下水管のつまり

2018年09月23日 | 暮らし

8月のある夜、女房が私に、
「トイレのつまりを直すスッポン(ラバーカップ)を物置から出して」という。
10年以上前にトイレがつまったときに買ったものがうちにはあった。
「おれがやるよ」といったのに、「自分でやる」という。
それを使って女房はなんとかトイレのつまりを解消した。
ところがそれからトイレの流れが悪くなったと、女房がいう。
私は、2階のトイレを使っているので気づかなかった。
それでも女房は騙しだまし下のトイレを使っていた。
私も意識して下のトイレを使うようにした。
2週間ほど前か、「これ見て」と私を呼んだ。
トイレに行ってみると女房がレバーを回した。
すると水がサッと流れないでいつまでも便器の中で渦巻いていた。
私と女房はいろいろ考えた。
トイレの便器がおかしいか?
それとも家全体の下水管がつまっているのか?
私もラバーカップで何度もやってみた。
業者を呼んで見てもらおう、ということになった。
どの業者を呼ぶか。
インターネットで「トイレのつまり」と検索すると、沢山業者はあった。
でも、なんか高い費用がかかりそうで恐かった。
いろいろ悩んだ末に私は、
そうだこの家の外壁塗装をしてもらった会社に連絡してみようと思った。
それで昨日(9/22)午後1時に来てもらう約束をした。
時間ちょうどに奥さんと2人で来てくれた。
私は大雑把にこれまでのことを説明した。
「それではまず外のマンホールを見てみましょう」と社長がいってくれた。
社長と奥さんが、トイレの外から風呂の外、台所の外のマンホールのフタを次々と開けていく。
それを見ていた隣のご主人が「どうしたんですか?」と来てくれた。

 
 
 

このマンホールまで、水と汚物がたまっていた。
これを見て社長は、「この先がつまっているようです」という。

 

家の左側とその近くの花壇にあった(「汚」とフタに書いてある)マンホールには、水や汚物はなかった。

家の右側の汚物がたまっているマンホールから社長は、
自在ケーブルのハンドルを回して下水管にケーブルを入れていった。
しばらくケーブルを伸ばしているうち社長は「ダメかな」と呟いた。
「これでダメなときは、専門業者を呼ぶしかありませんね」という。
ところがたまっていた水と汚物が流れはじめた。
私は急いで家の左側のマンホールに走って行った。
水が流れている。
ケーブルを入れているマンホールの水と汚物が流れると、
それまで水がたまっていたトイレや風呂、台所のマンホールも流れた。
それで下水管のつまりは解決した。
隣のご主人が手袋もしないで素手でマンホールのゴミを取ってくれた。
私は、感謝の気持ちでいっぱいになった。
「いかほどお支払いすればいいでしょうか?」と私。
「いいですよ。今日は何もしてません」と社長。
1時間ほどは時間がかかっている。
社長と奥さんに、私は深く頭を下げお礼をいった。
隣のご主人には夕方、焼酎「黒霧島」を持って行った。

この時間、女房は義母のリハビリ病院に行っていた。
帰ってきた彼女に下水管のつまりはなくなったことを話すと喜んでくれた。
女房は、ずーっと心の底で悩んでいた。
私も便秘が治ったようで、気持ちがスッキリした。
この家も40年ちかくたっている。
それで下水管もつまったのだろう。
これからも気をつけていこう。
せっかく買った私の家です。
大切にしていきたいです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする