華語り

心に華を!!

今年はどんな年だったの?不意に聞かれて・・・

2008-12-24 22:24:11 | 日々の風景

クリスチャンでない私には無関係ではあるけれども、世間では今日はクリスマスイブ。
普段と変わらぬ静かな夜です。
先週の金曜日に夫が一足早いクリスマスケーキを買って帰ってきました。
5号ほどの大きさのケーキでしたが、それさえももて余してしまいました。
子供たちがいれば、あっという間になくなってしまうのですけれど。
三日連続で、がんばって食べました^^;

2008年もあと1週間。
この時期になると、私の頭の中を巡るのは、GLAYの"ホワイトロード"の一節。

  聖なる夜に口づけを 冬鳴りの果てに風の歌が聞こえる
  故郷の便りに心で手を合わせて 凍る窓辺の外は悲しき荒野
  今年はどんな年だったの? 不意に聴かれて言葉に詰まる時代だ・・・

雪が降っていたりしたら、ものすごく雰囲気は出るのですが・・・

年がら年中CDをかければ聞こえてくる歌ですが、ことにこの時期になると、この歌の言葉の重みを感じずにいられません。そして「今年はどんな年だった?」と自問自答してみるのです。

世間的には、暗いニュースばかりで、年の瀬を迎えて難儀している人もいると聞きます。
ですが、個人的には、まんざらでもなかった1年だったな、という気がします。
金銭面での負担はかなり増えてしまいましたが、次男が大学に合格したこと。
自分の書いた物が、小さな形になったこと。
バラという新しい子供たちが増えたこと。
自分の住んでいる場所で兼続の息吹きに触れることができたこと。
彼らの「生きた」場所に足を運ぶことができたこと・・・

並べてみると、どれもこれもささやかなことですが、そのささやかな喜びを持てる日常というのは、本当にありがたいことなのでしょう。
来年もまた、ささやかな喜びが持てる年になりますように。
自分だけでなく、周りの人、私につながるすべての人が、今年が、来年が、いい年だったと思えるような年でありますように。

さて、明日からも普通の日常。
イヴの妄想を解き放って・・・

MERRY CHRISTMAS!!



 

 


年内にしておきたかったこと

2008-12-19 16:47:25 | 造園日記2008

明日から月末まで、たぶん休みなし。昨日今日は嵐の前のなんとやらでお休みをいただきました。
午前中は作太郎のゼミに出席。
午後は年内にしておきたかったバラの鉢替えをしました。
大鉢のバラは、とりあえず今年はそのままにしておくとして、新苗で買ったジュリアとブルームーン、それに伽羅奢の3つの鉢替えを決行。
昨日は天気が悪かったですが、今日は気温は低いとはいえ朝からよく晴れていて、外仕事するにはまずまずのお天気でした。

古い鉢から苗を取り出し、根っこの土を落として新しい土を入れた鉢に入れ替える。
なんということのない作業です。
仕上げは剪定。ジュリアもブルームーンも7,80センチほど伸びていましたが、思い切ってバスッと強剪定しました。
鉢替えして、剪定してすっきりしたジュリアとブルームーンです。↓

伽羅奢はミニチュアですが、鉢から出したら、けっこう根っこが鉢全体に廻っていて、用意していたのより一回り大き目の鉢に急遽植え替えることに。つる性なので、オベリスク様に仕立てたポールにつるを巻きつけて完成。


ついに買ってしまいました

2008-12-17 23:23:19 | 日々の風景

木村徳衛の『直江兼続伝』が復刊されたというので、買おうかどうしようか迷っていました。
図書館で旧版を借りることはできるのですが、どうも印刷が不鮮明で、コピーにすると余計に見辛くなってしまう。復刊は願ってもないことしたが、お値段がやはりただものではなく・・・
例の、臨時収入が入ったので、生活費と化す前に、思い切って買ってしまいました。『直江城州公小伝』(今井清見 著)も一緒に。

よく見ると(ぱっと見ただけでわかりますが)表紙の絵、着物の色が違うだけで全く一緒です。出版社が同じなので、まあいいのかなあ・・・どの直江関連書籍にも掲げられている「愛」がないだけよしとしましょう。

