唐茄子はカボチャ

映画と音楽と・・・

アメリカ、家族のいる風景

2007年01月02日 | 映画 あ行
アメリカ、家族のいる風景

レントラックジャパン

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眠い状態でみはじめました。眠さに負けて寝てしまいそうな空気の中で、眠らないで最後まで見ることができました。

彼はなぜ仕事をほっぽり出して旅にでたのか・・・母親に会い、息子がいることを知り、息子に会いに行きますが、なぜそうしたのかはよくわからないです。本人自身に会ってこうしたいという確固としたものはなかったのでしょう。でも、会うことで何かを手に入れたかったのだと思います。その手に入れたかったものはなんなのかはよくわかりませんが、少なくとも、今までの人生で手に入れられなかったもの、もしかしたら失ってしまったものなのかもしれません。

生きている証というか、自分を認めてくれる誰かかもしれないし、気の休まる場所かもしれないし・・・会えばそれが手に入るという確証はないけれど、会うことにすがったのかもしれないです。

仕事に連れ戻されて同じ生活に戻りますが、きっと、それまでとは違う生き方をすることでしょう。それが何かもよくわかりませんが、そういうことですね。

子どもも、親との確固としたつながりを求めていました。いっしょに生活をしているわけでもなく写真を見ても確信はもてない。でも、共通点を探して自分の親であると確信できるものがほしかったのでしょう。その確たる証拠ははっきりしませんが、何かを確信して分かれます。それはやっぱり親子の絆なのでしょうか。

息子が母親にその男とファックして自分が生まれたのかと言うシーンでの母親の表情がなんともいえない表情でした。その男と愛し合った自分を否定されたような気がしたのでしょう。男とけんかするシーンもいいです。彼が自分をを求めてやってきたわけではないのに傷ついたもんだからってそこに救いを求めるな!というのもたしかにそうです。今でも愛していたのでしょうけれど、それがゆるせなかったのでしょう。

SHOT TO HELL / BLACK LABEL SOCIETY

2007年01月02日 | 音楽
ショット・トゥ・ヘル
ザック・ワイルド ブラック・レーベル・ソサイアティ
ビクターエンタテインメント

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ザックワイルド率いる超重量鋼鉄楽団、BLSだそうですが・・・・

なんとも煮え切らないようななまったるいというか、盛り上がりそうでそうでなく、はまりそうではまらないような・・・・でも、何度でも聴いていられそうな感じです。

ザックの声がそうさせるのかもしれません。歌というよりは雑音に近いというか、叫びも、地の底からの叫びみたいで重苦しい感じです。それでもメロディはわかりやすくてけっこうきれいな感じなんですよね。

けっこう面白いアルバムです。



チャングムの誓い / 52)誤解 53)ふたつの愛 54)わが道

2007年01月02日 | ほか
宮中が大切なものを失い、寂しくて、何でもできそうで何もできないところ・・・これまでの波乱の人生を語ってますねえ・・・宮中に入る目的が自分の生きる目的かといえば、ある意味においてはそうだったかもしれないけれど、そうではなかったわけですね。人間として生きることをどこかで否定しながら生きていかなければならないところが宮中なのでしょう。

身分制度の崩壊は国の崩壊であり、王室の崩壊であるというのはその通りですもんね。身分制度というものは、人間らしさとはもともと相容れないものだと思うので、王宮の安泰を守るということは身分制度を守ることです。その身分制度を廃止するということは、王制そのものを廃止することにつながります。

それで考えてしまうのが、じゃあ、今の日本は「民主主義国家」といわれているわけですけれども、果たして本当の民主主義国家になっているのかということですが・・・・

小選挙区制という選挙そのものの制度も民主的な制度ではありません。2大政党の流れも、民主主義を否定する流れだと思います。選挙での規制も、民主主義とは到底いえないし、その中で選ばれた国会の運営を見ても民主主義でない。政治のことを話すことがタブーな雰囲気もあり、国民の中の民主主義の意識というものも遅れているようにも思います。

民主主義国家の安泰を守るには、民主主義の意識を太く強くしていくこと以外にないし、今の国家や自民公明の与党、野党とよんでほしくないという民主党(民主主義の民は民間らしいけど・・・)がその根本を否定するということは、民主主義国家の崩壊にもなります。

じゃあ、そのときに民主主義を守るにはどうするかといったら、主人公である民がその力を発揮しなければならないのだと思います。それができなければ、民主主義国家ではないし、今ある自由も奪われることになると思います。

言葉ほど単純な道ではないですけれど、それしかないと思うんですが・・・
チャングムの意志は、それだ!と、勝手に解釈するわけですが・・・

まあ、なんにしても、ただのドラマ(といってはしつれいだけど)で、ここまでのものをあらわそうと思うことができた作者やスタッフはすごいと思います。そして、それをすることができた韓国という国が、民主主義の流れが大きく進んでいるからなのだと思うことができます。


ちゅうわけで、いろいろ泣かせてもらいましたが、終わりました。
よかったよかった。

チェ一族とのたたかいが昔のことのよう・・・昔のことですが・・・
クミョンはどうやって生きていってるのでしょうか・・・
女が一人で生きていくというのは大変でしょうけど、料理の腕で生きていったのか、愛する人ができて一緒になれたのか、それとも、苦難が待っていたのか・・・すぐ死んじゃったかも。クミョンのその後を追いかけるのも面白いかもしれませんね。ヨリはただ悪いやつだからどうでもいいけど・・・

チャングムの誓い / 48)チェ一族の崩壊 49)つかの間のなごみ 50)波紋 51)医術の心

2007年01月02日 | ほか
チェ一族とのたたかいがずっと昔のような気がするくらい、その後もいろいろあるんですねえ・・・

立派な皇后様と思っていた方がけっこう取り乱したりチャングムを政治的に使おうとしたり、古い慣習にとらわれたり・・・いろいろありましたが、またよき理解者になったようで・・・助かりました。

チャングムにとっては今までとは違う意味でのきつい選択を迫られて・・・でも、チャングムの心や行動がみんなを一つにしていく感じはとてもよかったです。適材適所に人を配置する。それは男かどうかや歳の上下、身分の差にかかわらず配置するということは、今の時代でもそうたやすい物ではありません。韓国でも、それは同様でしょう。

でも、ここでその問題を正面からとりあげているところに・・・ドラマがとりあげていることに韓国の民主化のエネルギーを感じました。民主化を自分たちで勝ち取ったエネルギーは日本にはないものでしょう。

舞台は古い時代の、王宮という閉鎖的な中での話ではあるけれども、その中で真の人間らしさを求め、たたかいつづけているこのお話は、ただ面白いというだけの物ではない、訴えるものがあります。

甘えるチャングムはかわいいですねえ・・・
船の上でのチャングムはきれいでした。

のこりあと3話。泣いても笑ってもあと3話です。

・・・しかし、みんなチャングムのおかげなのね。
王様がチャングムの手柄の報告を受けたときに、「またチャングムかよ!」と、突っ込みを入れたくなりました。

チェ一族とのたたかいは・・・本当に昔のことのよう・・・