私はいったいいくつのユースホステルに
泊まったのだろう。
一番最初は、
中学のときのブラスバンド部の合宿で、
筑波のユースホステルに泊まった。
そのあとは、
東北から始まったひとり旅に利用した。
私の場合、旅の予定をまったく決めないで行くので、
ユースホステルの予約はしなかった。
東京のデパートで会員になり、
行った先々で電話をして泊まった。
人気のあるところは予約が一杯で、
断られたことも何度かあった。
最初の頃はしなかったが、
ユースホステルに慣れてくると、
酒やウィスキーをリュックの中にしのばせて泊まった。
それを消灯になってから、
その部屋の人たちと飲むのです。
これはルール違反だった。
でも、それで話が弾んだ。
そこで知り合った人と次の日は、
一緒に旅をするということもあった。
これが、ひとり旅をする喜びでした。
9/9の朝日新聞日曜版に、
「踊る島 最後のユースホステル」という記事があった。
日本ユースホステル協会によると、
「YHの会員数は1972年の63万人をピークに減少。
2000年には13万人にまで落ち込んだ。
施設数も74年の587から332にまで減っている。」
ということです。
今の若者は豊かだから、ユースホステルなんかには
泊まらないんでしょうね。
それに、あの夜のミーティングなんてのが苦手かな。
私は大好きだった。
あの記事は、
礼文島のユースホステルのことが書いてあったが、
私は、お隣の利尻島のユースホステルに泊まったことがある。
むかしは、傷ついた若者がたくさん、
日本中を旅していたな。
私もその1人でした。
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