華語り

心に華を!!

師走朔日に

2009-12-01 18:30:17 | 造園日記2009

微熱も下がって、少しは楽になりました。ご心配いただきありがとうございました。

今年も最後の一ヶ月に突入です。
今日は仕事がお休みだったので、午前中は図書館に行ってきました。本当は玉川図書館で諸氏系譜を見たかったのですが、あいにく休館日で、県立図書館へ行って、別の資料を見ながら調べもの。ひとしきり調べものも終わって、本棚を眺めていたら、『上杉氏分限帳』という本を発見。矢田先生らの編集で、「文禄3年定納員数目録」などを翻刻したもの。ほしいなあ、と思い、お値段を見たら12000円也。0がひとつ少なければ、間違いなく買ってしまうんですが・・・。しばし手に取り、おなじみの人々が並んでいる文字を眺め入っていました。

午後はしばらくしていなかった庭弄り。
先日遊さんからいただいた種と球根を植えました。
珍しい種&球根なので、きちんと発芽して、育ってくれるといいのですが・・・

玄関先のガウラ、花がすっかり終わっているので根元から短く切りました。
このガウラ、赤ピエールの背後から顔をのぞかせる形で茂っていたので、ばっさり切ってしまったら、ピエールさんがちょっとさびしくなりました。
ガウラと同じスペースに植えているクリスマスローズ、夏の間は木陰の下に隠れていましたが、ずいぶん葉を大きくしていました。

馬酔木は夏に虫にやられて(グンバイムシ?)花芽がでていません。来春は花が望めそうにないのが残念。

ギボウシも、地上部が枯れてきたので、これらも根元からばっさり。
とにかくみんな、今年も楽しませてもらいました。来年もよろしくね。

今頃になって咲き始めたマーガレットメリルですが、寒いせいか、なかなか満開になりません。7,8分開きくらいの今が一番きれいな状態で、きれいな状態が長く続くのは嬉しい。でも、どことなく寂しいので、切ってウインターコスモスと一緒に活けてみました。

こちらは本日の収穫。プランターで育てていたミニチンゲンサイです。

 


2009-11-05 22:34:32 | 造園日記2009

先週末の寒さで凍えていた「禅」を切って花瓶に挿しています。
今日あたり、ちょうどよい感じに開いてきました。
ジュリアの花色に似ていますが、もうちょっと渋みのある感じでしょうか。
写真だと、紫がかったえび茶色の微妙な色合いが上手く出ません。

こちらはミニバラのスイート・チャリオット。
こんな房が株いっぱいにつくと見事でしょうが、3つ4つ、2つ3つなど、「雁の連ねたるやう」にしか咲いていないのは少々物寂しいのですが・・・
花の色は咲き進むにしたがって色が薄くなっていきます。春よりも咲き始めの色は濃いような気がします。

 

 


名無しさん

2009-10-28 22:24:39 | 造園日記2009
昨年近所のフラワーショップで購入した名無しのバラ、名前がようやく判明しました。
先日そのショップに行ったら、見たことのあるバラが咲いていました。
あれはもしや・・・
そう。名無しさんと同じバラでした。名札がちゃんとついていて、
 「キルシュ・カバー」
とありました。
デンマークのポールセン社のバラとのこと。
どうりでD.オースチンやデルバール、ギヨーなど探してもないわけです。
名前がわかってすっきり。ですが、しばらく「もと名無し」の通称で呼んでしまいそうです。

秋の種々

2009-10-17 21:01:50 | 造園日記2009

朝晩ずいぶん冷え込んできました。昼間はそうでもないので、昼間の暖かさが続いているかのような気がして、仕事が終わって外に出たときなど、思わず身震いしてしまいます。

今年は夏がとても短かった。秋の冷え込みも、いつもの年より少し早いような気がします。近所の児童公園の木々も、少しずつ色づき始めました。

夏の間、天気がよくなかったせいなのか、今年は花たちも生長が今ひとつという感じです。ですが、我が家の小さな庭にも、秋の花たちが、ささやかに息づき始めました。

 

植えてから4,5年になるホトトギス。時には虫にかじられたこともありましたが、今年も花をつけました。

 

ウドンコ病になっても負けずに花を咲かせてくれた秋明菊。白花も少し送れて咲き始めています。

 

