ゆっくりのんびり市町村廻り

何年かかるか、もしかしたらできないかもしれないけど、日本の全市区町村の制覇を目指して頑張ってみる!

137日目 北海道開拓時代を偲ぶ(3)~開拓の村

2015-11-30 23:59:29 | 道央
2015年9月21日(月)

やって来たのは博物館は博物館でも、野外の博物館→
昭和58(1983)年にできた野幌森林公園内にある北海道開拓の村(札幌市厚別区)。
ここはこのサイトの言葉を借りれば「北海道百年を記念して設置されました。開拓の過程における生活と産業・経済・文化の歴史を示す建造物等を移設、復元して保存するとともに、開拓当時の情景を再現展示して、北海道の開拓の歴史を身近に学ぶことのでき」、この日のテーマである「北海道開拓時代」を肌で感じるにモッテコイの場所。

↓入口である「旧札幌停車場(明治41(1908)年築)」の建物を抜けると、まずは「市街地群」と呼ばれるゾーンが広がります。

昔の札幌ってこんなんだったのかと思わせる、いかにも北海道っぽい並木道。
そしてすぐに目に付くのが鉄道の客車で、これを馬が引いていきます。

↓どこからともなく馬がやってきて客車に繋がれる。

お馬さん、かわいい。ホントかわいい。

↓イザ、出発! パカパカと蹄の音を立てて歩き出す。

背後の建物は「旧来正旅館(大正8(1919)年築・旭川市)」。
お馬さん、流石に力持ち。3tある客車には20人程が乗っているからさらに重さ1~1.5tが加わっても、朝飯前とばかりいとも簡単に引いていく。
馬一頭の力は人の4~5人分に相当するというけど、人がそれだけ寄ってたかっても動かせる気が全くしない。凄いぜ、お馬さん!因みに冬の時期は馬そりになります。

↓市街地の建物いくつか

左から「旧本庄鉄工所(明治30年頃築・石狩市」、「旧藤原車橇製作所(明治36年・妹背牛町)」。


手前から「旧手宮駅長官舎(明治17年築・小樽市)」、「旧開拓使爾志通洋造家(明治11年築・札幌市)」。


旧札幌警察署南一条巡査派出所(明治44年築)。ちなみに立っているおっちゃんは人形ではありません。

↓「こどもの広場」に来ると、子供達が昔懐かしい竹馬に興じている。

私が通っていた小学校には竹馬がたくさん揃えられていて結構乗って遊んでいたものの、それ以来全く乗る機会がなかったのですが、童心が頭をもたげ遊んでみたくなる。
実際に乗ってみると、昔体で覚えた感覚は忘れることはありませんな。折しも降り出した雨で足元が滑って歩きにくかったのですが、案外うまくいきました。周りの子からは「うまいうまい!」と褒められ(?)ちょっと得意げ(いい年してみっともないが)、というかメンツが保てホッとする。
調子に乗って、うまくできない子には「竹馬を前に倒して乗るんだよ」と教えてあげる(余計なお節介)

↓漁村群

旧青山家漁家住宅(大正8年築・小樽市)


旧土谷家はねだし(明治20年頃築・八雲町)

↓軽食堂で開拓の村名物「いももち(2個で300円)」を戴く。


↓農村群

馬車鉄道はここ「旧ソーケシュオマベツ駅逓所(明治40年頃築・喜茂別町)」でおしまい。

↓シルバーウィーク期間中につき「秋のふるさとまつり」が催されており、大道芸・農作物の試食販売・露店などのイベントも盛りだくさん。

この時はちょうど紙芝居、雷鳴も轟く中ご苦労さまです。

↓村内で私が一番気に入った建物



開拓小屋。夏はともかく、近代にもかかわらず弥生時代の竪穴式住居を思わせるこんなものでよく極寒の北海道の冬を越せたものだよ。昔の人のド根性というか忍耐強さたるや、頭の下がる思いである。

山村群ゾーンというのもあるのだけど、うっかり廻るの忘れました・・・大失敗。

面白いです、ここ。時間の都合で1時間半程度しかいられませんでしたが、また来たいわ。
行かれませんでしたが、野幌森林公園内には「北海道博物館」もあるので、今度はそれも一緒にたっぷり一日かけてね。

再びバスに乗って新札幌駅を目指します。

↓同じく野幌森林公園内の北海道百年記念塔。


↓16時ちょっと前に新札幌駅のバスターミナルに到着。


にほんブログ村 旅行ブログ 国内一人旅へにほんブログ村 街並み巡り ブログランキングへ


最新の画像もっと見る

コメントを投稿