青龍神界鏡

次はまた首相してみんかお前。
https://www.youtube.com/watch?v=CsI7GSs4d1s

百七十七面目   厭世感 その八

2013年12月03日 12時00分00秒 | 投稿

“私は言わば大金を使ったのだ。
大金とは欲望だ。
欲望は人間を迷わせるのだ。
不安にするのだ。
逡巡させるのだ。
そして戦慄すべき事に、欲望は人間の人生全てを欲望そのものに変色させていく工程について人間の事前同意を得ようとはしない。
その代わり侵襲的、漸進的に、事前同意を得る事の無かった点についての抗議の意思をも溶解させていき、いずれ人間を欲望重低音拡声器そのものに変形させてしまう。
欲望とその潜行状態は危険なのだ。
私は大金を、大勢の事前同意を得ないまま予防的に投げ捨てる事にした。
そうすれば大金の投棄事実について大勢は認識する事無くつまり、大金損失の事実について気落ちする事無く、堅実な人生の希求へ向けた骨格矯正が起きていく事であろう。
ところで大金とは機会でもある。
機会とは人間にとって根源的だ。
これがなかりせば社会と言わず、人間が存在しないのだ。
入学には入試が、国会演説には選挙が、情交には恋愛が必要なのだ。
そして、入試、選挙、恋愛、これら機会には落第者が伴う。
彼らは成功の絶頂には至らないのだ。
機会へ膝行(しっこう)した落第者の努力は怨嗟の声を社会に聞かせる。
同情させるのだ。
その同情は機会へこれから臨んでゆく候補者の足の裾を引っ張る。
当惑させるのだ。
これは即ち欲望だ。
それは、成功の絶頂の快楽は、恋愛時に要される苦労の総量と比して果たして求める価値はあるのか知りたいという欲望だ。
答えはすぐには得られない。
何故なら絶頂快楽の体験は衣服店の試着室を覗いたところで得られないからだ。
要するに社会で不可避的に滞留が起きる落第者の怨嗟の声は大量の欲望を生むのだ。
不可避的に機会を経て生きてゆく人間が生む大量の欲望は、そして社会の意思を揺り動かす。
社会意思の操舵輪、政治家の意思形成過程時の熟考という書斎を欲望の拡声器がなり立てるのだ。
私は無許可で大金を使った。
波状的に欲望を生んでゆく大きな機会という賭博の胴元を消す事にしたのだ。
論理的厳密性の追求によって析出する表現により、上は人間の絶命のみを単純に徴発していない事が理解される。
人間が機会、欲望の海で愉快に泳いでいれば、当然身体への大量の機会の付着が起きる。
そして、付着した大量の機会と共に、謎の潮流に流されれば沿岸は赤潮の汚染から守られるのだ。
漂流への意思を問う機会などは無い。
機会、欲望を漂流処置で消す意思を問う機会とは当然、迷い、逡巡、欲望発生の機会でもあり、あってはならんからだ。
性器へ起きる摩擦で女を叱り、喘ぎ声を止めようとするようなものだ。
漂流者についてはこう簡易診察出来る。
実のところ、漂流者はそれまで日本で大量の機会を喰らい太ってきたが、その機会が内包していた同点学生の存在により処理された、のだ。
同点学生とは機会に直面し、学生達が合格者、失敗者に区分けされた後にまだ掲示板の前で呆然としている合格最低点上の学生の事であり、進路未確定のままの佇みで例えられる。
彼らはその時、無の境地にあると言える。
成功への欲望を努力により脱色した状態なのである。
合格者となると体験演説への試験を経る事の無いまま、成功による歓喜、更なる欲望に身を委ね、一方的に聴衆の欲望を刺激していく。
失敗者は怨嗟の声という不満にまみれ、受験予定者の同情を誘い、同様に社会を欲望で汚染していく。
一方同点学生は、社会と言わず人間にとって根源的危険分子、欲望の潔斎に成功したのだ。
合格者はしかし同点学生の耳に卑猥に語りかけ、欲望を刺激していく。
社会にとって清潔発展への操舵輪がついに析出を見たというのに、無下に毀損していくのだ。
これは社会の清潔発展への機会を破壊する行為だ。
この際の機会、とはもはや欲望が脱色された安定した意思による参画なので、そこに逡巡、欲望は無い。
社会の清潔発展の機会を奪い、不安定発展への危険性、欲望を増大させていくのみであれば、いずれ社会は破滅的局面を迎えるであろう。
処置が必要なのだ。
清潔発展への機会に到達せし、意思の安定決定者の多くの人数を、身を任せた欲望でがなり立てて堕落させてきた社会階層がその集中所在について断定的推論、推論的断定を受けた後に水面に浮かんでくる当該社会階層への無許可処置は、社会総体の要請に基づいた自動的定立摂理の機能の結果であるというはめ絵の理解がここに析出してくる。
そしてこのはめ絵の作成許可について客観的批判、中立知性の諮問の存在は必要無い。
その事についても同様に客観的批判の存在は必要無い。
清廉な倹約家の正座姿を丸呑みしてきた酩酊した虎に、社会清潔発展への意思への無礼について教育してやる必要の無さは、弱肉強食と炭素循環の摂理の相互抱擁に恋文を差し入れる無作法で説明される。
はめ絵は自動的定立を見た摂理を意味する。
自動的という副詞の発音の暇すら、機能発生の自動性の前では遅れの感がざらつく。
自動的発動の様態たるやそれほど眩いのだ。
漂流者は頓服(とんぷく)してきた機会が含む同点学生の存在がいつぞや精妙に発動させていく摂理により、処理されるたと言えるのだ。
摂理の電光表示を見ると、処置なかりせば永遠周回的炭素循環の相を見せている事であろう大量欲望の漂流処理役への志願者は自らの意思に基づいていたと言えるのだ。
私は自動的摂理の歯車の駆動音に従っただけだ。
契約後に私がいずれ獲得に至る権能により、私は地下権力を通じた日本社会の洗練化を実現する大望と自信があった。
日本社会の来る連続的社会変動に際し、車の通らぬ道路で大勢が信号遵守に耽っていれば、その内鈍行列車を優先する無能路線の遮断機の前でいずれ立ち往生の不満、欲望に足が絡まるのだ。
私の地下権力手腕は縫い抜けを起こす。
丙党の余剰資本の弁明役を担ってきた手練の私にはそれを起こす事が出来る。

