スーツ

1999年04月04日 | 家族

 明日は、Uの大学の入学式です。Kは、8日だ。
 先週の金曜日、女房と息子たち3人でスーツを買いに行った。私が9時近く
会社から帰ると、もう彼女は興奮して所沢の繁華街のメンズショップでのこと
をこと細かく説明しょうとした。まず私は、家に帰ったらシャワーを浴びるの
が習慣です。すごい勢いで話しだした女房を制止して、風呂場に逃げ込んだ。
 私は、身体を洗いながら、愉快な気持ちになった。背の高い息子たちを引き
連れて所沢の街を歩く、誇らしげな女房。3年前、Kに「あんたは…」なんて
反抗されて、「子どもなんか生まなきゃよかった」と泣いてたあの人。
 息子たちは、入学式には普段着で行くといっていた。ところが、4月1日に
ある大学の入学式をテレビニュースで見て、スーツが欲しいと思ったらしい。
それで、次の日女房と買いに行くことになった。
 今日、ズボンの裾上げができたスーツをUとKが取りに行ってきた。家で着
てみた。女房は「かっこいい、かっこいい」の連発だ。「ヒサシくんも、もう
少し痩せるとね」これはよけいなことだ。
 私は、ネクタイの結び方を2人に教えた。どっちかというと、なにごとにつ
けても私に反抗的は態度をとる息子たちだが、素直に私がいうとおりにネクタ
イを結んでいた。私も満更ではない。
 あいつらは、入学式をどんな顔してうけるのか。女房が、入学式に対する気
持ちをUに訊くと、「うれしい」といったらしい。
 もう、私たちは入学式には行きません。勝手にやれって感じです。

コメント
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