ゆっくりのんびり市町村廻り

何年かかるか、もしかしたらできないかもしれないけど、日本の全市区町村の制覇を目指して頑張ってみる!

90日目 梅雨明け目前の信越路へ(3)~上水内郡

2014-09-01 23:36:05 | 甲信越
2014年7月19日(土)


↓松本6時18分発長野行きの電車に乗り、途中の有名すぎる(鉄チャンにも、日本昔ばなしでも)この駅、姨捨(おばすて)で下車。

早朝にもかかわらず、それなりの数の人が来ています。
さすがは、日本三大車窓の一つでございます。
素晴らしき善光寺平の絶景が一望。

のはずが・・・→
モヤっているよ・・・。
昼の晴れた光景は何回か見ているので、今度は夜景を見てみたいですな。

長野は素通りして、直江津行きの電車に飛び乗ります。
これから乗る区間は、来年春の北陸新幹線延伸と同時に第3セクターに移行されるので、恐らくJR線として最後の乗車になる(と思う)。今回ここを旅路に選んだのもそれが理由でもある訳なんですが。

牟礼(むれ)駅、8時34分着→

↓ホームには怖そうな天狗の親子?が睨みをきかせています。


↓駅前の通りを線路に沿って歩くと、北国(ほっこく)街道にぶつかります。



石碑にあるとおり、牟礼は宿場であったようなので、早速行ってみよう。

↓ですが、宿場を偲ばせるような建物はあまりありません。

「はちのこや」という看板が、いかにも山の中の町って感じ。

↓なんでだか分かんないんですが、蛾があちらこちらにうじゃうじゃいる(死骸も路面に散乱)。

ついでに、昨年、白馬へ行った時
長野は蛾が異常に多い場所のようです。
この時期が蛾なら、もうちょっと前は毛虫だったわけで、これだけの数の毛虫が木々に這いつくばっている様を想像するとゾッとする。
長野へ行くには、時期を考えないといけないのお・・・。

↓(403)長野県上水内(かみみのち)郡飯綱町(いいづなまち)役場

平成17年に牟礼村と三水村(さみずむら)が合併してできた町。
町名は町に聳える飯縄山が由来かな?、天狗がその山にいたという伝説あります。だから駅に天狗。
全く聞きなれない上水内郡。でも長野市の大部分も元はこの郡。

次に牟礼駅から二つ隣の黒姫駅へ→
黒姫山(昔、こんなシコ名のお相撲さんがいたなあ)のある黒姫高原の玄関口の駅。

↓小学校だったか中学校だったかで習った、この化石が発掘された野尻湖観光の玄関口でもある。

因みにこれ、動物園にいるゾウさんじゃありませんから。

また、北国街道(国道18号線)へ→
ここもかつては宿場。
駅は今でこそ「黒姫」を名乗っていますが、かつては「柏原駅」。

↓宿場の面影を感じさせないこの道を進むと、こういう所に来る。
 
右の写真は、当地出身の俳人小林一茶が晩年に暮らしていたという土蔵。
文政10(1827)年に柏原で大火事が起こり家が焼けてしまったので、ここで仮住まいしていたという。
可哀想な一茶、と思いきや・・・。

小林一茶というと何となく好々爺のイメージがありますが、どっこい、いつだったか、彼の生涯についての話しをしているラジオ番組をたまたま聞いていたところ、私は思いっきりブッたまげてしまいました。

一茶はそれまでの独身主義から一転、50にしてようやく初婚、何と4人の子供を儲けましたが、妻・子供ともに死別。
4人の子供も驚きですが、さらにすごいのは、その後。
60歳台で再婚し、すぐに離婚、程なく再々婚!して、恐れ入ることに1人の子供を儲けたという絶倫ぶり。やはり年取っての元気は体に良くなかったのか、65歳で亡くなる。
でも、今の年の差婚で話題を振りまくそんじょそこらのベテラン芸能人なんて小せえ小せえと思える位、老いてますますお盛ん以上な様にはあきれるどころか、尊敬すら感じる。
若い頃に結婚していたらギネスものの数の子供を作ったかも知れないと思うと少し残念。

さらに腹違いの弟と10数年間も血みどろの遺産争いをし、相続した家の真ん中を仕切って弟との二家族で住んでいたといいます。
土蔵は運良く引き継いでいたので、そこはラッキーそのもの。上の左の写真の家は弟が建てたもののようです。

バイタリティーに富んだ人の後世のイメージがこんなにも変わってしまうとは、一も二にも俳句詠みだったからかなあ?因みに一茶の詠んだ俳句が刻まれた石碑が至るところにあります。


(404)長野県上水内郡信濃町(まち)役場
東京の信濃町とは全く関係ありません。人口は約9千人。

小丸山公園→
山の上に「一茶記念館」があり、一茶のお墓もありました。

さて、かなり強い雨に祟られだしましたので駅に戻ります。

こんな山中の小駅に、立ち食いそば屋があります。
さすが、蕎麦処信州でございます。

特上えび天そば(\550)を注文→
しかし、これは大失敗であった。
別に味は普通においしかったので、それが理由ではありません。
訳は次回にて。

↓参考・カッコしてあるのはこれまで行ったところ


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