漂流ポスト

2016年12月25日 | 健康・病気

昨夜、もう寝ようかなと思ったときになんとなくテレビのチャンネルをEテレにした。
なんか画面の感じから震災のことかな、と思い、テレビを消して寝ようと思いながら観ていた。
私は、震災の番組は辛くて観たくないというのが正直な気持ちです。
やっていたのは「漂流ポスト(12/24 午後11:00~午前0:00)という番組だった。
<番組内容>
岩手県陸前高田市に東日本大震災で亡くなった家族や友人などに宛てた手紙が届くポストがある。
その名も「漂流ポスト」。300通を超える手紙に込めた亡き人への思いとは?

私が観始めたのは11時半は過ぎていたと思う。
私と同じくらいの65前後の男性が画面にいた。
息子2人(長男19歳、次男18歳)を津波で亡くしたといっていた。
彼らは、大学生だが春休みで実家に戻っていたらしい。
足の悪い叔母を助けようとして、命をなくしたようです。
家の敷地に観音様の石像を建てた。
息子たちの名前「舟*」「要*」をとって舟要観音という名前をつけたという。
この男性の気持ちを思うと私はテレビを消すということができなくなった。
現在、このご夫婦は黒い猫を飼っている。
「私たちを慰めてくれるのはこの猫だけだ」と奥さんがいっていた。

次の「漂流ポスト」に手紙を書いた人は、女性だった。
次男の結婚披露宴が映った。
長男を津波で亡くしたようだ。
次男の幸せそうな笑顔、可愛いお嫁さんのドレス姿。
その次男の顔に長男の面影を見つける母親。

私には2人の息子がいる。
息子たちは健康に生きている。
それぞれの嫁も子どもも元気です。
私は複雑な思いでテレビを観ていた。


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