昨日の夕方6時前、急にお腹が痛くなった。
それまでは元気そのものだったのに。
「お風呂が沸いたよ」
と、女房はいうが、体が動かない。
「なんか、腹が痛くて、体がだるいんだ」
そのまま炬燵で横になり、テレビの「ちびまる子ちゃん」の声を聴きながら
寝てしまった。それまでそんなに眠くはなかったのに、うとうとしてしまう。
「ごはん、どうする? 」
7時過ぎ、女房がいう。
「どうすっかな。食欲ないんだ」
「刺身買ってきたのよ。びんちょうまぐろ。700円のやつ」
びんちょうまぐろか。これ私は好きなんです。
「少し食べるかな。風呂どうすっかな」
「寝る前に入ればいいじゃない。風邪引いたんじゃない」
先週の月曜日は、東京の足立区に住む姉の姑の告別式があり雪降る中行って
きた。その疲れをひきづりながら土曜日まで仕事をした。昨日は、Kのテレビ
が壊れ4つの電気店を回り価格を調べた。その途中に図書館に行ったりした。
夕方、女房と車でテレビを買いに行った。テレビをKの部屋に設置して、炬燵
で「大相撲」「笑点」を観ているうちに体の調子がおかしくなった。
炬燵の中央にカセットコンロにのせた土鍋がセットされた。息子たちがのっ
そりやってくる。びんちょうまぐろもやってきた。発泡酒もおいでになった。
いつもの私なら、もっと心弾む瞬間ですが、いまひとつ弾まない。刺身を2、
3切れつまんだがそれ以上箸がすすまない。発泡酒も喉を通らない。そんな私
を見て、女房は驚いてた。私が、刺身とアルコールを残すなんてことは、5年
に一度あるかないかだ。
8時に、蒲団を敷いてもらって寝た。体が楽だ。
ポケットラジオをつけると、円生の落語をやっていた。そのあと、円生が奥
さんのことを話しているずいぶん昔の録音を流した。得した気持ちになる。
うとうとし、目が覚めると喉が乾くので蜜柑を持ってきてもらって食べた。
今朝、体調は最悪だった。しかし、休むわけにいかない、という気持ちで、
出社した。しかし、体がだるく、ゆるむお腹は、しょっちゅうトイレに行きた
がる。フォークリフトの上でもふらふらだ。なんどか台車をひっかけ落としそ
うになった。このまま仕事を続けていたら、怪我すると恐怖を感じた。人に落
としたら大変なことになる。午後早退する。家に帰って蒲団に寝た。4時頃目
が覚め、病院に行く。
風邪のウィルスによる腸炎だそうです。下痢のせいで水分を取られ、体がだ
るくなるので、ポカリスエットのようなスポーツドリンクを飲むようにいわれ
た。ああ…、それで昨日はあんなに蜜柑を食べたのか、と思った。
みなさん、風邪を引かないようにして下さい。疲労が一番いけないですね。