これは花ではありませんが…。

 

地植えして3年目にしてようやく実をつけてくれた紫式部。
枝がたわわになっていますが、もう少しコンパクトに仕立てたい。下手に剪定すると、また実がならなくなりそうだし・・・

 

今年2年目の新雪。昨年新苗で買ったものですが、地植えにしたらすくすくと伸びる伸びる(笑)。我が家でもっとも生長著しい子です。
1階の高さを越えてしまっているので、これは2階から写しました。


緑のカーテン

2009-09-07 22:45:22 | 造園日記2009

金沢に来た当初、市立図書館の窓辺が夏になると一面に朝顔で覆われて、それはそれは見事な景観で、うちの窓辺もあんなふうに飾りたいとずっと思っていました。
近年は地球温暖化対策の一環という意味合いもあり、今ではとてもポピュラーになって、あちこちで見かける「緑のカーテン」。「趣味園」でも、今年はいろいろな緑のカーテンを取り上げていました。


我が家も緑のカーテン作ろう!と一念発起し、今年は早々に朝顔の種を蒔きました。ところが根ぐされしてしまったのか、いっこうに芽が出てこない。西日の当たる家の西側に緑のカーテンを作ろうと思っていましたが、肝心の朝顔が発芽してくれないので、今年はあきらめていました。
そうこうしているうちに、家の西側には、バラやらクレマチスやらを植えてしまったおかげで、朝顔を植えるべきスペースも無くなってしまったのでした。

 

夏が終わって西側のトレリスは・・・
つるバラの新雪やピエール・ド・ロンサール、クレマチス、羽衣ジャスミンなどがトレリスを覆い、すっかり緑のカーテンと化してしまっています。
(建てたばかりのころのトレリスの様子はこちら

 

2年目のウコギ君は生育旺盛で、昨年作った垣根も、ようやく垣根らしくなりました。


来年の楽しみのために

2009-08-31 12:04:09 | 造園日記2009

9月になってから蒔こうと思っていた草花の種ですが、8月も終わりだし、少々早いかもしれませんが、秋蒔きの種を植えました。

ジキタリスとルピナス、これらは来春のバラたちとの共演を夢見て。

ハーブのワームウッド、チャイブを虫除けや黒点病の予防のために。(何処まで効果があるのかわかりませんが)

それからニラの種も。ニラはトマトやナスなど、連作障害を起しやすい野菜とともに植えると、障害が出にくくなるとか。夏野菜としてナスやトマトははずせないので、コンパニオンプランツとして使ってみようかな、と。

8月中に蒔いたパンジーは、小さな双葉を出しました。

「種!」と主張している種ももちろんありますが、砂のようにさらさらしていて、土に蒔いてしまうと何処に行ってしまったのかわからなくなるような種もあります。それでも芽が出て一人前に成長するのですから不思議です。あの小さな小さな粒の一つ一つの中に正確にプログラミングされた命が宿っているのです。

 

昨日は、小松のY園芸さんで、バラの夏剪定の講座があったので、夫と出かけてきました。
実際の鉢植えで実演しながら説明してくださったので、やり方がよくわかりました。
前回の講座でも話に出ましたが、ベーサルシュートの処理の仕方など、本には載っていないような話も聞けて、まさに百聞は一見にしかず、といったところです。
9月の5日から8日くらいに夏剪定をするということで、見聞きしたことを忘れないうちに家で実践できる、タイムリーでありがたい企画でした。

ブルー・フォー・ユーが欲しかったのですが、養成中ということで、もう少し大きくしてからの販売になるとかで、今回は譲っていただけませんでした。
代わり、というわけではありませんが、「禅」というバラを購入。
涼や伽羅奢を作出した河合伸志さんの作ったバラです。河合さんのバラは、日本の古典的な風雅にあふれたものが多く、素敵なバラがたくさんあります。「禅」もその一つで、ひそかに欲しかったバラの一つ。花色は、写真で見る限り、ジュリアのような渋い茶系の色。咲き進むと紫がかってもくるのだそうで、花が咲くのが楽しみです。

 

先月ネットで購入した仙人草が白い花を咲かせました。
日本に自生するクレマチスの仲間らしいのですが、自生するものには出会ったことはありません。知らないで通り過ぎてしまっているのかもしれませんが。