唐茄子はカボチャ

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ジャーヘッド

2006年11月04日 | 好きな映画・良かった映画
ジャーヘッド プレミアム・エディション

ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン

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2006/03/02 01:11

最初はフルメタルジャケットみたいな感じでした。

普段社会の中で生活している中での常識、当たり前に考えたり感じたりすることがそこでは通用しないことを感じさせてくれます。

海兵隊の世界、戦争の世界がそこにあって、自分たちが考えている、正義や権利や感情、理性、すべてがそこでは邪魔なものなんでしょう。

彼らの戦争の目的はまさに人を殺すことだけで、正義とか、何のために戦うなんてことはすべて無駄なものにされてしまう。そういう人間をつくってしまうところが軍隊なんでしょう。まさにジャーヘッドにされてしまうのでしょう。軍人に戦う理由は要らないわけです。

映像は客観的です。物語も、人が作ったという感じでなく、客観的です。戦争映画はこうあるべき的なお決まりの戦意高揚的なものも感傷的なものもなく、なんか変にわかり合っちゃう友情もないです。

人の内面まであえて掘り下げずに、みる人が感情移入できないようになっているような気もしました。みる人も客観的にみることができて、そこの世界が観ている側の社会とはまったくかけ離れた世界で、そこで行われていることには違和感を感じます。
そして、その世界を体験してしまった人が普通の社会に戻って、恋愛をして仕事をして子どもを抱いていても、その世界からは離れられなくなるというか、普通の社会に違和感を感じてしまうのかもしれません。

兵隊って、本当に部品のひとつなんでしょうね。




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