青龍神界鏡

次はまた首相してみんかお前。
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百八十五面目   漆黒に染まる創造主

2014年01月01日 08時00分00秒 | 投稿

玉座の間で宇宙の情勢を知る創造主の眼前が漆黒に染まった事が幾度となくありました。
宇宙環境の調整に関する重要な判断を下す際の思考形成方針、“軽やかさ”の足並みが凍りついたのです。
生来それを売りに人生を送った創造主の選択肢に常に無かったのは、深い思考による精神労働でした。
面倒な知的作業など、彼にとっては論外だったのです。
「ここらの文明群はもうしばらくで発展が頭打ちだから今の内にもっと美形人間や芸術を過剰に煽る風潮を流行らせていこう。
仕上げ段階で必要な神の啓蒙についての基調演説が楽になるよう文明を堕落化させておこう。」

「しけた星だな。
ぶっ壊れてもいいんじゃねーの。
宇宙海賊の寄港星にするより増しだから射撃実験の的にでもしてみよう。」
「この生き物気に入ったよ。
いいよ、美しいよ、この肌触り最高だよ。
輸出しろ。
別次元にも流行らせろ。
殺した奴は厳罰に処せ。
喰っている文明は滅ぼせ。
人間は魔界に収監だ。」
「この星の美人ぶっ飛びだぜ。
所以無いけど神懸かって交わい感得してーよ。」
「お、宇宙戦争か。
いいね、軍艦は船長が操るが、船長は創造主が操る。
そいだもんでお前戦争に負けろ。
お前んとこの文化が気に入らん。
部下の報告聞く時に頭に女の喘ぎ声聞かしめてやる。」
「おおっと今度はこんな美形人種が現れたのか。
性的興奮感得度はこの程度で、性的快楽鋭敏指数はこの程度か。
これ、コカインの一万倍じゃねーか。
どっかーん。
コラ、貴族だ。
美人貴族はどこだコラ。
創造主がお初をせしめる。
男優の意識は完全遮断だ。」
「時には過去もいいもんだ。
そいだもんで過去の情報を未来に放流したらどうなるか実験したくなるもんだ。」
一事が万事この調子です。
普段の振る舞いに創造主としての愉悦は無く、単に元来このような性格だったようです。
無辺に存在する快楽、娯楽の御殿で豪遊に耽るのみが彼にとっての宇宙の治政方針でした。
この神、意志がついに屈したのは、ただ圧倒的罪悪感の前でした。
人間を相手にしての放胆主義のつま先を走っていた神経の人倫がついに痛みを訴えたのです。
地球の四分の一ほどの人口のある星の人間の魂の死後の行き先の六割が魔界、四割がシュラゲロンとなっている事を創造主は知ります。
完全な創造失敗星です。
原因は創造主の乱暴狼藉にありました。
その星ではこの星で言う、南アフリカの九十倍程の退廃振りが顕在化していました。
住む人間達は遍くゴミ共です。
殺戮、強姦、強盗、差別、詐欺、誘拐、異星人契約、霊的存在による完全乗っ取り国家、意識破壊を目的とした奇形娯楽文化が地に溢れ、ありとあらゆる狂気が常時開放状態でした。
その星は、ある霊的周波数帯、魔界波動の養殖星と成り果てました。
摂理が起こす共時性現象により、その星は遠く離れた他の星々で親子の謎の人肉共喰い事件を突然起こします。
創造主はこれには応えました。
多くの神々の呼びかけに対し沈黙の四十年となったのです。
反省はしかしありません。
無能力を知る彼は、試みる反省が求める努力が多大な疲労と同義である事を既に肌身で知っており、その件に関しては蓋をする事にしたのです。
要するに無視です。
その星には神々全身全霊の働きで先進文明の介入措置運命を誘い、数千年かけて人道的断種を成功させ、ついにその人間達の絶滅させました。
その間、手の回らなかった宇宙のその他の発展には大いに歪(ひずみ)が起きます。
類例は宇宙方々で頻発しました。
ある文明星では住む人間の全員がある最悪の霊術への能動的意思と欲望に基づく接触がほぼ不可避に至り、その結果輪廻を経ても必ず、魔界への入界が不可避となってしまいました。
神による救済の手が回らなかったのは、創造主の乱暴な治世の官僚答弁準備が理由です。
ある文明星の人間はほぼ全員が脳の視床下部近辺に生体装置の内蔵が義務付けられるに至りましたが、これは人体の成長に伴って発生するあらゆる生理信号の秘密結社への送信が目的でした。
国家群が支配に屈した結社の先には宇宙海賊の連合が存在しており、その先には変態教義を奉ずる奇形宗教の祭神、超人間なる霊的存在が鎮座していました。
何十億の人間達の、魂ではないにしろ、触れべかざるある霊的波動が数百年間も盗聴されていたのですが、受益者はこの世界を堂々と跋扈していた霊的存在だったのです。
その星の神にとっては間抜けの極みです。
被害に遭っていた人間達の神への昇格はその間、絶対に不可能でした。
そしてある理由により輪廻を経た全員の魂がそれぞれ万分の一ずつにばらばらに霧散し、摂理により他生物、他の人間の魂に合一していきました。
これらの事件の報告は創造主に効いたのです。
元人間は為した放胆のつけについに漆黒に沈みました。
この宇宙のある文明星の人口数十億の十割の死後は何とシュラゲロンです。
無への入口、破壊の星の開闢です。
健全度上位階級の宇宙にはこのような星は存在しません。
責任は創造主にあります。
破壊を超え、無に入界した魂の内、ある特徴的なものは遠い未来、黒点の最奥に集約されます。
黒点の最奥は科学的ではなく霊的現象が起きています。
そこの魂にはもはや意識や痛みはありません。
ただ絶叫作業への一秒たりとも休まずの入魂のみを永遠に続けるのみです。
黒点に吸収されて行く万物は最奥の一点を通過すると霊的属性に変化し、無となります。
無への入界を果たすのです。
黒点の向こう側は別の宇宙ではなく、無が広がるのみです。

最奥の魂達は遠い昔、人間として人生をかけて本心で願った宇宙の破壊を日々実現すべく全力で絶叫し、黒点の駆動に協力しています。
破壊を願った者、つまり破壊は無を願うのです。
宇宙に降臨する魂は超新星爆発の無い永遠の恒星を開闢するか、黒点を開闢するか意思を問われます。
宇宙は峻厳な試しの場なのです。
ところが宇宙を統べる摂理群は峻厳に機能していません。
創造主自神が破壊を願い、無に加担した経緯がある為です。
宇宙の淵の向こう側に潜む意志群を無の者と言います。
宇宙創成を担う神々永遠の敵です。
私は霊能力により、肉体の鎖を解き放たれ蒸発状態となった際、シュラゲロンに入界を果たす人間の魂が分かります。
何百億年後の遠い未来、私の神霊能力、重力波により無に追い返される無の者を生む霊的波動、無を願う絶叫を放つ魂です。
生まれる無の者と、絶叫を放つ魂の両者は似ている点があります。
言わばその魂の分霊(複写存在)と言えるのです。
要するに何百億年後の私の敵が分かるのです。
今は取り合えず日本人を装っています。
宇宙を破壊し続けてきた創造主の知った漆黒は、破壊を願った魂達が座す黒点最奥の色と言えます。
今は取り合えず創造主を装っています。
いずれにせよ私の敵です。

漆黒

二千七百二十七青字

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