リーメンシュナイダーを歩く 

ドイツ後期ゴシックの彫刻家リーメンシュナイダーたちの作品を訪ねて歩いた記録をドイツの友人との交流を交えて書いていく。

127. 3冊目の写真集 ▶11館のうち8館の返事が届く

2017年12月17日 | 日記

11館のうち8館の返事が届く

 

   

  藤の花で有名な足利フラワーパークにて

 

 12月11日(月) ようやく8館目の返信が届きました。ニュルンベルクのゲルマン国立博物館からです。残念ながら、やはり画像を載せるのは不許可で、40ユーロで購入すれば出版できるとのことでした。ここにはファイト・シュトースの代表作があるのですが、掲載はあきらめます。

  12月17日(日) まだ返事の届かない3つの美術館に、メールで問い合わせを出しました。何と書いたらいいのか、悩みながらでしたが、中途半端で終えるのは残念ですから。ダメならダメときちんと返事をいただいてからあきらめようと思います。

 

 このあとは年末の大掃除に集中するつもりです。今年、このブログを訪れてくださった方々、ありがとうございました。

 みなさま、どうぞ良いお年をお迎えください。新しい年が平和で、世界中のだれもが毎日を心穏やかに過ごすことができるようになることを祈っています。


※ このブログに掲載したすべての写真のコピーをお断りします。© 2015 Midori FUKUDA

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126. 3冊目の写真集 ▶タイトルが決まる

2017年12月11日 | 日記

タイトルが決まる


藤の花で有名な足利フラワーパークにて


 やはり、今週は残りの4館からの反応がありません。もう一度メールだけでもしてみた方が良いのかなと考えているところです。

12月5日(火)ようやく新刊本の日本語タイトルとドイツ語のタイトルが決まりました。気になっていたクリーヴランド美術館との契約書にようやく必要事項をすべて記入し、送ることができました。ドイツの友達に問い合わせ、おかしな文言があったら教えて欲しいと頼んでいたものです。少し長くはなるけれど、きちんとしたタイトルにするならこれがいいだろうと返事をくれました。

『祈りの彫刻 中世ドイツを歩く』(ごめんなさい。今朝の文章では直すのを忘れていました。これが正しいタイトルです。)

„Skulptur als Gebet.
  Annäherung an Tilman Riemenschneider und weitere Bildhauer des Mittelalters. Band III


12月6日(水)クリーヴランド美術館から契約書類を受領した旨、メールがありました。これで一件落着です。

 英語でメールを送ったのはもう1館、アムステルダムの国立美術館です。ここは2012年に「ホームページの画像を使わせていただけないでしょうか」と問い合わせたところ、1枚画像を掲載するのなら40ユーロかかりますという返事でした。そのときはまだ作品を見ていなかったので自分の画像が無かったのでしたが、今回は自分で写した写真を使えるかどうかという新たな問い合わせです。

 ウィーンの美術史美術館のゴールドマンさんにはメールで問い合わせたのですが、「自分で写した写真を掲載することについては許可は不要ですよ」とのことでした。ベルリンのボーデ博物館のシャピエさんからも、私が撮影した写真は何をどのように使っても全く問題ないとの許可をいただいています。どちらも直接お目にかかっている方です。そうでなければ、もしかしたら許可はいただけなかったかもしれませんが。それにしても、美術館によってずいぶん対応が違うものだと思います。

   ♥  ♣  ♠  ♦  

 一方、タイトルも決まったし、いよいよ本当の構成を考えなくてはと思ったときに、避けては通れない問題があります。それはカラー写真とモノクロ写真の割合をどうするかということです。私が作ろうとしているような写真集の場合、全部の写真をカラーで載せる方法と、(モノクロの方が印象深くなる写真もあり、どちらかといえばカラーで載せたいけれど費用の関係でモノクロで我慢するという写真もあるので)モノクロとカラーを混合で載せる方法とがあります。最初の『祈りの彫刻 リーメンシュナイダーを歩く』では、ドイツのアマチュア写真家 Johannes Pötzsch の頁はカラーにして、私が紹介したいと思った写真は娘に写してもらった上でモノクロで載せました。カラー写真の掲載数は高額な出版費用とからんでくるので、具体的に決めないと動き出すことができません。もちろん全部モノクロで載せる方法もあるわけですが、やはりカラーでないと伝わりにくい感動もあり、私はカラーを多めに入れたいと考えています。

