青龍神界鏡

次はまた首相してみんかお前。
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二百二十一面目   花柄の筆箱を包む物は その九 か

2023年07月23日 10時00分00秒 | 投稿

千六百三十四年、八月、北京とその周囲の各市が京へ斥候役を遣わす回数は比例を続けていきます。
この事態は自動的に、京へ、北京は、外交使節団を、御送りすべし、との語順の文を成立させていきます。
代表者は不在なる一団、十五名は小物品目へ目が利く政商を中心に構成されており、内四名は女性で、また引き連れる兵站役五名の内二名も女性でした。
九月中旬、京、上京、勘解曲小路町(かでのこうじちょう)の町内会施設で清は京の代表団と出会います。



こことの臨時話題向け施設に参集せし京側の顔ぶれは、年齢三十四の女性政治家の長を含め二十九名でしたが、内女性は十九名と半数以上を占めていました。
京の方々は多様な経路を通じ、既に北京を中心に清各市を襲う、未曽有の異常物流気象を深く関知していました。
上海に到着せし北京と香港、二市の異常事態情報は電話や書簡を通じ、難波の証券取引所へ伝達され続けていました。
世へ報道済みである情報を、人間的に法的統御を試みいきし、映らぬテレビ画面群、雑音のみを流すラジオ群、使えぬ片手大携帯電話が室内に並ぶ、ここは報道局也と自認中頭部が、政経と民生の間の廊下をふらつく狂気爆笑少女の声量、歩み速度、ふらつき態様を項目に、時期で区切りつつ正確に簡明化していたようです。
京側の代表、“んぬふぉふぉふ ふぉうふぉう”は切り出します。
「貴国、広域を襲う奇怪極まる異常天候を深く案じております。
私共は可能な限りの術に訴え、策謀の出自を洗っている最中でございます。」
清側代表は相國寺(しょうこくじ)で罵声を浴びた期日と、異常天候が発生し出した時期が、ほぼ同時期との事実を明かしません。
これは当時の常識、“異なる外交日程で発生せし事態、内実情報は明かさずべし”に従った判断でした。
市政構成者、専門分野を政治学、民生上指標解釈とする “デュゥアー キュー シュー”、七十才の男性の吏は挨拶を伝え、現況を明かします。



「我が国を濃く覆う黒雲の出所についての手掛かりを貴市、京にお伺いしたく、今回こちらに参じた次第でございます。
目下、要求は皆目不明のままです。
我が国、明代よりの在り様に関する罵詈雑言を叫ぶ書簡は小山が如く溜まり続ける一方、我が国の変貌、改心を求める書簡は一本すらございません。」
“策謀者は狂って、居る”。
これがこの対面の機に於いて京側大勢が露呈した顔曰くの正直な慨嘆でした。
二者はこの機に口約に至ります。
“経済交流上の期間単位、四・三から四・六とのつまりは二年半ほど、双方は状況を静観すると致しましょう。
即ち、状況を荒立て得る、あらゆる介入措置を二者は選ばずとし、竜巻状に舞う紙切れが、無力に落ち着いていく様を待つとしましょう。”
二者は他に案を思い浮かばず、が実のところでした。

二百二十一面目   花柄の筆箱を包む物は その九 き

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