純米燗オヤジの戯言 佐用の酒屋 地酒のDON

「完全発酵の純米酒を燗で呑む文化を普及させたい」そんな純米燗伝道師を自負する酒屋のオヤジ奮闘記。

新酒鑑評会・・・金賞受賞酒

2013年05月31日 | 純米酒
問屋様から24BY新酒鑑評会の金賞受賞酒の商品案内があった

西播磨地区では・・・

白鷺の城(田中酒造)
米のささやき(本田商店)
播州一献(山陽盃)
忠臣蔵(奥藤商事)

以上の4蔵が金賞受賞している


新酒鑑評会の総評で24BY出品酒の特徴は・・・

出品総数864点(昨年対比 マイナス12点)

吟醸ではなく純米吟醸での出品は97点(昨年対比 プラス15点)

越淡麗、千本錦などの山田錦以外の酒造好適米は134点出品

例年通り、香気成分(吟醸香)は、リンゴ様のカプロン酸エチルが主体だったが、バナナ様の酢酸イソアミルが増加傾向にある

原料品種や酵母の特徴を活かした、淡麗すっきりタイプ、濃醇でしっかりの旨味タイプ、甘味が特徴のタイプ、酸味が特徴のタイプなどバラエティに富んだ出品となった



このような評価がされていた



バラエティに富む、とは言うものの

相変わらず吟醸香を鑑評会の判断基準の中心に据えているのは

如何なものか?

と個人的には思う


利いて美味しいお酒と

呑んで美味しいお酒は違うからね


また常温だけの味わい評価もどうなんだろう


それに新酒(ある意味半製品)だから

味わいの広がりや伸び代は

これからの熟成によっても変わってくるしね



そして吟醸香を強調したり

味わいをスッキリ辛口に整えるために

醸造用アルコール添加をした大吟醸が出品酒の大勢を占めるのもねぇ?

もっともっと純米吟醸が増えれば良いと個人的には思う


こんな訳で

金賞受賞酒は個人的に

あまり興味が湧かないので

今年も置かんとくわ

・・・と言って問屋様にはお断りしておいた


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