京都のかあちゃん、しだれ桜

2002年02月22日 | 旅行

「いろり端」に、
京都の思い出を書く、なんて書いてしまった。
そのときのことが書いてあるかなと思って
日記帳を見た。
何冊かのうちの1冊をなにげなくとった。
大学ノートの表紙に「一人言 3」と書いてある。
'78.4/12~'80.1/13までの日記だ。

なんとその一番最初のページに、
京都に行ったことが書いてあった。
しかし、「いろり端」に書いた京都の思い出とは
違うときのことだった。
母と兄と3人で行ったときのことが書いてあった。
このことを私はすっかり忘れていた。
私が25歳のときのことだ。

日記に書いてある順に、行ったところを記す。
京都タワー、東本願寺、三十三間堂、清水寺、
平安神宮、八坂神社、円山公園、祇園、二条城、
金閣寺、竜安寺、嵐山、銀閣寺
兄が母と2人で行く旅行だったが、
私がそれについていった。

円山公園のしだれ桜が綺麗だったと書いてある。
思い出した。
あの夜、花見の人混みの中を
おふくろと兄と3人で歩いたことを。
そのあと、祇園でうどんすきを食べた。
> 兄が泣いた。母がトイレにいってるときに。
> 「こんなにかあちゃんが喜んでくれるんなら、
> もっと早くつれてくるんだった」
こんなことが日記に書いてある。
ほんとうに兄は“おふくろ思い”だ。
今でも兄は、毎日「ひだまりの家」に行っている。
先日電話で話したら、
最近は、
兄のことも母は分からなくなってきたらしい。

翌日、母と兄は奈良に行った。
私は仕事を3日もさぼれないので、
東京に帰ってきた。

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