★5月3日は憲法記念日だった。
特に憲法改正問題が現実の政治問題になっていることもあって、今年の憲法記念日は例年とはちょっと違ったいろんな動きがあった。
今の日本の憲法に関しては、いろんなことが言われているが、安倍さんは改正の方向で政治を引っ張っている。
国民が安全で平和な暮らしを維持していくためには、平和が維持され、戦争などには巻き込まれないことが一番で、日本は軍隊も持たなかったが、戦争にも巻き込まれずに、この70年間を平和に過ごしてきた。
その間に存在した憲法が、現在の憲法なのである。
70年間も、何ごとも問題なかったのだから、今の憲法でも、今の状態でもいいのではないかと言う護憲派の意見も、解らぬでもない。
ただ、今の憲法はアメリカの占領下において創られたもので、日本独自が創ったものではナイと言うのも事実だし、
70年も経ったのだから日本の国に相応しい自らの憲法を持ちたいと言うのも納得できる。
正直言って、自分自身の意見として確たるものを持っているわけではないが、どちらかと言うと『憲法改正』の方に「まる」である。
★このような問題に関して、必ず登場するのが『世論調査』とか『意識調査』なのだが、どうもその『世論調査』なるものが、信用できないような気がする。
大体、世の中のいろんな問題について、ちゃんと関心を持ち、自分の意見を確りと持っている人が少ないのだと思っている。
殆どの一般国民があまり関心を持っていない問題を、無作為に選んで、二者択一の答えなどを求めるような調査そのものがあまり意味がないのではと思ってしまう。
これがニュースでも何回も流れたNHKの今回の調査結果である。
そして、これが前年度との変化なのである。
これだけ変化があると言うのは、世の中の意見は『その程度の頼りないもの』だと言うことだろう。
ちゃんとした、自分の意見ではなくて、その時の世の中の流れみたいなものが影響するのだろうと思う。
これは日経の調査だが、賛成、反対が半々で拮抗している。
これは日経を読む層だから、幾らか知識層と言えるのか。
そしてこれはYahooの意識調査である。
これは賛成の方が多い。
この意識調査は、無作為の参加ではなくて、ここに『投票する』と言う意識を少なくとも持っている人達だから、
幾らかでもこの問題に『関心を持っていた』人達だと言うことが出来るだろう。
★いろんな意見があるが、当面の憲法改正問題は、現在の安倍政権がリードして一つの方向を示すのだろう。
一般の法案と違って、国家の根幹をなす憲法だから、国民も確りと勉強をして、判断すべき問題なのだと思う。
現時点の無作為で選んだ一般の意識調査などを根拠にすべきでないことは間違いない。
平和ボケだとか、国に対する関心のなさ、ひいては政治に対する無関心さ、そんな状態からの脱却ををまず図らねばなるまい。
民主党時代の菅さんがダメだったことは間違いないが、安倍さんはなかなか立派だと思っている。
安倍さんの後1年ぐらいの方向について、よく見定めた上で、『憲法改正』と言う大きな課題を確りと考えていいのではなかろうか?
あと1年経てば、もう少し国民の関心も、意識も、少しはまともなものになるかも知れない。
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