『直江城州公小伝』はかつては非売品だったものだそうです。
非売品といえば米沢信用金庫叢書の『直江兼続』も出版されましたね。
「非売品」を持っているだけである種のステイタスを感じていましたが、その価値が半減してしまったようで、少々残念な気もしていました。が、自分が持っていない「非売品」はやはり広く一般にも手に入るようにして欲しいと思うもの。とてもわがままなことではありますが^^;
そういえば、『上杉景勝』(米沢信用金庫叢書)はまだ、一般に販売されていないんでしたっけ。

『篤姫』も終わり、『天地人』もスタートまで1ヶ月を切りました。
予告を見る限り、何て軟弱な兼続。あの兼続だと、直江状もいいように家康からつき返されそうだけど・・・

 

こちらはおまけ。
先月購入したGLAY JIROの本。
TERUさんも好きですが、実はJIROも大好きだったりします^^



半月ばかり早いのですが訳あって・・・

2008-12-15 22:21:28 | 日々の風景

年賀状もまだこれからだし、クリスマスもまだ先ですが、訳あっておせち料理を少々試しに作ってみました。

黒豆、なます、それに、べっこうと呼ばれる品を作りました。

煮豆は大好きなので、時々作りますが、黒豆は何となく特別な印象があって、あまり作りません。が、「お正月」ですから、やはり黒豆です。
黒豆を煮るとき、鮮やかな黒を出すのに、古釘を入れるといい、とありますが、どうも古釘を入れるのには抵抗があります。

そこで、私が使っているのはこれ↓

「鉄のかぼちゃ」です。
実はこれ、煮豆が大好きな母にもらったもの。
大きさは手のひらにすっぽり入ってしまうくらいの可愛らしいサイズですが、そうは言ってもさすがに鉄拵え。結構ずっしりと重量感があります。これを釘の代わりに入れて黒豆を煮ます。

なますは先日いただいた新鮮な大根があったので、ユズを入れて作ってみました。

「べっこう」というのは、たぶん北陸特有のお料理だと思います。
少なくとも信州にはありませんでした。
さとう醤油のおだしの中に溶き卵を入れて寒天で固めたもの。
「べっこう」「べろべろ」「えびす(えびし)」などと呼ばれるようですが、正式名称はなんなのでしょう。
こちらでは、冠婚葬祭に欠かせない一品でもあります。
私は結構好きなのですが、子供たちはあまり好きではなく、夫の実家でこれが出ると、私が一人で食べています。

こちらが出来上がった作品。
上から反時計回りに黒豆、べっこう、膾、たまたまいただいた数の子があったので、添えて見ました。
あと、隙間ができて何となく貧相なので、山茶花を摘んで色を添えてみました。

例年お正月は夫の実家で過ごしているので、お正月用のお菓子を手土産にもって行く程度で、おせち料理らしきものは作ったことがほとんどありません。気が向いたときにひと品二品作って行きはしますが、ここ何年かは、年末ギリギリまで仕事してるし、それを半ば言い訳にして義母に甘えている状態。年内に帰って家の手伝いもしたことがないし、全くもって悪いヨメです^^;
今年も31まで仕事なので、おせち料理を作ることはまずないでしょう。


時雨降る中

2008-12-05 23:22:49 | 日々の風景

昨晩は家を揺るがせて凄まじい風が吹いていました。
大鉢に植えてあるバラたちはいいとして、小さな鉢植えたちが風で倒れてはしないかと、風の音を聞きながら心配だったのですが、朝起きてみてみると皆無事でひとまず安心。

昨日までの穏やかなお天気は何処へやら、今日は一変して豪雨の一日。
その豪雨の中、今日は近代文学館へ、藤岡作太郎の日記の現物を見に行ってきました。
近代文学館は、旧制第四高等学校の建物を利用した博物館。
今年四月にリニューアルオープンして、名称も「石川四高記念文化交流館」という名称に変わっています。(が、「近代文学館」の名称の方が呼びなれているし呼びやすいので、ここでは「近代文学館」で通すことにします。)

実はここの中へ入るのは今回が初めて。近代文学は守備範囲ではなかったこともあって・・・
この建物は、中央公園の一角にあって、かつては加賀藩の藩校が置かれていたところということです。

こちらは建物の内部。長い廊下です。思わずダッシュしてみたくなります(笑)

さて、本題。

今回はゼミの一環で行ったわけで、個人で行って、現物を見せてもらえるのかは定かではありません。図書館なら、簡単な申請で、自由に閲覧できるのですけれど・・・
コピーでは読み取れないところが読めたり、現物見てもやはりわからなかった箇所もあったりしましたが、本物に触れるというのは背筋の伸びる思いがします。
ガラス越しではなく、実際に手にとって見ることができるというのはなんとありがたいことでしょう。100年あまり昔の息吹きが伝わってくるようで・・・

