華語り

心に華を!!

五色温泉(05年秋北海道 その5)

2005-10-30 10:05:00 | 道々之記 北海道編

アップが遅くなりましたが、「05年秋北海道」シリーズの最終回です(笑)。

ニセコの山にある、五色温泉近辺の紅葉です。
今頃はもう終わりかけているのでしょうが、今月上旬に行った時には、始まったばかりの紅葉が山の斜面を彩っていました。

 

 


美笛の滝(05年秋北海道 その4)

2005-10-21 11:03:50 | 道々之記 北海道編

支笏湖から美笛峠に向かうR276に「美笛の滝」という標識を発見。
ちょっと行ってみよう、ということになって脇の林道(舗装されていません)を入っていく。少しいくと、駐車場があって、何台か車が止まっていた。

・・・と、滝へ向かうと思しき道にはビニールのテープが張られ、「途中橋も流されており、危険なので通行できません」の文字が。
行かれないのかなあ、と思っていると、地元の釣り客と思しきおじさんたちが数名いて、
「大丈夫。行かれるよ。今も5,6人行ってるよ。」
とのこと。
おじさんたちの言葉を半信半疑で、とりあえず行ってみることに。

入り口から少し行くと沢が流れていて、そこを渡らなくてはいけない。どうやらそこが、「橋が流されていて・・・」と説明されていた場所らしい。
・・・が、橋はちゃんとあった。

↓橋から撮った沢の様子。

前日の雨で地面がところどころぬかるんでいる上に、その日、私はヒールのあるミュールを履いていたのであった。
足元はかなり悪かったが、土砂降り+雷の鳴る中、与板城に登ったあの日のことを思えば何のそのである。
その日の天気は快晴だったのだから。

滝が近づくにつれ、勾配もきつくなって、笑顔が消えかかっていた。
30分ほど歩いただろうか。
目の前に一筋の白い垂水が・・・
決してダイナミックではない、どちらかというとささやかな感じの滝であった。
水音がなんともゆかしく、音を聞いているだけで、心が洗われるようであった。
流れあえぬ落ち葉が、しがらみを作っている様子なども、又風情である。


咲くまで待とう ホトトギス

2005-10-18 10:33:56 | 造園日記2005年

不如帰、子規、時鳥、杜鵑、夏告鳥、蜀魂・・・・・・

これ、すべて鳥の「ホトトギス」を表す漢字です。花の「ホトトギス」がこの名前で呼ばれるようになったのは、花の斑点が、鳥のホトトギスの胸の模様に似ているからなのだそうです。

初夏から夏にかけて、高原に行くとホトトギスの声をよく耳にしますが、姿はあまり見たことがありません。図鑑で見ると、なるほど花の模様が、鳥のホトトギスの胸の模様に良く似ています。

鳥のホトトギスは、夏の風物詩として、古歌にもたくさん詠まれています。夏の訪れを告げる使者として、いにしえ人たちは、その声を愛でたようです。
秋風が吹くころ、森陰に揺れる「声なきホトトギス」もまた、いにしえの人々は愛したのでしょう。

写真は、先月、園芸店で見つけて購入して、庭に植えておいたホトトギス。
園芸雑誌などを見ると、買う時のポイントとして「蕾が確認できること」を挙げていました。
実はこのホトトギス、購入当初は蕾がひとつもついていなかったのです。

ホトトギスには、いろいろな品種がありますが、これは「松風ホトトギス」という品種。
『源氏物語』にも「松風巻」というのがありますが、「松風」というとなんといっても、前田慶次の愛馬の名前。その名前ゆかしさに、園芸雑誌の「教え」を無視して購入してしまった次第です(^_^;)。咲くまで待った甲斐がありました。

 


オコタンベ湖(05年秋北海道 その3)

2005-10-17 09:51:49 | 道々之記 北海道編

支笏湖の西には恵庭岳という山がありますが、その山すそをグルっと巡って恵庭岳の西側にこの湖があります。恵庭岳火山の噴出物が沢をせきとめて形成された湖だそうで、支笏湖より300m以上高所にあり、湖の水はオコタンペ川となって支笏湖に注いでいるそうです。

湖に近づくことはできません(登山道のような道があるのかもしれませんが、わかりません)。高台の道路沿いの展望台から、木々の間を縫うようにして湖を眺めることができます。

日によっては、湖水の色がエメラルドグリーンに見えるときもあるのだとか。
この日は写真のようなさわやかなブルーでした。まだ若干紅葉の時期には早かったのですが、山が赤や黄色に染まるころには、又違った美しさを見せてくれるのでしょう。朝の張り詰めた空気の中、なんとも神秘的な雰囲気の湖でした。

 


苔の洞門(05年秋北海道 その2)

2005-10-16 22:01:53 | 道々之記 北海道編

支笏湖畔にある苔の洞門というスポット。

冬に支笏湖に来た時、「苔の洞門」の標識は見えたのですが、「閉鎖中」とあって行くことができず、なんとなく引っかかっていた場所でありました。

支笏湖畔道路にある駐車場から徒歩約15分。
行く時はあまり気付かなかったのですが、苔の洞門までの道は緩やかな上り坂。
砂浜のようなさらさらした砂地で、あるきにくいところもありましたが、うっそうと茂る木々に囲まれ、気持ちのよい森林浴が楽しめました。

