ゆっくりのんびり市町村廻り

何年かかるか、もしかしたらできないかもしれないけど、日本の全市区町村の制覇を目指して頑張ってみる!

133日目 皆が知っている日本一短い都市

2015-10-08 23:58:09 | 東海
2015年8月8日(土)


前日で「名鉄電車2DAYフリーきっぷ」を使い切ったので、次の旅のお伴に選んだのは、JR東海が出している「青空フリーパス(\2570)」。

↓名古屋駅8時37分発「快速みえ1号」で出発し、目指すは津駅。


↓でも、津市の第一歩は近鉄の津新町駅。どういう事?

実は知らぬ間に意識不明となり、気が付いたのがちょうど津を出たところで、次の駅・松阪で近鉄に乗り換えたのです。

(532)三重県津市役所
短い市名として有名ですが、あくまで「市名」が短いのであって、「地名」としてはもっと短いものがあるという。それは千葉県の「旭市ロ1」で、「ロ」は「くち」ではなく、カタカナの方。
尤も、昔は安濃津(あのうつ、あのつ)と称されてました。
三重県の県庁所在地ですが、周りに有名な都市が点在しているせいか存在感にかなり乏しい印象。
ですが、安濃津は博多津・坊津と共に日本三津(さんしん)の一つとされた重要な港で、明治21(1888)21年に市制が公布された際にも、津はしっかりと市となった(その時には全国で市になれたのは僅かに36)程の歴史のある都市。
因みに垂れ幕の津商業は、めでたい初出場で、翌日(9日)に見事初戦突破を果たす。

市役所の東側には「津城跡」→
今は「お城公園」として市民の憩いの場となっております。

公園の真ん中→
左奥にどなたかいらっしゃいます。近づいてみますと・・・。

築城名人・藤堂高虎、その人ではないか!→
カッコいいぞ。
津城は織田信長の弟である織田信包(のぶかね)が天正8(1580)年(1580)に築城し、慶長13(1608)年に愛媛県・今治から入封した藤堂高虎が大改修。

丑寅三層櫓→
でも、復元物のニセモノですけど。

さらに東へ、国道23号線→
岩田川の岩田橋から北の方角を写す。
右に見えるは、津松菱(つまつびし)という市内唯一の百貨店で、ここらが津市の中心部。

視線を左に向ける→
前の上っ面を剥がされてしまった橋?がジャマ。川っぺりに建ち並ぶバラックっぽいの、とても素敵。

↓津松菱ウラのシナ国の人に占領されたっぽい街の中を歩く。


↓昔は伊勢街道であった上の道をさらにまっすぐ行くと、「だいたて商店街」の入口に。

「だいたて」とは、大門通りと立町通りの商店街を一まとめにした呼び方らしい。

↓右の「とらや本家」は、いちご大福発祥のお店

それにしてもひっそり商店街。とても県庁所在地の中心部とは思えん。土曜日なのに・・・。悲しすぎ。

さらにまっすぐ歩くと「津観音」→
日本三観音の一つ(残りは東京の浅草観音・名古屋市の大須観音。浅草観音とは浅草寺の事)に数えられる真言宗のお寺さん。

↓観音様すぐ横には、これまた一際目に付く廃れっぷりが超素敵なボロッボロの建物があります。




↓早速潜入開始→


少ない写真でお伝えするのは難しいのですが、中はゾクゾクするような昭和の香り溢れる素晴らしい姿が展開されており、しかもこの2階には集合住宅があり、ちゃんと人も住んでいるという驚きの昭和31(1956)年に建てられた掛け値なしの昭和遺産でありました。

「天寿」の天むす(\650)で一休み→
天むすと言えば名古屋が定番ですが、発祥はこのお店

今回初めて津市のホンの一部を廻ってみましたが、実はもっともっと散策しがいのある町なんじゃないかと感じました。何てったて歴史がありますからね。いつか一日かけてもっといろいろな所を歩きまわってみたい、そう思わせる町でした。

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参考・カッコしてあるのはこれまで行った所→