 そこで、丸善プラネットとコンタクトを取り始めました。以前お世話になった白石好男さんがいらして、すぐにお返事をくださいました。口うるさい顧客だったのでいやがられていないかとちょっと気にはなりましたが、そこは高額な出版費用なので当然だとおっしゃって、「お待ちしております」とのお返事をいただくことができました。ただ、とても丁寧に、かつ親切に編集を進めてくださった公文理子さんは退職なさったということで残念でしたが、新しいスタッフの方々と一生懸命良い本を作っていきたいと改めて感じています。今月中に一度お目にかかって相談をしてきます。

※ このブログに掲載したすべての写真のコピーをお断りします。© 2015 Midori FUKUDA 

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125. 3冊目の写真集 ▶クリーヴランド美術館からOKの返事

2017年12月02日 | 日記

クリーヴランド美術館からOKの返事


   

   藤の花で有名な足利フラワーパークにて 

 

 先週書いた美術館からの返信ですが、考えてみたら今までメールのやりとりをしたことのある美術館からの返信が多かったのです。初めてのやりとりはマインツのドーム博物館だけでした。お目にかかったことはないけれど、文章でやりとりをしていた方は、やはり名前をみた記憶のある人間から手紙を受け取ったら、恐らく判断も速やかにしてくださるのでしょうね。

 ここで11館に送った手紙のうち、何館から返事をもらったのか目次とつきあわせてみたところ4館の記録しかなくて、どうも数が合いません。よくよく確かめてみたら、シュヴェービッシュ・ハルのハル・マインフランケン博物館には友達のマリアンヌが掛け合ってくれて、既にOKのメールが届いていたので念の為、写真を載せた頁を送ったのでした。これで合計6館。


 さて、今週の反応です。

11月27日(月)東京のアルテ・ピナコテークの画像を取り扱う株式会社フジ・メディア・テクノロジーから連絡が入りました。出版の内容を知りたいとのことで、アルテ・ピナコテークに送った内容を伝え、1枚画像を買うとしたらいくらかかるのかということを知りたいと返信しました。

11月28日(火)フジ・メディア・テクノロジーから回答が来ました。私の本の内容だと画像を1枚載せるのに6,000円かかるそうです。できれば4枚載せたいと思いましたが、そうなると24,000円となります。アメリカに比べると、それほど高い金額ではないのです。でも、夫は「やめよう。その分、あなたが写した写真を少しでも多く載せた方が良い」といいます。確かに美術館から買った画像を載せるのであれば、自分の写した別作品の写真を増やした方が良いかもしれないと思ったので、残念ですがアルテ・ピナコテークにあるミヒャエル・パッハーの「教父アウグスティヌス祭壇」の絵を載せることはあきらめました。この作家は彫刻だけでなく、絵も描くのです。それもなかなかの技量で、独特な雰囲気を持つ祭壇画だったので紹介したかったのですが。興味のある方は検索してみてください。

12月1日(金)週末になって、また朗報が飛び込んできました。アメリカのクリーヴランド美術館から、画像使用許可が下りたのです。そのためには英文の書類にサインをして送り返さなければなりませんが、「鶏が先か、卵が先か」という問題にぶち当たりました。本の内容を書くのに、手紙ではまだ頁数も、出版会社もタイトルも仮のものであることを伝えましたが、その誓約書にはこれらを書かなければなりません。未確定のままで書いて良いのか、きちんと契約を交わした後で書かないとならないのか、再度お尋ねのメールを送りました。でも、ここの作品「聖ジェロームとライオン」は深い感動をもらった作品なので、掲載が許可されたのはとても嬉しいことです。

12月2日(土)早速クリーヴランド美術館の担当の方から返信がありました。契約書類には未確定のままで書いて良いとのこと。他にもいくつか細かな質問に対して丁寧に回答をくださいました。もう一度しっかり読み直してからサインをして書類を送るつもりです。


 11館のうち7館から返事があり、6館はOKというのはなかなか良い反応です。残るは4館。今年中に返事が届けば嬉しいのですが。

 ※ このブログに掲載したすべての写真のコピーをお断りします。© 2015 Midori FUKUDA

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