写真は展望台から入り口を写したところ。
何年か前までは中まで入って見学ができたらしいですが、岩の崩落があったりして危険なので、今は展望台から入り口が眺められるだけ。残念ながら奥までは進めないのでした。

学問的なことはわかりませんが、珍しいコケ類が生息しているらしい。ひんやりとした空気が、人を寄せ付けない、大自然の息吹きの一端を感じさせてくれるようです。


いとう温泉(05年秋北海道 その1)

2005-10-15 10:02:59 | 道々之記 北海道編

10月の3連休、再び北海道へ。本州より一足早い紅葉を期待して・・・

支笏湖畔の「いとう温泉」というところに1泊しました。
支笏湖には、湖の東側に支笏湖温泉がありますが、いとう温泉は、それとは反対側の湖畔、湖の北側にたたずむ一軒宿の温泉。同じ北側をもう少し奥に行くと、丸駒温泉という、こちらはガイドブックなどによく載っている比較的メジャーな一軒宿の温泉もあります。

土曜日の夕刻、小樽を発って支笏湖に向かいましたが、あいにくの雨。夕闇の中、車を走らせたので、外の景色は見るべくもありませんでした。
翌日は晴れ、という天気予報似期待を寄せて・・・

そして・・・

一夜明けると、見事な晴天。

部屋の目の前が湖で、湖面から昇ってくる朝日を正面に拝むことができました。(上の写真)
眼が痛くなるほど、強烈な日の光でした。

で、温泉。
ここの温泉のウリは、湖面に面した露天風呂。

露天風呂は旅館の建物から少し離れていて、若干不便な感も否めませんが、中に入ってみると、そんな不便な感じなど、吹き飛んでしまいました。

事前にネットで検索して、この温泉に行ったことのある人の評価のコメントをいくつか読んでいたのですが、絶賛するコメントが多い中、露天風呂に葉っぱなどが浮いていて不潔な感じだった、というような評価がありました。

確かに葉っぱが浮かんでいたりしましたが、多少の虫が浮いていたり葉っぱが浮かんでいたりするのは、露天風呂なら仕方がないのでは?むしろそういう部分があってこそ、露天風呂の醍醐味といえるのではないでしょうか。そういう潔癖さんは、露天風呂など利用することはないですね(笑)。

中は中央で仕切られていて、夜と朝とで男女の浴室が入れ替わります。湖面側と山側に分けられていて、山側の方からも湖が眺められるようになっています。
色々な温泉で露天風呂に入ってきましたが、これぞまさに「露天風呂!」という野趣あふれる温泉でした。 

↑湖側の湯船。白く霞んでいますが、岩の向こうはすぐ湖。

 

【追記】
こちらの旅館、部屋にテレビはついているのですが、日テレだったかTBSだったか、1局しか入らない。で、日曜の朝、毎週楽しみにしている「響鬼」が見られませんでした(泣)。トドロキ君の恋の行方はいったい・・・(^^;) 

 

いとう温泉公式サイト


初雪かづら

2005-10-07 09:51:56 | 造園日記2005年

夏ごろから花屋さんでよく見かけていた初雪かづら。
その名の通り、うっすらと雪をかぶったような斑入りの葉と、ピンクを帯びた新芽がなんとも「かなし」くて(「かなし」は古語のニュアンスね)、ついに買ってしまいました。
土に植えたばかりで、まだどことなくたよりない感じ。根付いてくれることを祈るばかりです。


小樽~2005年正月~

2005-10-04 11:10:52 | 道々之記 北海道編

 

2005年も海を渡って新年を迎えました。(2005年1月撮影)

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すっかり凍りついている、小樽運河。

 

小樽の町並みです。
踏み固められた道路の雪。軒に下がる氷柱。どこまでも白い世界・・・

 

小樽市内の水天宮という神社に初詣に行きました。
海を見下ろす高台にある神社です。
「今年はどんな年だった? 不意に聞かれて 言葉に詰まる時代だ」・・・GLAYの「ホワイトロード」の詞にあるが如くの時代だけれど、今年は良い年でありますように。

 

帰る日、フェリーから小樽港を写したもの。
深深と降る雪に風景はすっぽりと覆われて・・・

 

今年も間もなく、こんな風景になるのかなあ・・・ふう・・・・・・

 


ほんのりと・・・

2005-10-01 12:26:09 | 造園日記2005年

「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったもので、本当にお彼岸あたりからめっきり秋の気配が漂いはじめて来ました。

庭の藤袴がほんのりと色づき始めました。
高さは1.5mくらいにまで成長しています。
去年もそうでしたが、蕾がついても開きそうでなかなか開かない。
薄紫の霞がかったような花が見られるのも、あと少しです。

今日から10月・・・