青龍神界鏡

次はまた首相してみんかお前。
https://www.youtube.com/watch?v=CsI7GSs4d1s

上京堀川うえいあはね北小大門町奥入リ朧月見夜六十三

1583年03月08日 00時00分00秒 | 投稿

ねお上空、二千米で移動を停止し、秒速三米で降下していく。
船体表面の無数の孔から吹き出す、倫理的風、成分の数々。
移動時に孔が吸い集めし地球の大気成分が、船体の地球への好意により、現在こうして。
屋上の上空三十米の高さで宇宙船は降下を停止し、やや横に移動する。
人間の自然な歩行降下への仕え、としての自動操舵。
宇宙船の最大面積の多角形層からは透明な手すりつき階段が伸びてくる。
あ、宇宙船は母船が縦二百キロ、横千百キロ、高さ十キロ。
内部は街の様相で移民船には容易登用可。
小型船は立方体、一辺七百米大。
階段は月白、げっぱく
https://www.colordic.org/colorsample/2324
を、二・五倍薄くした色。
最後の先端は、屋上から二米の高さで、終わっている。
もう無い。
彼らが自己に課していると、明確な認識の内にある一踏破事。
利器、人間交際、野放図収奪にあった例えば移動利益、自己体重への無言が織り成す野卑な自己失笑への毎度、自然な抵抗への勇気の発揮法とは。
到着者一人目は先に、笑顔ながらの真剣思案にある。
今回はこうなったわ、どうしましょう。
十二分かかった。
十時間分の文明観念耽溺快楽、との非哲学的、無数の他者搾取快楽頭脳への頚骨闘争、階段を降り切りたいの、頑迷な欲望と疑われても開きたい人生の扉と鍵の双方は、既にあたしの頭の記憶事、知見を動かす前に頚骨領域の、閂をこうして見苦しい横車操作で傷つけているがあたしは非哲学的佇みで状況を注視しているわ。
すると階段は、追加五段を生やす。
先端領域に立つとある人間の態度を異空間科学が測定していた。
階段は高濃度成分が満つ、液状的振る舞いを見せるが即座に固体物的利益を提供可能な、中間たる泡状が、階段の延伸時の振る舞いの文学的説明としては妥当。
階段の断面から、泡振る舞いが沸いてきたが、即座に階段化していった。
収納時は先端から、断面が船へ溶けて戻りゆく。
謎成分、死後科。
乗船者は一人残らず、伝達事を一切交わさずのまま、各々観念苦闘を踏破していくが、階段を生やした先頭者との苦闘の規格比較は調べない。
ここら場面ではそういうもの。
三分で降りる者、二十分かけ、その間降りずにいた者。
京側の迎え役は居ない。
利用可能な個室の地図を渡してあるだけで、来日の期日を要請してはいない。
いつでも来て下さい。
屋上の港機能の期待性については月側は丁寧、入念に京側に聞いていた。
乗り付けていいですか。
屋上ですぐに分かる階段へは、最後の一人の降下を、歓談しながら待ち、全員で降りていく。
利用予定の部屋は各自が、選定済み。
頒布済みの彼らが新たに作成していた地図を元に、二階に分かれている利用可能部屋群に彼らは個人の荷物と共に散っていく。
二つの車輪付きの黒く、カーボン素材印象のカバン。
現代の地球の空港で、と酷似。
“ご自由に日時をお選びになってのご来訪へは、私共は、常なる感激、あなた様方により満ちたりしまま、が手足を自然に駆動する様へは、夜空の漆黒、星を知り呑みゆきしとの光捉えへの歓喜の隷従、自由を選べぬままでございます。”
いつか交歓の機に至りたいものですね、との自然同意には既に二者は達していた。
月側はいちいち、歌だ舞踊を披露していきます、だのの事前告知は京側へは伝えてはおらず、京側も同様。
とにかく、訪問とは交歓とあらば、歌を披露しましょう、との慶事運び、となっていったらしい。
そうしたご訪問とあらば、へのお待ちの幕屋をこちらは準備しております。
それが月との交際殿、が至っていきそうな隠れ宴舞台の場へ、京がしつらえ、せしめられたらしき、ねおだった。
京は月が利用する虚ろ船、宇宙船の存在を知っている。
そしてねおの屋上が備えし着陸船の規格は、宿の大型さにより、どうにか偶然、月が用いる宇宙船の着陸希望を満たせた。
京は月の宇宙船の規格までをも詳細に察知しつつ屋上を設計したのではなく、希望の満足とは、二者が折衝時に判明せし、結果的事象だった。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 上京堀川うえいあはね北小大... | トップ | 上京堀川うえいあはね北小大... »
最新の画像もっと見る