アメリカ、家族のいる風景レントラックジャパンこのアイテムの詳細を見る |
眠い状態でみはじめました。眠さに負けて寝てしまいそうな空気の中で、眠らないで最後まで見ることができました。
彼はなぜ仕事をほっぽり出して旅にでたのか・・・母親に会い、息子がいることを知り、息子に会いに行きますが、なぜそうしたのかはよくわからないです。本人自身に会ってこうしたいという確固としたものはなかったのでしょう。でも、会うことで何かを手に入れたかったのだと思います。その手に入れたかったものはなんなのかはよくわかりませんが、少なくとも、今までの人生で手に入れられなかったもの、もしかしたら失ってしまったものなのかもしれません。
生きている証というか、自分を認めてくれる誰かかもしれないし、気の休まる場所かもしれないし・・・会えばそれが手に入るという確証はないけれど、会うことにすがったのかもしれないです。
仕事に連れ戻されて同じ生活に戻りますが、きっと、それまでとは違う生き方をすることでしょう。それが何かもよくわかりませんが、そういうことですね。
子どもも、親との確固としたつながりを求めていました。いっしょに生活をしているわけでもなく写真を見ても確信はもてない。でも、共通点を探して自分の親であると確信できるものがほしかったのでしょう。その確たる証拠ははっきりしませんが、何かを確信して分かれます。それはやっぱり親子の絆なのでしょうか。
息子が母親にその男とファックして自分が生まれたのかと言うシーンでの母親の表情がなんともいえない表情でした。その男と愛し合った自分を否定されたような気がしたのでしょう。男とけんかするシーンもいいです。彼が自分をを求めてやってきたわけではないのに傷ついたもんだからってそこに救いを求めるな!というのもたしかにそうです。今でも愛していたのでしょうけれど、それがゆるせなかったのでしょう。