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唐茄子はカボチャ

映画と音楽と・・・

第10作 男はつらいよ 寅次郎夢枕

2009年01月13日 | 男はつらいよ・山田洋次
第10作 男はつらいよ 寅次郎夢枕 HDリマスター版 [DVD]

松竹

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このお話も好きです。
何しろ、寅さんが本気で告白されるのですから。
その告白をするお千代さんが素敵なんです。
性格的にも、好きなタイプですね。優しくて、ゆったりとしていながら、しっかりしているというか・・・寅さんを一人の男性として認めているというだけでもすごいことです。表面の粗っぽいところで判断しない、周りの目がどうとかも関係ない。自分にとって寅さんがいることで自分が生きているって実感できる。そんなことを思ってくれる女性ですよ。寅さんはびっくりして、その告白から逃げ出すわけです。
彼女は、「冗談だろ」という寅さんに「本気よ」と言って、また寅さんを驚かすわけですが、そこではっきりと本気なことを伝えるところも素敵だし、追い詰められた寅さんに「やっぱり冗談よ」と、逃がしてあげちゃうところも好きですね。

でも、その後は、やっぱり寅さんといっしょには帰ることはできませんでした。あの後泣いたのかもしれません。そこで手を差し伸べてあげたい気持ちになります。

寅さんも、逃げてしまった、そんな自分のふがいなさに落ち込んだのかもしれないけれど・・・お千代さんのその悲しみを聞いてあげられる人は誰もいなかったのでした。そこで、さくらさんが機転をきかせて、お兄ちゃんを追い詰めて、結婚させちゃうなんてこともできたのかもしれません。

誰かの感想で、本当に寅さんの嫁で一番ふさわしい人と考えるとお千代さんかも・・・みたいな事を書いてありましたけど、寅さんに限らず、お嫁さんにしたい№1かも知れません。少なくとも自分はそうです。


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