天気予報では明日は雪。先ほども霰らしきものが窓を叩いていました。
ノーマルタイヤの夫は、果たして明日、帰ってこれるのだろうか・・・



 

 


晩秋の味覚たち

2008-12-04 11:01:04 | 日々の風景

今年は柿の当たり年なのか、あちこちから柿をいただきました。
ある先からいただいたのが終わりそうになると、また別の先からいただいて、ここ1ヶ月あまりの間、柿に不自由することなく、満喫させていただきました。

柿というと、長野の実家にも、その昔、柿の木がありました。
比較的小粒の柿でしたが、成るときはたわわに実り、もぎたてをほおばると、硬さの中に甘みがあって、とてもおいしかったのを覚えています。
柿の木はもろいから登ってはダメと、父からよく言われたものでした。(柿の木の隣に樫の木があって、そこにはよく登って遊んでいましたので。)
家を建て替えるときに伐ってしまったので今はもうありません。

 

そして今日、実家から林檎が届きました。
スーパーには一年中林檎が並んでいますが、やはり時期のものが一番おいしいですね。そして贔屓目かもしれませんが、長野の林檎が一番おいしいと思います。
この時期なので、品種はフジ。
箱に「いいづな」とあったので、飯綱産の林檎のようです。
旧三水村(現飯綱町)あたりの林檎でしょうか。あのあたりの林檎は、気温が低いからでしょうか、身がしまっていて瑞々しくて、実に美味なんです。

切ってみると蜜がたっぷり。

しばらく堪能できそうです。

 

*追記*
「旧三水村」「飯綱町」を検索していたら、高校の同級生のブログを発見してしまいました^^ご活躍の様子、余所ながら嬉しく思いました。


あすか川 流れてはやき

2008-12-01 20:59:08 | 造園日記2008

ここのところ、週末になるとお天気が悪くなり、思うように庭仕事ができません。
私独りでできることであれば平日にいくらでもやるのですが、力仕事となるとどうしても夫君が頼り。

2週間前、バラを地植えするのに穴を掘ってもらいましたが、先週、また新たな子を連れてきたので、その子を植えるために新たなスペースが必要になりました。
土曜日、私は仕事でいなかったのですが、再び穴掘りに精を出してくれたようです。

1週間、裸苗の状態だったピエール君。昨日、植えてあげよう、と思ったら、朝から雨。しばらく空とにらめっこをしていました。
午前中、一時雨が上がってお日様も出てきたので、これは大丈夫かも、と思っていたら、見る間に空はかき曇り・・・。

午前中はやり過ごし、午後、小降りになったところを見計らって作業開始。
苦労して掘ったであろう穴はあっという間に埋め戻され・・・

まだ少々植え替え時期には早かったかもしれませんが、ピエール君の隣には、去年新苗で買った新雪君を植えました。これは、つるバラなのですが、名前の通り真っ白い大輪の花をつける、らしいです。今年もいくつか蕾をつけましたが、苗のためにことごとく摘んでしまったので、花は見ていません。

↑写真に撮ったらよくわからなくなりましたが、地植えしたピエール・ドゥ・ロンサール。

 

こちらは先日作った寄せ植え。葉牡丹を真ん中に、キンギョソウ、プリムラ・ジュリアンを寄せてみました。
雪が解ける頃、新たな仲間が土の中から顔をのぞかせるはず・・・

今日は昨日とは打って変わって朝から青空が広がりました。
昨日の後始末をし、フェンスに絡みついた夕顔のつるを取ったり、枯れ始めたバジルの始末をしたり・・・
土曜の夜中にものすごい音を立てて吹いていた風は、野分の後のように木の葉の吹き溜まりを作っていってくれたので、それらも片付けたり・・・

その後、夫のお母さんから受注されていた年賀状を印刷しました。
どうもプリンターの調子が悪くて、インクはたっぷりあるはずなのに、きれいに色が出ない。もういい加減寿命なのだと思いますが、何回かヘッドクリーニングして、何とか印刷完了しました。
私たちのはこれからなので、騙し騙しやるしかないかもしれません。

今日から師走。
あっという間に今年も暮れようとしています。

 

  昨日といひけふとくらしてあすか川流れてはやき月日なりけり
            (『古今和歌集』はるみちのつらき)