▶再校原稿がやってきます
友人の庭先から
ちょっと原稿から離れますが、このところ、ご近所の庭先の花々が美しい姿を見せてくれます。
私は、娘やお隣の若いママさん、範子さんと3人でご近所のお庭の手入れをしています。その友人(仮にKさんとしておきます)はご高齢の域に入り、持病のため庭仕事をしたくてもできないお体。娘はおばあちゃん(夫の母)譲りで植物への愛情はとても深いのですが、植えたくても植えるスペースと自由に使えるお金があまり無い…。この両者の思いを繋いだのが4年前のことでした。
ある日、Kさんが広いお庭が荒れているのを見て嘆いていらしたので、娘が「どこか勝手に庭造りをさせてくれるところがないかなぁ…」と話していたことを伝えたところ、「どうぞこの庭で好きなようにやってくださいな。助かるわ~!」と…。好きな花を植えても、道具の費用がかかっても構わないので請求してくださいとおっしゃるので、ボランティアで花を植え始めました。娘はよろこんであれを植えたい、ここをこうしようとアイデアを練り、お隣の範子さんと時に買い出しツアーを行っては花壇に植えてきました。あるときはせっかく植えたイチジクが、しばらくしてから降った大雨で枯れてしまったり、1年間元気だった芝が翌年は茶色くなって枯れてしまったりと、失敗もたくさんしたのですが、Kさんご夫妻は目くじらを立てることも無くおおらかで、名前の知らない花々が咲くとよろこんでくださるのです。上の写真は、そんなKさんのお庭の一角にある草花。名前はわからなくなってしまいましたが、風になびく穂が美しく、ところどころに顔を覗かせる赤いファイヤーフライ(シレネ)が喜んでいるようです。ちょうど今は一昨年、昨年と少しずつ増やしてきたギガンジウム(ギガンチウム)が花盛り。全部で9つの球根を植えたのですが、5月11日には左下のようにつぼみが開き始め、今は満開です。
私も家から数分のKさんのお宅の庭先を時々覗いては写真を撮らせていただいています。つい先日は、娘の長い間の夢だった睡蓮鉢をもうけ、小さなヒメダカを10匹放しました。
ちなみに我が家の庭にはそのようなスペースは無いので、小さなトマトや小花を植えて楽しんでいます。すでにユスラウメの赤い実は夫が収穫してジャムにしてくれました。東に面した娘の部屋にはこれから日がさしてとても暑くなるので、ゴーヤとキュウリを植えました。グリーンカーテンが早くのびて2階まで上がってくることを祈っています。
さて、来週は再校原稿が届くことになっています。また疲れたらちょっとKさんの庭の花やメダカを覗きに行って、がんばって修正していこうと思います。
※ このブログに掲載したすべての写真のコピーをお断りします。© 2015 Midori FUKUDA