皇室典範の編纂などに日本人総人口の筆跡は無い。
一握りの俊英の知的暴力に行司など要らんのだ。

調べに障りのある方々だ。”

船頭の葉巻

二千四百十五青字


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ペピ二世のピラミッド

2013年12月03日 00時00分00秒 | 投稿

トゥーレ協会は、濃淡の上下、極めて奇形なる、洗練、猥雑興奮の混濁によって設立を見ている。
自分達は、ここら地域で、何かを、これから、出来ていくだろう、との大望を、個人の結集後に開花させている。
トゥーレは、組織としての思考意欲の質、量を自覚していた。
その源の象徴を、トゥーレは知るに至らなかったが、蜂と巣、森の中では二者非弁別なる融合関係は、医学理解姿勢、全身体得を推奨する月製の学習器具、戦闘機パイロットがかつて訓練で用いていた鉄製の円球の中で全身を果敢に大回転、無数種によりもたらされていた。

これが、ミュンヘンMünchen、西、ウルムUlm、に裏社会管轄の倉庫に存在する。
故に、ミュンヘンMünchen、の政治思想書籍出版社は、正業を直視せず、部下への指示も粗雑なままな自己を侮蔑せず、出版業界の同類との対談に明け暮れてしまう。
政治思想書籍出版業界の少数人数は、“人間を、民生視野と、残忍判断、思考速度の間での、思考生理上、そして思想切断効能とやらに晒しまくる月製の、実のところ、更なる洗練を待つ、開発実験段階器”の存在を知っている。
彼らは畏怖、思考疲弊と共に、途方に暮れていた。
そして、同類との対談明け暮れ、及び途方暮れ、これら二点は、月よりの伝来品が待つらしい、“更なる洗練を待つ、開発実験”に必要な知的性欲を、出版業界周囲にて、現物より遠隔にて、確かに顕現させゆく。
こうして、旅行志向出版業界と、スイスの精密機器を専門分野とする商社が、遮二無二、空中、透明空間にて、業務提携させられゆく。
すると、洗練描写を伴う異界象限知見が、礼儀正しい身なりな小規模出版社へ、大量漂着し始めゆく。
眺望者は、一人として立つには至らなかった。
異界の宝石、無数点数に関する果敢な計測役が登壇するのは時間の問題だった。
ドイツ各地への遊撃的降臨を繰り返す異空間文明人が広域へばら撒きし異端知見を、義侠心ながら集積していた大学教授は無数に存在していた。
その内の一人がローゼンクロイツだった。
“これ程無数点数もの異端知見を見知りし言語圏は、何かを為しいくべくの政治的言動の砦を形成すべき。
その推移に、言語にて、この世の恐怖を、告白する事は許されない。”
月製の学習器具、無数点はポーランド南のコンクリート製倉庫群へ転送されていた。
転送は、ベルリンBerlin、での医学知見とゲルマン民族の間の苦闘のみが、発注していた。
取り合えず、欲しいと、言いたがる、真剣な顔付きの存在を、入荷元はすぐに確信する。
無視、放置が許容される条件を現物は満たしてはいなかった。
“こんなものを、お前達は眼前に据え置いたとして、ああ・・・果たして・・・人間的、医学的吟味の時を過ごしていけるのだろうか。
とにもかくにも、月製の医療用品ばかりを欲しがる輩ばかりだお前達は。
注射器、プラスチック容器入り綿布、銀色の医療皿、ゴム製の寝台、光量が多い医療照明器、何だお前達は。
次の段階には、何を、欲しがりいくであろう医師殿が、そちらの外交全権へ殺到してくるであろうか。
万物の構造、分子構成を模したる、あのゴム製の四十糎大の分子構造物、無数点、これらを月から輸入すべく、我らはどれ程苦労した事か。
これが、大量点存在する、との確信さえ在れば、ベルリンBerlin、は間違い無く、周辺市が羨望の眼差しを送る、人間と化学理解、自然牽連なる文明の花壇を抱く筈だの、あれだけ紅潮の顔付きで演説していたではないか。
ゴム製の分子構造物、これ以降の報告を我らは、耳にせず。
何だお前達は。
月製のゴム、これがお前達の外交関節の間に、都市間人間理解の間に、注入されいき、岩石思考癖が遂に直りいくのではなかったのか。
次は、月製の医療用品、軽め系を、大量点数下さい、だと。
何だお前達は。
その次は、軽めで、済むのか。
本格的を、平然要求、だろうが。
見抜けんとでも思っているのか。
やる事為す事、捻れ。”


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