道路はすっかり凍ってしまっていて、スケートリンクのよう。
実家の長野の冬はいつもこんな感じだった。晴れているので、洗濯物を外に干しておくとパリパリになってしまったり…
北陸でこうも冷え込むのは少々めずらしかもしれない。
急いで車まで行こうとするが、道路はスケートリンク状態なので、そうも急いでは行けず、たどり着いてドアを開けると、ドアも凍りついていて、ミシミシ音を立てる。
エンジンかけて、窓ガラスの雪を落としながらふと空を見上げると、天空にはオリオンがひときわ鮮明に輝いていた。
空気が澄んでいるのだろう、それはそれは清冽な輝きで、しばし(本当にしばし)寒さも忘れて見とれていた。
寒さという負の状況であっても、時として自然はそれを補うに十分な見返りを与えてくれる。