第七句会

2010年09月02日 | 健康・病気
8月31日は、私の入っている句会の投句締め切りで、なんとか句をひねり投句した。
月末が締め切りと分かっているのですから、早めに投句すればいいのだが、
毎月、締め切り間際になってあたふたしている。
一応、その月の兼題が出されてからそれをメモして気にはしている。
でも、だめですね。なかなか句をつくる気にならない。
現在、この句会のほかにもう1つ、四季に4回行われる句会にも入っている。
こちらもなんとか投句はしているが、成績はかんばしくありません。
最近、私の俳句に向かう気持ちがいけないんでしょうね。

むかし、私が40代のはじめの頃、第七句会というところに入っていた。
その句会には、川上弘美さん、長嶋有さんがいた。
この2人は、その後芥川賞を受賞した。
その他の句会のメンバーにも素晴らしい人がいた。
悲しいことに10何年か前のことなので名前を覚えていません。
メンバーは全員、ASAHIネット主催のパスカル短編文学新人賞の応募者で、
その中の気が合った仲間でつくった句会だった。
なぜか私も第七句会に誘われた。

第七句会には、選句のとき正選、逆選というものがあった。
正選はもちろん素晴らしい句を選ぶのですが、
逆選とはその句会で一番良くない句を選ぶのです。
これがきびしい。
当然、その理由も書かなくてはなりません。
正選のときは、何書いてもいいでしょうが、
逆選のときは、いいかげんなことは書けません。
その逆選に選んだ句に対して失礼になってはいけない。
私は、必死になって逆選の理由を書いた記憶があります。
そのことが私の俳句に対するいい勉強になったと思う。

私の句はよく逆選に選ばれた。
落ち込んでいたとき、川上弘美さんから励ましのメールをいただいた。
「私は、九想さんの句が好きです」
私はこのとき、天にも昇る気持ちでした。
(こんな思い出を書いている今の私が悲しい)

よくオフ句会をしました。
いつもはメールで投句とか選句をしていたのですが、
1・2ヶ月に1回、東京のあるところに集まって句会をした。
これが楽しかった。
最後は、いつもどこかの飲み屋で終わった。

そろそろ涼しくなる。
俳句に真剣になろう。
好きなことに必死にならなければ…。
コメント (2)
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