マグロ売り

2007年05月26日 | 健康・病気
午後、真夏のような気温の中で仕事をしていると、
1人の田舎臭い感じの男が来た。
年格好は私より少し下という感じだった。

「マグロいらないが~」
「………」
「うめぇマグロだど~」
「マグロ?」
「那珂湊(ながみなど)がら持ってきたんだ~」

間違いない。
正しい茨城訛りで話している。

「おれも茨城生まれダ~」
「どごでー」
「西茨城郡だ~、今は合併してー、桜川市だげど」
「だったら買ってころや~」
「だって仕事中だがらだめだっぺな」
「隣の会社の人は買ってくれだどやー」
「7時まで仕事だ。置いておげめな」
「ハッポウ(発泡スチロール)に入れで、
 ドライアイス入れでおげばだいじょぶだど~」
「わるいけど、今日はだめだよ」

那珂湊から埼玉のこんなところまでマグロを持ってきて商売している。
買ってもいいかな、とは思ったが、仕事中そんな気になれなかった。
クソ暑い中、肉体労働しているときマグロを食べたいとは思わない。
しかし、あの人もたいへんだ。
いったい1日でどのくらい売れるのだろう。
みんな苦労しているんだな、と思う。
生きていくことは楽じゃねぇな。

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