華語り

心に華を!!

空芯菜

2007-07-29 18:28:22 | 日々の風景
少々仕事が忙しくなってきて、パソコンを立ち上げる気力もなく、ご無沙汰の更新です。(これも携帯からの更新ですが)

今年も空芯菜の種をいただき、春に植えておいたところ、いい感じで大きなってきました。本日初収穫です。
それほど量もないので、エリンギといっしょに炒めてみました。

切り戻し

2007-07-15 10:13:31 | 造園日記2007年

 

勢力の大きな台風が太平洋側を移動中のようですが、進路に沿った地域にお住まいの方々、大丈夫でしょうか?こちらは多少風はありますが、雨も降っておらず、比較的穏やかです。このまま梅雨前線も吹き飛ばしてくれるといいのですが。 切り戻したペチュニアを花器にさしてみました。


紫陽花寺

2007-07-06 11:09:21 | 花だより

一昨日、金沢市郊外にある本興寺というお寺へ、紫陽花を見に行ってきました。

 

数日前の朝刊に見事な紫陽花の写真とともにこのお寺の事が載っていて、これは見に行くしかない、と思い立ち、一昨日車を飛ばしていってきました。

 

場所は森本インターから2,3分のところ。山側環状ができたおかげで、家から約15分で着いてしまいました。

 

お寺は山あいの開けた集落の中にありました。ナビで近くまでは案内してくれましたが、詳細な場所まで案内してくれず、彷徨わなくてはならないかと思っていたところ、右手の山肌一面に紫陽花の花が色とりどりに咲いていて、一目でそことわかりました。

ただ、田んぼのあぜ道は走っているものの、車の通れる道が限られていて、お寺の場所は見えるのですが、ぐるりと回って行かなければなりませんでした。

数台駐車できるスペースがあっていってみると、曇りがちな今にも降ってきそうな天候にかかわらず、すでに4,5台の車が止まっていました。

遠目にもそれと一目でわかりましたが、駐車場に車を止めてお寺の方を見ると、それはそれは見事な紫陽花の群生。

町内の方が10年ほど前から世話をし現在のように紫陽花でいっぱいのお寺になったということですが、「息を呑む」とはまさにこういうことをいうのかという光景でした。

住職さんも外に出ていらしていて、こうして見に来てもらえるのが一番嬉しい、とおっしゃっていました。

 

本興寺は、1293年に開創された日蓮宗のお寺。もともと真言宗のお寺だったところ、日像聖人(日蓮の孫弟子)が当時の住職と法論の末、日像が法論に勝利したため日蓮宗に改宗したとのこと。藩制期には羽咋の妙成寺と拮抗する日蓮宗寺院だったようです。
金沢市指定文化財になっている古文書の類も多く所蔵されているようで、私的にはそちらのほうに興味が魅かれます。

本堂には室町中期に作られたといわれる日蓮上人の木像が安置されていて、胎内の厨子の中には釈迦、日蓮、日朗、日像の聖骨が奉蔵された大変珍しいつくりのものだとか。

また、本堂の片隅に安置された観音像は、近江の何とかというお寺の観音像(国宝らしいですが、お寺の名前を失念しました)の模写で、故あって譲り受けたものを置いているんだそうですが、その仏様、そこに安置するようになって背が少し伸びたり、唇に少しずつ紅がさしてきたりしている、などという不思議なお話も住職から伺いました。もともと、商店のようなところに往来に向けて安置されていたので、道行く人々が拝んだりしていた経緯があったそう。そのために魂が入っているのだ、と。そういわれてみると、もともと神々しい観音様がますます有難い感じがしてくるので不思議です。

 

梅雨のひと時、優しい色の紫陽花に囲まれて、少しだけにぎわう山間の寺院。

時期が過ぎれば又静かなたたずまいのお寺に戻るのでしょう。

「花は立派です。人は誰かに認められようとするけれど、花は人が見てくれようが見てくれまいが、きれいな花をつけるのですから。」
とおっしゃっていた住職の言葉が印象的でした。

 

 


雨の合間

2007-07-03 16:04:44 | 花だより

    

本格的な梅雨の季節になりました。毎日湿ったお天気が続いてますが、今日は午前中雨もあがっていたので、歴博で行われている「加賀の刀剣」展を見に行ってきました。赤羽刀を中心とした加賀の刀工による刀剣の企画展です。赤羽刀とは、戦後GHQによって接収された(GHQによる刀狩ですね)刀剣のこと。東京・赤羽の米軍の兵器補給廠(しょう)に集められたことから「赤羽刀」の称があります。

 

刀剣は単なる武器ではなく、美術品としての価値の高いものとして、その返還に尽力したのが石川出身の浦茂という人で、返還に関わることを綴った日記も展示されていました。

 

 私は刀の良し悪しはわかりませんが、加州住兼若の刀が結構好みです。波を打ったような刃文が、どこか春霞を思わせるところがあります。今回も兼若、いくつかありました。

 

 一通り見たあと、隣接する本多蔵品館へ。平日の午前中のせいか、館内は私一人。一階はざっと見て二階に上がる。二階の展示スペースには、初代政重の遺品が展示されています。これらを眺めるのがまた至福の時(^^;) 直江兼続の養子だったころ、米沢でつかった(実際にそれを来て戦に出たことはなかっでしょうが)甲冑などもあって、妄想は膨らみます(^^) 蔵品館の外には紫陽花が今は盛りと咲いていました。 写真は歴博と本多蔵品館のある、本多の森公園の芝生の広場とそこに咲いていた紫陽花。