リーメンシュナイダーを歩く 

ドイツ後期ゴシックの彫刻家リーメンシュナイダーたちの作品を訪ねて歩いた記録をドイツの友人との交流を交えて書いていく。

45. ドイツに再びやって来ました

2017年03月13日 | 旅行

 2016年・ドイツ14回目の旅  No.1


                               

                                     世界で一番多くのリーメンシュナイダー及び工房の彫刻が展示されているマインフランケン博物館

   2016年10月から12月まで、私は2カ月、夫の三津夫は1カ月、ドイツを中心に旅をしてきました。帰国してすでに3ヶ月が経ち、旅の輪郭も少しずつ薄らいできています。これ以上遅くなってしまうと影しか残らないような気がして、とにかく旅の印象を書き始めることにしました。私にとってこの旅は4つのパートに分かれます。パートごとに書いていくことにします。
 一緒に旅をした箭本(やもと)啓子さんは、詩人の谷川俊太郎さんの事務所で働いている秘書のような存在の方です。私たちが谷川さんに送っているミニコミにいつも目を通していたそうで、2014年に行った我が家の「家族展」に来てくださって初めてお話したのでした。その折りに、
「もしまたドイツに行かれるようなことがあったらご一緒したいです。」
と言われていたので、半信半疑ではありましたが、昨年ドイツの旅を計画し始めたときにお声をかけたのでした。すると、本当に一緒に行くというではありませんか。夫婦と、まだ会って間もない一人が一緒の旅というのは珍しいと思いますが、彼女の前向き思考と「普通のツアーでは回れない場所に行きたい」ということばで珍道中が始まった次第です。

  旅の細かなルートはあとからでも動かせますが、往復の飛行機に空きがなければ日程が定まりません。3人の都合の合う日を考えて10月12日に出発、箭本さんはお仕事をそう長くは休めないので22日に帰国ということになりました。我が家で旅の内容の打ち合わせをしたときに、彼女はビールもワインも日本酒でも何でも大丈夫ということがわかり、ドイツビールが大好きな三津夫は大喜び。美術や建築にも大変興味がある箭本さんと話が弾んで、「これなら一緒に旅を楽しめるね」とホッとしたのでした。お互いに高齢の母親を持つ身なので、万が一何かあったらキャンセルすることになります。従ってホテルは夏を越して9月になってから予約を入れることにしました。ただ、私が一人旅の時の休暇用アパートは3週間という長期なので、例えキャンセルすることになっても押さえておかなければなりません。ヴュルツブルクからバスで22分のところにある住みやすそうなアパートを予約しました。 

 ※ このブログに掲載したすべての写真のコピーをお断りします。© 2015 Midori FUKUDA

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