Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

5月のイギリス。

2022-05-04 01:14:22 | 英国内のこの頃

5月1日メーデーが日曜日に当たったので2日が振替休暇で3日間の連休になった。日本はいつもこの時期大型連休になると騒いでいるが、英国では4月にイースターの休暇が長かったので、娘の家族などどこへも行かない。

 

それで日曜日のお昼に娘の家へ遊びに行ったのに別に何もすることなく3時間も昼寝をして、夕方5時歩いて家に帰ることにした。車で送ってあげるというのを断って、わが家との中間点にある公園わきを通り、フェンスの向こうにワラビが生えているのを確認した。すぐ藪の中に分け入り、数分で一抱えほど取り、ついでにヨモギの新芽も摘んで帰宅。ワラビは重曹であく抜きし、ヨモギと赤ピーマンを天ぷらにした。

天ぷらも以前は小麦粉に卵を入れてあとは水溶きしていたものだが、この数年前からスパークリング・ウオターを入れるとカリッと仕上がるので、卵も使わなくなった。

この3日前いつも行くルーシャムのマーケットで、A4サイズの紙箱にデイツがびっしり入って2ポンドと言うのを見つけ、日本へ帰る友達のお土産にと買った。重さが3KG近くあって重く、友達は持って帰れないという。

親しい友達が集まってのお別れパーティだったが、土産にならないものはみんなで食べましょうと開けてびっくり、なんとこれはデイツではなくて干し柿だった。

英国で干し柿など見たこともないが、中華店で売っているとのことで、どうやら間違ってマーケットに出たものと思われる。日本へ持って帰らないとのことで残留組3人で分けて持って帰った。

2日月曜日、振替休暇の1日は、娘がワイルドガーリックの葉を取りに行くのに連れて行ってくれた。

田舎の細道を走るとあちこちサイクリストが2-3人づつかたまって走っている。狭い道でサイクリストも車の運転手も両方怖い。林の中はブルーベルで青くなっている。

車は道端に止めていつも行く林の中の細道。いろいろな野の花が咲いている。Bugleと言うこの花は日本語では、 ヨウシュ・ジュウニヒトエと言うのだそうな。

 

 

Yellow Archangel とよばれるこの花は日本語で黄花踊子草と言う。

 

ブルーベルにも2種類あって、これは英国原産のやや細めのブルーベル。今が最盛期でどこの林の下草も青く染まって見える。私の庭に生えているのはスパニッシュ・ブルーベルで英国系より太くたくましく花も大きい。英国系はスペイン系に押されて消えると言われているが今のところ林の中は英国系の天下。

 

 

 

野生の花ではとってもかわいいキャンピオン。今から道端のどこにでも咲き始める。

 

 

この林の1か所にだけ見られるホワイトベル。昨年よりも少しだけ増えてきている様子だった。

 

 

ワイルドガーリックはこれだけ生えていると採りがいもあるというもの、花やつぼみも葉もみんな食べられる。強力なニンニクの匂いがする。短時間で大きな袋いっぱいに摘んだ。

帰ったらきれいに洗って塩漬けにしようと思う。いろんな野菜と油いためにしてもよし、スープにしてもよい。

 

黄花踊子草とブルーベルが混生。

 

英国の春に欠かせないブルーベル。

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« グリニッチ公園 | トップ | 5月のイギリスーその2 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

英国内のこの頃」カテゴリの最新記事