はいっ!湊かなえさんですよ。
わくわく・・どきどき・・読み進めます。
はいっ!伏線は、きっちり拾わなきゃ、拾わなきゃ・・。
本の帯↓です。
・・小学生のときの姉失踪事件。大学生になった今でも後悔と疑念に囚われている妹。彼女が、ある問いをかかえたまま、故郷に帰る場面から物語は始まります。頭の中に浮かんでくるのは、記憶を呼び起こす「童話」でした。
これが↓記憶を呼び起すという童話です。
アンデルセンの「エンドウ豆の上に寝たお姫さま」というお話。
あるところに本当のお姫様をお妃に迎え入れたいと考えていた王子様がいた。王子様は世界中をまわって本当のお姫様を探したが、何かしらよくないところがあって本当かどうか疑わしいお姫様しか見つからず、王子様は失望した。ある嵐の晩、ひとりのお姫様がお城にやってきた。お姫様は雨でびしょぬれであったが、自分は本当のお姫様だと言った。王妃は試しにベッドの上に一粒のエンドウ豆を置き、その上に敷布団を二十枚敷き、さらにやわらかい羽布団も二十枚重ねた。お姫様はその上で寝ることになった。
朝になり、城の者が寝心地はいかがでしたかとお姫様に聞くと、お姫様はなにか固いものがベッドの中に入っていたため体中に跡が付いてしまい眠れなかったと答えた。二十枚の敷布団を敷きその上に二十枚のやわらかい羽根布団を重ねてもエンドウ豆が体にこたえるというほど感じやすい人は本当のお姫様に違いないということで、王子様はこのお姫様をお妃に迎え入れた。
布団の下の豆粒の正体。
これが、実に厄介なものなのです。
語り手の結衣子は、姉の万佑子が行方不明になる前までに共有した時間の中
優しかった姉という記憶に、ずっと縛られ続けます。
失踪から2年。戻ってきた万佑子を本物だと信じることができないでいる結衣子。
その原因が、どうしても拭い去ることのできない「違和感」です。
その違和感が、このアンデルセン童話の中の豆粒なのです。
背中の豆粒の存在を払拭してくれるものはなんなのだろう。
姉の万佑子が本物だと断言でき、豆粒をとりのぞいてくれるものは何なのだろう。
真実は、終盤、一気に明かされます。
重い重い真実です。
解決と一言では片づけられない結末です。
真実を知ってもなお、
いえ、真実を知ったからこそむしろ胸に響くひとつの疑問符。
あなたのそばの大切な誰か。
その人のことを100%説明できますか。
【遠くの親戚より近くの他人】
はたまた
【血は水よりも濃い】
いやいや
【兄弟は他人の始まり】
3つのことわざがぐるぐるぐるぐる。
堂々巡りで、結論がだせません。
【遠くの親戚より近くの他人】
・・血の繋がっている親類であっても、遠く離れて暮らしていれば行き来も少なくなり、情も通わなくなるもので、万が一急を要する出来事があった場合に助けられることはない。
赤の他人であっても、自分の近くにいる人のほうが、かえって力になってくれるということ。
【血は水よりも濃いの解説】
・・血液が水よりも重く濃い液体であることから、血の繋がった身内の絆の濃さを表している。
親しい他人に比べても、血縁者同士の絆のほうが深く強いもので、頼りになるということ。
また、同じ血が流れる者同士の間には、濃い結びつきがあるということ。
【兄弟は他人の始まり
・・兄弟は他人の始まりとは、血を分けた兄弟であっても、それぞれ成長し独立すると、疎遠になって他人同士のようになっていくということ。
・・
わくわく・・どきどき・・読み進めます。
はいっ!伏線は、きっちり拾わなきゃ、拾わなきゃ・・。
本の帯↓です。
・・小学生のときの姉失踪事件。大学生になった今でも後悔と疑念に囚われている妹。彼女が、ある問いをかかえたまま、故郷に帰る場面から物語は始まります。頭の中に浮かんでくるのは、記憶を呼び起こす「童話」でした。
これが↓記憶を呼び起すという童話です。
アンデルセンの「エンドウ豆の上に寝たお姫さま」というお話。
あるところに本当のお姫様をお妃に迎え入れたいと考えていた王子様がいた。王子様は世界中をまわって本当のお姫様を探したが、何かしらよくないところがあって本当かどうか疑わしいお姫様しか見つからず、王子様は失望した。ある嵐の晩、ひとりのお姫様がお城にやってきた。お姫様は雨でびしょぬれであったが、自分は本当のお姫様だと言った。王妃は試しにベッドの上に一粒のエンドウ豆を置き、その上に敷布団を二十枚敷き、さらにやわらかい羽布団も二十枚重ねた。お姫様はその上で寝ることになった。
朝になり、城の者が寝心地はいかがでしたかとお姫様に聞くと、お姫様はなにか固いものがベッドの中に入っていたため体中に跡が付いてしまい眠れなかったと答えた。二十枚の敷布団を敷きその上に二十枚のやわらかい羽根布団を重ねてもエンドウ豆が体にこたえるというほど感じやすい人は本当のお姫様に違いないということで、王子様はこのお姫様をお妃に迎え入れた。
布団の下の豆粒の正体。
これが、実に厄介なものなのです。
語り手の結衣子は、姉の万佑子が行方不明になる前までに共有した時間の中
優しかった姉という記憶に、ずっと縛られ続けます。
失踪から2年。戻ってきた万佑子を本物だと信じることができないでいる結衣子。
その原因が、どうしても拭い去ることのできない「違和感」です。
その違和感が、このアンデルセン童話の中の豆粒なのです。
背中の豆粒の存在を払拭してくれるものはなんなのだろう。
姉の万佑子が本物だと断言でき、豆粒をとりのぞいてくれるものは何なのだろう。
真実は、終盤、一気に明かされます。
重い重い真実です。
解決と一言では片づけられない結末です。
真実を知ってもなお、
いえ、真実を知ったからこそむしろ胸に響くひとつの疑問符。
あなたのそばの大切な誰か。
その人のことを100%説明できますか。
【遠くの親戚より近くの他人】
はたまた
【血は水よりも濃い】
いやいや
【兄弟は他人の始まり】
3つのことわざがぐるぐるぐるぐる。
堂々巡りで、結論がだせません。
【遠くの親戚より近くの他人】
・・血の繋がっている親類であっても、遠く離れて暮らしていれば行き来も少なくなり、情も通わなくなるもので、万が一急を要する出来事があった場合に助けられることはない。
赤の他人であっても、自分の近くにいる人のほうが、かえって力になってくれるということ。
【血は水よりも濃いの解説】
・・血液が水よりも重く濃い液体であることから、血の繋がった身内の絆の濃さを表している。
親しい他人に比べても、血縁者同士の絆のほうが深く強いもので、頼りになるということ。
また、同じ血が流れる者同士の間には、濃い結びつきがあるということ。
【兄弟は他人の始まり
・・兄弟は他人の始まりとは、血を分けた兄弟であっても、それぞれ成長し独立すると、疎遠になって他人同士のようになっていくということ。
・・
これは、チェックしなくてはなりませんね。
今週の金曜日には、東野圭吾先生の新作も発売されます。それは、予約してあるからいいのですが・・・
まずは、書店へGO!!
弟がなくなったとき、私の知らない弟の話をたくさん聞きました^^
したっけ。
3月に発行されています。
おもしろかったです。
さすが
湊かなえさんです。
これは、絶対
映画化決定~~~ですね~~~
この物語
親しい姉に感じる違和感が描かれています。
その違和感の根底にあるもの
追及は、難しいですよね・・・