも取り上げられたマティアス・ヴェニガー博士です。今はユダヤの人々の家宝を関係者に戻すという国際的なプロジェクトでがんばっておられます。
 この頁で紹介したバイエルン国立博物館のビデオにはヴェニガーさんは登場しませんが、彼が撮影した写真を『完・祈りの彫刻 リーメンシュナイダーと同時代の作家たち』に掲載させていただいたモーリス・ダンスの踊り手たちがみられます。



 次に紹介するのは今はお目にかかれなくなってしまったボーデ博物館の元館長ジュリアン・シャピュイさんです。この後ご病気で入院され、メールも今では通じなくなってしまいました。残念ですが、せめて今は無事に静養されていることを祈るばかりです。

 

 そしてフランクフルト・アム・マインにあるリービークハウスのシュテファン・ロラーさんです。ニコラウス・ゲルハールト・フォン・ライデンの素晴らしい彫刻がアップで写っています。

 

 この他のビデオも紹介してあります。ドイツに行きたくても旅行するのがとんでもなかった時期、これらのビデオでどれだけ心慰められたことか。いつまでもお元気な姿が見られるのもありがたいことですし、彫刻も普段写せない角度からの撮影が多く、新鮮です。是非ご覧になってみてくださいね。

※このブログに掲載したすべての写真のコピーをお断りします。© 2015-2024  Midori FUKUDA

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