初めての嘘

2002年10月09日 | 家族

会社の同僚の子どもが、
ボタンを飲んでしまった。
2歳の男の子で、
飲んだボタンが腸をふさぐように
止まっているらしい。

小児科に連れていった奥さんから電話があった。
内視鏡でそのボタンを取るという。
彼は子どもが5人いる。
同僚は半休を取って家に帰った。

うちのKも幼稚園のとき、
パチンコの玉を飲んでしまった。
病院でレントゲンを撮り、
それを見た医者は、
「2、3日で出てくるでしょう」
と女房にいったらしい。
私は家に帰るまで知らなかった。

息子がいうには、
地面にパチンコ玉をぶつけたら、
それが跳ね返ってきて、
口の中に入ってしまった。
ということだった。
そんなことないだろう、と私は疑った。
あとでUがいうには、
Kが口の中に、
パチンコ玉を入れてもぐもぐやっていたら、
それが喉の奥に入ってしまったらしい。
Kの初めてついた嘘だった。
あいつなりに、
考えに考えた言い訳だったのかな。

しかし、あのとき私と女房は心配したっけ。
ウンチと一緒に出てくるといわれても、
ほんとかなと半信半疑だった。
パチンコ玉が出てきたときは嬉しかった。

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