朝顔がバッタにやられています。
葉っぱが虫食い状態で、いやだなあと思っていたのですが、ついに花までやられてしまいました。
ニームとか撒いて予防していたんですが、あまり効き目がなかったみたいです。
春に苗で植えておいた夕顔が咲きました。
日が傾きかけるころ、まだ昼間の暑さの余韻が残っている中、ぼっと白い顔を浮かばせている・・・そんな趣きの花です。
『源氏物語』の中で、「五条わたり」に住む女性の登場する巻を「夕顔」と名づけ、かの女人を「夕顔」と呼ぶわけが、この花を見ることで、妙に納得してしまいました。
夕顔の君は、どこかとらえどころのない女性です。
源氏を始めとする男性の意のままになっているようでいて実は自分の意志で動いているようでもあり・・・
最期は物の怪に取り付かれて儚くなってしまいます。
「夕顔の巻」は、舞台が「五条」という、庶民の住む界隈であること、また物の怪が登場してくるところなど、『源氏』のほかの巻きに比べて、少々趣きを異にする巻でもあります。
白という色は、明るい光の中では、何処までもさわやかな印象を受けますが、夕闇の迫る頃、あるいは闇の中ではひどく妖しげな光を放ちます。
夕顔の花はまさにそんな感じで、この花を見ていると、妙に夕顔の君に思いを馳せてしまいます。
秋来ぬと目にはさやかに見えねども風のおとにぞおどろかれぬる
古今集「秋歌」の最初を飾る、藤原敏行の立秋の歌。
立秋だからといって、昨日までの「夏」の暑さが去っていくわけではない。
相変わらず暑い日が続いているわけだが、その暑さの中で、ふと、風の音に昨日までの「夏」の風とはどこか違う音を聴く・・・。季節の移ろいを風の音に感じる、そんな感性が私は好きです。
今日は立秋。あいかわらずの暑さが続いています。
とはいえ、窓を開けていると心地よい風が時折カーテンを揺らします。
毎日暑い日が続いています。
我が家の朝顔も、2,3日前からちらほらと咲き始めました。
昨年植えた朝顔の種をまいたもの。
画像では白く見えますが、うっすらとピンクがかっています。
去年は2種類の朝顔を苗から植えて、種も2種類のものをとっておいたはずなのですが、咲いているのはこちらの朝顔だけ。これからもう一種類のほうも咲くのかどうか・・・
ようやく梅雨も開け、本格的な夏が到来しました。なんとか8月の声を聞く前に梅雨明けしてくれて、ほっとしました。
庭の草花たちにとって水はもちろん大事なのですが、湿ったお天気続きでどことなく元気がなかった彼らが、夏の太陽を浴びた途端、心なしかしゅんと背筋が立ちあがったような感じが見受けられます。
今日から8月。「八月朔日」で思い出したのですが、ひとつ問題を。
「八朔先生」と呼ばれていた歌人がいましたが、誰でしょうか。
「八朔」を漢数字に置き換えると、すぐわかると思います。